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心の鏡

作者: 白無

あなたのことが好きでした

いつも優しく微笑んで

明るいあなたが好きでした


わたしのことが嫌いでした

いつも変わらぬ表情で

暗いわたしが嫌いでした


眩しくて でも 苦しくて

なくなればと夢想した


ぼくのことが嫌いだった

いつも仮面に隠れてた

ウソつきなぼくが嫌いだった


きみのことが好きだった

誰にも決して流されない

誠実なきみが好きだった


かなしくて だけど 愛しくて

手放すことすらできなくて


鏡合わせのわたしとあなた

交わることないきみとぼく

お互いを羨んで 自分自身を傷つけて

ほんとはもう 気づいてるでしょう?


きみが嫌いなわたしのことを

わたしが嫌いなぼくのことを

受け入れたい だって ほんとは


鏡合わせなんかじゃないよ

ぼくらはひとつ

善も悪もひっくるめてさ

それがわたし達なんだ


優しいけど皮肉屋で

明るいけど根は暗い

正直に取りつくろって

笑えるくらい正反対


だけどこれがわたしなんだ

だけどこれがぼくなんだ


これこそがヒトなんだ

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