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擬人化night!  作者: みっちー
3/6

擬人化2匹目!

投稿は不定期です。

1日二回投稿したり、しばらく間が空くこともあるかもしれません。

昨日はなんやかんや大変だったが、キュートと一緒に寝て、朝になった。


すると不思議なことが1つ、キュートが8時になる前の、猫の状態に戻って寝ている。


…昨日のは夢だったのか?


キュートとの出来事で、多少なりとも寝不足な俺は、昨日のことが、夢か現実かわからなくなっていた。


…学校行こ。


俺は味の無い食パンを食べて、キュートには昨日帰りに買った猫缶と牛乳を置いておくことにした。


人間状態のときは普通に人間の飯を食ってたけど。


今日帰れば夢かどうかはっきりするだろう、と楽観的に考えて、取り合えず学校に向かう。


「かずおはよ~。」


「おう、おはよう。」


俺は手片方だけで数えられるしか、友達がいない。


だから正直昨日、キュートが人になってくれたのは、嬉しかった。


と、この挨拶してきたやつは、わりと近所に住んでいる幼なじみの広沢咲ひろさわさきだ。


…キュートとは正反対でぺったらしてるなぁ、とセクハラ的なことを考える。


昔は一緒に遊んでたけど、最近はそうでもないな。


「…なんか目のクマがすごいことになってるけど。」


「ちょっと、夜に色々あったんだよ。」


…おい、そのごみを見るような目をやめろ。


どんだけ深読みしてんだ、おまえは。


「…まあ、夜に何があったか知らないけど。夜に。」


嘘つけ。強調するな。


「そんなことより咲、飼い猫が人間になると思う?」


「…病院いけ。ネットのやりすぎだ。」


うるせぇ。こっちは真剣なのに。


「答えがでたら教えてくれ。」


咲に話すのは、後でいいか。


キーンコーンカーンコーン…


学校の授業がはじまる。


そんなことより、帰ったらまた人間になっているのか、もしかしたら最近動物に好かれているのが関係あるのか、とかを考え、まったく授業は頭に入らなかった。


授業が終わり、さっさと帰宅しようとしたが、そんなときに限って、電車が止まる。


…暇だから、ペットショップで猫じゃらしでも買ってくか。


帰宅した時にはすでに8時30分になっていた。


「ただいまー。」


「おにぃお帰り~☆」


…キュートが抱きついてきた。


やっぱ夢じゃなかったんだな。


…ん?何かが寝ている。


「おい、キュート、この家には小学生は住んでいないんだが。」


「窓を叩いてきたから開けてあげたの♪」


…なんで女子小学生がアパート三階の窓をたたけるんだよ。


つーか開けるな。


ってこの小学生、腕に羽が生えてるんですけど…


お、ちょうど起きてきた。


「ご主人…僕と一緒に寝よ?」





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