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十魔王編 7話

 ルイの実力は普通の魔王を一人で楽々倒せる位の実力はあった。


 「すごいですね。ルイさん。これだけの力があるなんて、これなら十魔王にも充分通用しますよ」


 マイが驚きながらそう言った。


 僕はルイに聞いた。


 「どこでこれほどの力をつけたんですか?」


 「両親が亡くなってからずっとギルドで力をつけてきました。そうしないと生活が出来なかったので」


 少し寂しそうにルイが強くなった理由を答えた。


 「僕はルイさんを仲間に入れたいと思いますが、マイとユキはどうですか?」


 「私はもちろん仲間に加わってもらいたいと思います」


 マイは快諾した。


 「そうですね。これだけの力があれば足手まといになることは絶対ないと思うし私も構わないですよ」


 ユキもルイの力を認めていた。


 「じゃあこれからよろしくね。ルイ」


 僕はルイに挨拶した。


 「こちらこそよろしくお願いします。仲間に認めてもらえて良かったです。僕も力になれるようこれからも精進します」


 「あれ? ルイって一人称最初は私じゃなかった?」


 僕は疑問をルイにぶつけた。


 「緊張したりテンパってる時は私になるんですが普段は僕が一人称です。ややこしくてごめんなさい」


 ルイは僕っ子だった。


  「今十魔王たちは近くの村に集結していてその間僕たちはギルドでお金貯めたり力をつけることにしてるんですけどルイも一緒に強くなろう」


 「はい。タクミさん、マイさん、ユキさんよろしくお願いします。僕誰かとチーム組んだりするの初めてで凄く嬉しいです。いつも一人ぼっちでクエスト受けてたから」


 ルイはとても嬉しそうに仲間ができたことを喜んでいた。


 「皆さんは泊まる所とかは決まってるんですか? もし決まってないなら王都にいる間はうちを使ってください」


 僕とマイとユキは「悪くない?」とたずねた。


 「悪くないですよ。一人で暮らすにはちょっと大きい家なので。それに宿屋でお金使わなくてすみますし僕も一人で家に帰るより皆と一緒の方が楽しいですし」


 僕とマイとユキは「じゃあお言葉に甘えて」と言い王都にいる間はルイの家に泊めてもらうことにした。そして僕たちはルイの家に向かったのだった。

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