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29 活動をやめたくなった時の処方箋

 みなさんこんばんは。

 水産加工食品のたらこですよ。


 しばらく活動を休止して、ひょっこり戻ってきたはいいですが、なかなかエンジンがかかりません。

 そんなやきもきした状況が続いていますけど、たらこは元気です。


 こうして生存報告代わりに連載エッセイを更新するのです(目指せ100話


 さて、活動を休止していたたらこですが、活動を再開するにはどうしたらいいのか、自分なりに考えをまとめたので報告してみようかと思います。

 みなさまゆるりとお話を聞いて行って下さいね。



 ◇



 活動を休止中、何もしてませんでした。

 本当に何もしてませんでした。


 なのでどうしたら再開できるかとか見当もつかず、ただ日常生活を送っていたたらこです。

 ですが何もしていないことで確実に積み上がっていったものがあります。


 それは何も書かないことでたまっていくフラストレーション。

 たらこの中に表現したいのに、表現できない心の叫びみたいなものが確実に蓄積していったのです。

 物語を書きたいという気持ちや、書きたいと思っているストーリーやキャラクターが、形にならないでモヤモヤと心の中を漂っている状態。

 これがどんどんたまっていくわけです。


 そこでたらこは考えました。

 この感情を言葉にしてみようと。


 文章にしたためずに溜まっていく感情を文章化する。

 すると少しずつ気持ちが整理されていくような気がしました。


 いわゆるデトックスってやつですね。


 心の中にただようモヤモヤした創作意欲を文章化すると、少しずつ活動再開の気持ちが上向いて行くのを感じました。

 このエッセイ自体もリハビリの一環として書いています。


 やはり書くというのは大事。

 作品を投稿しても、しなくても、文章化することで心にたまったモヤモヤが解消されていくのを感じます。

 活動を休止している人で、どうにかして活動を再開したいと思っている方がいたら、マジでおススメの方法ですよ。


 どのように書けばいいか分からない人向けに、たらこなりの書き方を記しておきますね。




 1 書きなぐりでいいのでプロットを作成する


 プロットといっても、綿密な物でなくて大丈夫です。

 なんかノリと勢いでダイジェスト形式のストーリーを書いてみましょう。


 ツマンネって途中で思ったらそこで筆を止めましょう。

 でも削除はしない。


 中途半端に書きなぐったプロットのなりそこないが貯まっていくと、だんだんどの辺りで筆が止まるのかが見えてきます。

 つまり物語を作りにあたって、何が自分にとっての障壁になっているのかが分かるんですね。


 いくつもプロットを書いていると、だいたい同じ理由で筆が止まるのです。

 途中まではどんなに楽しくても、とある地点で指が動かなくなる。


 たらこはその地点が『〆』だと分かりました。


 個人的にですが、小説を完結に導くことを『物語を閉じる』と表現しています。

 たらこは物語を閉じるのが苦手なんですね。


 物語を閉じて完結させるのって、やっぱり大変。

 長編だとなおさら。


 途中まではノリノリで書いていても、いざ物語を閉じようとすると筆が止まる。進まなくなる。

 そういう苦手がたらこの中にあるのだとハッキリわかりました。


 これは今後の課題になるなぁと思いつつ、プロットのなりそこないに合掌するたらこ(手がないのにどうやって手を合わせるんですかねぇ


 プロットを沢山書くと、自分が何を苦手としているのか分かるので、とってもおススメの方法なのです。

 では次。




 2 キャラクターを絡ませる


 最初に言っておきますが、別にエッチなこととは限りませんよ。

 たらこの場合は『バトル』でした。


 キャラクター同士を戦わせているとテンションが上がります。

 こうして、ああして、と脳内で殺陣たてを思い描いていると、だんだん興奮してノリノリになってくるのです。


 戦闘シーンは書くのが大変ですけど、脳内でキャラクターをバトルさせるのはとっても楽しいです。

 いくらでも脳内再生できますので文章化せずに好き放題バトル、バトル。


 別に戦わなくてもいいんです。

 ライブシーンでもいいですし、スポーツでもいいと思います。

 なんなら濡れ場を妄想するのもいいと思います。


 大切なのは自分自身が興奮(性的な意味に限らず)できるシーンを思い描くこと。


