擬人化3匹目!
雀の羽をふわふわしたい…
…あー1週間本当に長かった。
明日はやっと土曜日。
さて…何するかな?
こいつらはどうしようか?
キュートを持ち帰ったのが水曜だったから、明日で3日目だ。
この3日間は本当に長かった。
猫が美少女になったと思ったら、今度は雀のロリ小学生が家にいるし…
この間は、何故か一緒に寝るはめになっていたし。
いや、ほんと、全く事情を知らない人から見たら、完全に俺は犯罪者だな。
左にはスタイル抜群の女の子が抱きついて、右からは小学生が俺に抱きついているんだからな。
さすがに今後は止めていただきたい。
…色々ヤバいんだよ…男は。
朝起きると、ただ雀と猫と寝ている微笑ましい構図なんだけどな。
まあ、そんなことは取り合えず置いといて、こいつらを公園に連れていってやることにした。
やっぱり動物なわけだし、遊びたいだろう。
「おーい、スズ、キュート、こっち来ーい。」
「にゃあ☆」
「………」
お、よってきた。
動物状態でも人の言葉はわかるんだな。
「おっとっと。」
「にゃあ~♪」
「………」
俺の服の胸元に入ってきたぞ。
2匹とも顔だけ出して結構かわいい。
温かいのか?
「んじゃ、行ってきまーす。」
誰もいないのに挨拶をかわす。
じゃ、行きますか。
つっても公園は歩いて10分ほどで着くけどな。
「ほれ、遊んでこい。」
「にゃっ☆」
「………」
2匹とも元気に飛び出して行った。
うん、やっぱ動物はこうじゃなくちゃな。
俺は暇だから寝てるか。
「Zzz…ん…?」
二時間ぐらい寝たかな?
「ってなんじゃこりゃ!?」
俺の周りにたくさんの野良猫や虫が集まっていた。
忘れた…俺動物に好かれてるんだった。
「おーい!キュート、スズ、ちょっと助けて!」
「ふしゃー!!」
「………」
キュートが威嚇して、スズが周りを飛び回って助けてくれた。
「…ふう。ありがとな。」
「にゃあ~☆」
「………」
褒められて嬉しそうだ。
「あはは…大変そうだったね。」
「ん?おお、咲か。」
「見てたならちょっとは助けてくれよ」
「私絶対虫無理だから。」
そうかい。
「ふしゃー!!」
「おいキュート、この人は別に大丈夫だぞ。」
「ふにゃー!!」
どうしてそんなに嫌ってるんだよ。
まあ、落ち着け。
「ところでこの前の夜、疲れた原因がこいつらだ。」
「…そっか、そうだよね!かずに彼女いるはず無いよね!」
…こいつは何を考えてたんだ。
しかも結構心に突き刺さる。
「残念ながら、そうですね。」
皮肉っぽく言ってみる。
…なんかキュートとスズが睨んでない?
「…………あれ?あの犬、何か怪我してない?」
…本当だ。何か足引きずってる。
かわいらしいポメラニアンだ。
「おい…大丈夫か?」
「キャンキャン!」
ばくっ。
「いてっ!」
助けてやるんだから大人しくしてろ!
ばくっ。
「だから噛むな!」
「かず、その犬世話してあげたら?」
「えぇ!?」
「だってその犬怪我してかわいそうだよ。でも私の家じゃ飼えないから、じゃねー♪」
おいこら待て!逃げやがったな…
…この犬まで人になったらどうすんだよ!
絶対飼いたくない!
「…悪いけど、お前は飼えないんだ。じゃあな。」
………………なんだよ!その目は!
さっきまでの威勢はどうした!
そんなに悲しそうな顔すんなよ!
「わかった、飼うから!」
抱っこして持ち上げた。
ばくっ。
「なにがしたいんだよ!」
取り合えず家に持ち帰った。
ボフッ!ボフッ!ボフッ!
帰った瞬間三匹から、煙が出てきた。
「おにぃ~☆」
「ご主人…」
「べ…別に感謝なんかしてないからね!この変態!」
おい…また増えたよ…
しかも、すごく面倒くさそうなやつ!