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第6,5話  という名の会話パート

この話は大体6話目と7話目の間らへんで起きていたかもしれないお話。

本筋とはそこまで関係ないお話な上、ストーリー進行上読む必要は全くないお話となっております。




これは他愛もない会話。


海底でのソウル稼ぎ。

これは思ったよりもかなりめんどうくさいものであり、そもそもここ海底におけるまともなソウルや英雄点が稼げそうな敵はそこまで多くない。

で、だ、そういうわけで敵を探している間やあたりに生き物がいないときは必然的にだらだら移動をしながら、スマホで掲示板を確認するか、食事をとるか、会話をするわけである。

凶螺との会話……これは(本人いわく)年頃の女性である凶螺と(元とはいえ)男である自分の会話。

さらにここは命の危機が潜むような状況で(心だけなら)男女が2人きりという黄金のシチュエーション!

これはもしや、恋の予感が……



「なあ、助手(仮)よ。

異種姦というのは気持ちいいのだろうか?」


「………。」



まったくもって欠片もしなかった。



「いや、遠回しに聞くのは良くないな。

 先日、私はスライム状態で貴様のことを全身を愛撫したわけだが、あれによって性的快感を覚えたりは……」


「男女平等脚!」


「メゴスッ!!」



覚えないし、言わせねぇよ!

相手は白衣女の子だけど、こっちも見た目スク水少女だからセーフだよね!






≪これが自分のスク水を着た理由≫ 

第6.5話






「じょ、助手よ……いくらここが水中でも流石に飛び蹴りは……」


「あほなことを言おうとしたお前が悪い。」



水中で凶螺がもんどりうちつつ、何かを言っているがその発言は無視させてもらった。

というか、こいつは半端に頬抓り程度で済ませようとすると、頬をスライム状に変身させたりして、無効化してくるのだ。

だから、わざわざとっさに素早く!的確にダメージを与えなければ突っ込みをする必要があるというわけだ。

……なんで俺もここまであって数日の相手への正確な突っ込みの仕方をマスターしなきゃいけないんだろ。



「というか、お前が変なことを言おうとしたのが悪い。

 俺だって突っ込みにここまでマジになりたくない。」


「おおう、そっちが攻撃して来たのに……そこでこちらを責めるとはなんという鬼畜。

ここが地球にいたころなら、裁判所に駈け込めるレベルだぞ……。

 ……だが、それがいい!」



なんか凶螺はこちらに蹴られたのに、若干うれしそうである。

……流石に手加減しすぎたかなぁ。



「……(心だけ)お兄さん、ちょっと凶螺ちゃんの将来が不安になったよ

 で、だ。ところでなんでそんなことを聞いたの?」



まあ、きっと興味本位とかそういうしょうもない理由だろうけど……



「ん?いや、助手が【真の(マゾヒスト)】かどうかを確かめたかった。」



予想よりもっとひどかった。



「くくく、どうやら理解できていない顔だなぁ。

 そうかそうか、確かに【教育水着(スクミズ)被虐思考(マゾウィッシャー)】である貴様は未だに、マッドウィザーズサイエンティスト探偵の助手がいかなる存在である必要があるべきか。

 では今ここにマッドウィザーズサイエンティスト探偵アシスタントがいかなる性癖が必要かを講釈してやろう!」



なんか、イラン講釈が始まった



「まず、この世のすべての物は【S】か【M】の2種類に分けることができる。

そのことは貴様も知っているであろう。」



まずそれ自体初めて知ったぞ。



「例えば僧侶や学者は【S】であったり、警察や漫才師が【M】的な職業。

 どうだぁ?わかりやすいだろう」



いや、まったく。



「で、だ、そういう【S】と【M】の中にも【真S】や【ソフトS】、【ナチュラルS】などのランクというものが存在する。

 同じ【S】や【M】でもそれぞれに格の違いがあるし、その格によってその生き物の【運命重力(ディステニーグラビティ)】が変化したりもするのだ!!」



……あ、掲示板で交換が成立してたかー、確認しておこ。



「ふふふふ、【運命重力(ディステニーグラビティ)】は大事だぞ?

 それによって、運命や存在力、さらには相手との相性まで変わってくるからなぁ!!」


「へーそうなんだー(棒)」


「そうだ!私はすごいんだぞ!

で、だ、話がそれたな。

さて、その区分において……私、マッド魔道科学者探偵・眼龍院凶螺というのは【真の(サディスト)】だ。

 当然だな!私は真なる【世界の探究者】であるなら、【真の自由人】でなければならない!

 それすなわち、私が真の【運命(ディスティニー)暴君(タイラント)】であることを示している!」



単に自分はSだよって言ってるだけなのに、なんでそんなに偉そうに言えるんだろうか?



「さて、そんな私にふさわしい相方、小間使い、手下、右腕、つまりは貴様!

その確定された未来の【助手】というものがどのような存在であるべきか……わかるだろう?」



分かりたくありません。



「そう!【真なるM】だ!

 いや、【M】でなければならないと言い換えてもいいかもしれない!!

 真に暴虐たる我に付き合え、そして支える、そのような存在は【真なるM】でなければ、この我が【運命重力(ディステニーグラビティ)】の前に押しつぶされてしまうからなぁ!」



なんで、サドマゾの話をここまで大きくすることができるんだろう、この娘は。



 「そして、この我が【運命(ディスティニー)螺旋(スパイラル)】で出会った貴様はおそらくは、私の【運命分岐点(ディステニーポイント)】であり、同時に我が【運命重力(ディステニーグラビティ)】に耐えきれるものと判断した。

 そう!貴様は、呼び寄せられたのだ!この私に!【助手】となる運命としてなぁ!!」



というか、歩みまで止めるのはやめてほしい、今獲物を追跡中なんだよ?

……うん、流石にそろそろ止めようか。自分の精神衛生上のためにも。



「残念ながら、その意見は間違っている。」


「……え?」


「凶螺の意見によると、お前の助手はMじゃなければいけないらしいけど……

こちとらはどちらかというと、自分のことを【S】だと思っている。

 それに、前日の凶螺のスライム状態による窒息攻撃もいろんな意味でダメージがひどかったから、二度と食らいたくないし。

そういうわけで、俺は凶螺の助手にはふさわしくない性癖でした。ちゃんちゃん。

というわけで、さっさと進むぞ~」



まあ、実際はただのノーマルですけどね!

けど、ここで断っておかないと、勝手にスライムプレイは合意とか思われても困るわけだし。



「…………。」



……けど、さすがにここまでノリノリの相手の話を全否定したのはちょっと悪い気がしなくもない。

ここは、少しフォローを……



「……ふむ!つまりこれは【誘い受け】とかいうやつか!」



……うん!そんな必要は全然なかったね!



「くくく!貴様が助手を断る理由もやはりそれか!

 貴様はまだ、【真のM】として覚醒をしていなかったというわけだ!

 そうかそうか!なら安心しろ、たとえ貴様が未だ自分の本質に気が付いていなくとも私はお前に本質にすでに気が付いている!

 大丈夫だ、それなら私がお前の本質を引き出して……ってどこへ行く――!!!」



とりあえず、凶螺が変なことを考える前に全力で泳いで逃げておきました。

……自称【S】のくせに俺が泳ぐと涙目で頑張って追いかけてくるこの娘は、どちらかと言えば【M】なんじゃなかろうか、そう思ったりしたのであった。





ちょっとひどい内容なため後々消すかもしれないためご注意ください。



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