エイリアンの詩(444文字ホラー)
なんてこった
吉本隆明の「エリアンの手記と詩」は
エリアンをエイリアンと読み替えても意味が通ってしまうではないか
エリアンおまえは此の世に生きられない おまえはあんまり暗い
エリアンおまえは此の世に生きられない おまえは他人を喜ばすことができない
エリアンおまえは此の世に生きられない お前は醜く愛せられないから
エリアンおまえは此の世に生きられない お前は平和が堪えられないのだから
エイリアンは高等知能を持った生命体だから
詩を一篇ものするなんてお手のもの
ということで
アンドロメダ銀河のタカアキ少年が視たという、エイリアンの詩を想像してみた
【覚え書】
☆性悪説の立場から、我らが暗黒面をコントロールしようとする力学
⇒左翼、ホラー、ペシミズム
☆性善説の立場から、我らが埋もれた能力を引き出し練磨しようとする力学
⇒右翼、ファンタジー、オプティミズム
「吉本隆明を読む会」のサイトでは
講談社文芸文庫『吉本隆明初期詩集』の内容紹介において
冗談ぬきで「エイリアンの手記と詩」と記載している
もはやホラー以外のなにものでもない