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擬人化night!  作者: みっちー
4/6

擬人化2匹目、続!

動物かわいい+美少女=最強

…何で知らない女子小学生が、俺の布団にくるまってんだよ。


さっき見えたけど…うん、やっぱり羽が生えてるよな、こいつ。


昨日のことがあって、もうなんとなく察せるな…


「キュート、この家に勝手に人を入れるな。」


「人じゃないよ?かわいい鳥さんをお布団で寝かせてあげただけだよ?」


一応質問したが、お察しの通りだな。


…でも現に今は人なんだが。


…いや、羽毛が生えてる人はいないか。


「ご主人…」


俺とキュートの二人で話していると、若干怒り気味の声で喋った。


無視されぎみで、ちょっと怒ってるのか?


てか、何でご主人?


「悪かった。ところで君は誰?」


「僕は雀のスズ…ご主人…」


…やっぱり鳥だったのか。


…もう慣れたから、別に驚かない。


スズはキュートと逆で、静かな大人しい子らしい。


この子の背丈は、女子小学生3、4年位。


雀だから小さいのか?


こいつもすごくかわいい。


キュートは美少女って感じだったが、こいつはかわいらしい 、という言葉がよく似合う。


俺がロリコンだったら大喜びしてたはずだ。


ロリコンじゃないけど。うん。


例に漏れず、何故か服は着ている。


「スズ、君はどこから来た?あと、何で俺がご主人なんだ?」


「僕はずっとこの家のベランダに住んでご主人を見てた…猫ばっかり構っててずるい…僕も入れて…」


なぜご主人なのか、という質問はスルーされた。


「いや、でも…ねぇ…」


トコトコ…ぎゅっ


「だ…め…なの…?」


今にも泣きそうな雰囲気で、服の裾を引っ張ってきた。


泣き落としは本当に止めてくれ。


罪悪感で死んでしまう。


「わかったわかった!スズもここに住んでいいから、泣かないで?」


「本当…?」


「本当本当!」


「…ありがとう!」


足に抱きついてきた。


今日一番の笑顔だ。


…やっぱりかわいいな。


…でも3人も住んだら食費が死ぬな…


さすがに一人暮らしの高校生は金が無い。


まあ、こんなこと考えながらも、実際嬉しいのかもしれない。


1人よりも2人、2人よりも3人の方がいいか。


金もどうにかなるだろ。


「じゃ~おにぃ、一緒に遊んぼ~☆」


「だめ…ご主人は僕と一緒に寝るの…」


「ん~、じゃあキュートも一緒に寝よ~☆」


「その前に、風呂に入って飯を食べるぞ。」


「おにぃ~お風呂一緒に入ろ~☆」


「僕も…」


「だめだ。キュートとスズは一緒に入れ。」


「何で?前一緒に入ったのに?」


「あの時はおまえ猫だっただろ。人は大切な人にしか裸を見せたりはしないの。」


「でもおにぃなら…キャーっ☆」


「僕も…平気…」


「いいから入れっ!」


キュートは顔を赤らめてくねくねしてるし、スズも微妙に顔が赤面している。


…若干これからの生活が不安になったが、楽しく過ごせればいいかな。


自分の周りの動物が擬人化しようが、もう気にしない。


俺はこいつらを責任もって、守らなければならない。


そんなことを思いつつ、3人(一人と一匹と一羽)の物語が始まった。










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