 脳内で映像などの情報を生成しにくい人は、好きな映画や漫画のお気に入りのシーンを繰り返し見ると良いと思います。

 お気に入りのシーンって何度見ても飽きませんからね。

 きっと楽しめると思うのです。


 ノリノリで思い描いたバトルシーン等がある程度溜まったら、今度はプロットに起こしてみましょう。

 詳細は書かなくていいので、そのシーンがどのシーンに繋がるかだけ書いてみる感じ。


 前後のシーンがハッキリすると、ストーリーの中でどのような影響を及ぼすのか、キャラクターにとってどのような結果をもたらすのかが見えてきます。

 するとだんだん物語を書きたくなる……かもしれませんね。


 コツはキャラ同士を絡ませること。

 一人で活躍させるだけだと、あんまり意味がありませんでした(こじんのかんそう


 やはり複数のキャラクターが絡むシーンで無いと、プロットに起こしにくい(気がする




 3 エッセイか活動報告を書く


 新規でなにか文章を書くことはとてもいいことだと思います。

 でも小説は書けない。


 じゃぁ何を書くかって言ったら、やっぱりエッセイでしょう。

 それか活動報告。


 たらこは活動報告が苦手なので(なぜなのか分からない)結局はエッセイを書いちゃいますね。

 こういう時に書くエッセイは短編ではなく、こうして長編エッセイに書いています。


 何かを訴えたいと思うよりも、自分自身を見つめ直す自己啓発的な要素が強いので、連載エッセイの方が適切かなぁって。


 何かしら文章を書くことで脳内が整理されるので、小説を書けるようになるかもしれません。

 あとPCと向き合う習慣が復活するのと、指先を動かすことで脳が刺激されるメリットもあります。


 エッセイというとハードルが高く感じるかもしれませんが、日記とか、呟きとかでもいいのです。

 何かしらまとまった文章を書いてみると、自分の中でスイッチが入るかもしれないですね。




 4 書いている小説を読み直す


 まぁ……更新が中断してる小説とかあったら、それを読めばいいと思います(しろめ

 これはいまたらこが実践していることですね。


 推敲とかもいいかもです。

 これもただいま実施中。


 更新が停止している小説って、書かなきゃな―みたいな気持ちが大きいと思うのですが、実は活動を再開するきっかけを与えてくれる存在でもあると思うのです。

 何もする気が起きないなら、更新中断してる連載でも読み直せば、それだけで活動してる感が出るかもしれません。


 実際、自分の小説を一から読み直していくと、見落としていたことに気づいたりするんですよねぇ。

 気づくと放っておけなくなって修正したくなる笑


 修正を繰り返すと推敲になり、推敲を繰り返していると、最終更新部分まで読んでしまい「え? 続きは?」とか思っちゃう苦笑

 自分で書かなきゃ続きはねぇっての。


 なので続きを書きたいと思える……かもしれない。


 今のたらこの状況なので、他の人に当てはまるかというと微妙ですが。

 結構おススメなのです。



 ◇



 いろいろ語ってみましたが、今回はだいたいこんな感じです。

 数々の対策を講じてようやく、少しずつ物書きパワーが蓄積していったたらこです。


 まぁ、やっぱり無理をしないのが一番ですね。

 自分のペースで、自分と相談しながら、無理せずになんかしてるのが一番だと思います。


 ですがやっぱり忘れないでほしいのは、自分が何をしたいかということですね。

 それが分かればきっともう大丈夫なのです。


 自分がしたいことをしたいように。


 創作って自由ですからね。

 その自由を縛っているのが、実は自分自身だったと気づくことが、新しいスタートを切るために必要な事なのかもしれません。

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― 新着の感想 ―
[良い点] とても共感しました。 私も思うように書けないと凹んだり焦ったりしましたが、詩や短歌などで少しずつ復帰していきました。 たらこさんのペースでご活動くださいね。
2024/01/11 08:39 退会済み
管理
[良い点] 小説を書いていると、文章が出てこない、実生活でのトラブル、思ったよりウケなかった…等々、 様々な理由で停滞期に入ってしまうことが多々ありますね。 そんな時はエッセイ中にあるように、ノートの…
[良い点] とても共感できる内容でした。 モヤモヤ、たまってきたので、何かしら発散させたいなーと思っていた所です。参考になりました(*^_^*)
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