表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

32/47

32 登場人物と視点変更

 そろそろ熱がつきかけて来たたらこです(もう?


 とりあえず何か毎日書こうとおもいつつ、今日は書かなくても良いかなという気持ちがすでに頭をもたげつつあります。

 このままでは何も書けずにまた休止してしまう。

 そうならないためにもとりあえず何かしら書こうと思います。


 今回は、あれだ。

 キャラクターのお話。


 たらこは小説を書く時に、特に設定を考えずに勢いで書き始めることがあります。

 てか、今までに書いた小説のほとんどがそんな感じで、綿密に計画を練って書き始めるのは稀なのです。


 活動休止中にプロットを沢山書いて思ったんですけど、やっぱり段取りって大切ですよね。

 その段取りをさぼって新しく小説を書き始めても、どこかで詰まって筆が進まなくなってしまいます。


 今回は勢いに任せて書き始めたことで、キャラクター関連で困ってしまったお話をしようと思います。


 キャラクターを特に考えもなく追加していくと、後で「このキャラクターどうしよう」って悩むことがあるのです。

 登場させたはいいけど、これと言って役割がなく、でも登場人物として存在はしていて、ストーリーの中で扱いに困るというか。


 以前に書いていた小説でも似たようなことがあり、どうしようかなぁって頭を悩ませていたことを思い出しました。

 なろうに投稿を始める前に書いていた小説のことです。

 あの頃から全く成長していない(しろめ


 やはり小説を書き始める前にプロットをしっかり練って、キャラクターの必要性を確認すべきだと感じました。

 不用意にキャラクターを追加すると、物語をどう〆るか頭を悩ませる羽目になるのです。


 キャラクターには役割があって、物語のなかでどんな影響を及ぼすのか、きちんと考えなくてはいけません。

 役割がないままキャラクターがストーリーの中を漂っていると、書いている自分自身が「あれ、このキャラは最後にどうなるんだろう?」ってモヤモヤしてしまうのです。


 チェーホフの銃という言葉があって(前にも話した気がする)物語に銃を登場させたら、その銃を物語の中で用いなければならない。みたいなテクニックルールがあるのです。

 登場人物も同じで、登場させたらちゃんと物語の中で最後にどうなったのか書かないと、読んでいる人はモヤっとするのかもしれません。


 てか上にも書きましたけど、自分でモヤモヤしてしまう苦笑


 キャラクターを動かすのって想像以上に難しくて、なかなか思い通りにならないこともあります。

 にっちもさっちもいかなくなって、どうすればいいんだろうって悩んだのは、一度や二度ではありません。


 当たり障りのない形でも、ちゃんとエンディングでキャラクターの結末を書いた方がいいのかなぁと、なんとなく思ったり。思わなかったり(おい

 でも必ず書く必要があるんだろうかと、疑問に思ったり。

 堂々巡りなのです。


 しかしながら、キャラクターのたどるべき結末を考えていると、物語の展開が変わったりするのです。

 このキャラクターはここで退場って決めると、そのシーンで初めて退場するキャラクターに見せ場が生まれたりとか。

 影の薄かったキャラクターが、実は悪いことをたくらんでいて……なんて、展開が膨らんでいくことも。


 実際、とあるキャラクターが予定外の結末を迎えることで、物語の方向性が大きく変わり、結末への道筋が開けたこともありました。

 やっぱりキャラクターの結末をしっかり考えるのって大事だなぁって実感したのです。


 キャラクターの死=キャラクターの結末とは限らないのですが、エンディングを迎えた時にみんなで集まって大団円ってならない限りは、どこへ行ったのかなぁって思っちゃうこともあるので、やっぱり結末を考えているとキャラクターの死に行きついてしまいがちです。

 ちょっぴり可哀そうだなぁって思いつつ、涙を呑んでお亡くなりになってもらうことを決断するなど、しょんぼりした気持ちでプロットを変更することもあります。


 やっぱり不用意に登場人物を増やすよりも、プロットの段階でキャラクターの必要性の有無を確認した方が、心穏やかに物語を書くことができるような気がするのです。


 あとはねぇ。

 たらこはキャラクターを好きになりすぎるあまりに、主人公以外のキャラクターが活躍するシーンを書きすぎる癖があるのです。

 あやういですねぇ。


 主人公以外のキャラクターが物語を乗っ取ってしまうというのは、初心者にありがちなミスかと思います。

 これ一度やっちゃうと、めちゃめちゃハマって中々抜け出せなくなるんですよねぇ。

 あと、無駄に視点変更が増える。


 以前に友人から視点変更が多すぎるよと、未発表の作品を読んでもらって指摘されたことがあります。

 今思うと確かになぁと、ぐぅのねも出ない意見でした。


 登場人物のそれぞれに視点があって、それぞれに人生があって、それぞれに……なんて書いていたら文字数がいくらあっても足りません。

 おまけに誰が主人公なのかさっぱり分からなくなってしまい、どの視点で物語を見ればいいのか分からなくなってしまう。


 これは持論なのですが、主人公っていわばカメラなんですよ。

 読者は主人公の視点を通して物語を見ているわけで。


 カメラがあちこち切り替わったら、見ていて疲れると思うのです。

 でも書いている時は全くそんな疲れなど感じないという笑


 頭では分かっていても、なかなか思い通りにはいきません。

 ついつい登場人物を増やし過ぎて、視点をあちこち切り替えまくってしまう。


 ですが、視点を一つにして全く動かさないのも、それはそれで分かりにくい。

 どれくらいのペースで視点を切り替えていけばいいのか、いい塩梅というのがまだよくわかりません。


 これは今後の課題になりそうだなぁ。


 といったところで本日はこのへんで。

 いつもお付き合いいただき、ありがとうございます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] わかりみが深い(;^_^A
[一言] 〉主人公以外のキャラクターが活躍するシーンを書きすぎる癖があるのです。   漫画だけど、赤塚不二夫が同様でいつの間にか脇役が主人公になってしまう作品がチラホラあったそうです。例として『天…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