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十魔王編 10話

 「ここから一番近い十魔王はどこにいますか?」

  僕がたずねるとユキが答えてくれた。


 「近いというか王都に向かってるのが一人いるようだ」


 「じゃあ一度王都を出よう。ここの中で戦闘したら王都が大変な事になる」


 そして僕たちは王都を出て王都から離れた。するとすごい勢いで僕らのところに魔王が飛んできた。


 「お前は十一番目の魔王を倒したやつだったな。また随分と仲間が増えたな。お前ら二人じゃ我々に敵わないと悟ったか?」


 「僕たちの力を甘く見るなよ。あれから更に強くなったし最強の仲間を集めた」


 「我は四人同時で構わないぞ。雑魚は何人揃おうと雑魚だからな」


 「僕が侮辱されることは我慢できるが仲間が馬鹿にされるのは我慢できない」


 僕は仲間が侮辱されたことに怒り心頭していた。すると三人が「落ち着いて私達は気にしてないから」と言って僕を落ち着けてくれた。本当に頼もしい仲間達だ。


 「我は十魔王が一人、十のサイゾウだ。我に勝てるかな?」


 「当然、僕達なら余裕で勝って見せる。メテオグランドアーツ!」


 「その程度の攻撃余裕でかわして見せる。我は忍者の末裔。この素早さで十魔王まで上り詰めた」


 サイゾウは僕のメテオグランドアーツを楽々避けた。


 「ここは僕の剣技に任せて。雷鳴剣!」


  ルイの攻撃も軽々避けていた。


  するとユキが耳打ちしてきた。


 「私の拘束魔法でやつを動けなくする。だが効果があるのは三秒程度だ。私が魔法を発動したと同時に詠唱なしのお前の魔法をやつに当てろ。出来るか?」


 「当然。僕たちの友情があればそのコンボ楽々成功させられる」


 「では行くぞ」


 「任せろ。ネオユニヴァースアロー!」


 「ホールド」


 「何! 動けないだとクソー」


 サイゾウの心臓を僕のネオユニヴァースアローが貫いた。


 「完璧だね。みんなお疲れ様。ユキのアイディア流石だね。これであとは九人だね」


 マイとルイが「二人ともすごいね」と褒めてくれた。


 「一度王都に戻りますか? ルイの家で今日の疲れとりましょう」


 すると三人が「そうだねせっかくまだ王都が近いし戻ろうか。結構疲れたもんね」と言ったのでまたルイの家にお邪魔した。


 「お風呂のお湯沸かしたからタクミくん先どうぞ」


 僕は何も疑うことなくお風呂に入った。するとしばらくしてから三人が「一緒に入ろう」

と言ってお風呂に入ってきた。僕は目のやり場に困り慌てて出ようとしたがユキが「私の背中くらい流してよ」と言ってきた。ルイも「ユキさんばっかりズルい」と言いマイは呆れてその光景を見ていた。


 僕は二人の背中を流して「お邪魔しました」と言い急いでお風呂から出た。

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