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詩集

この空でつながって/日暮れ/夕焼け色

作者: 香紅 雅




『この空でつながって』




むせ返るような青空が

頭の上に広がって


きっと世界の端までも

同じように広がって


毎日に追われて

見上げることも

しなかったけど


遠い故郷のあの空も

こんな風に広がって


きっと僕らを

見つめてた


別れた友も

離れた心も

きっとこの空見上げてる


同じ空の下で

笑っていられてるかな


同じこの空見上げて

歩いているかな



むせ返るような青空が

世界の端まで広がって

きっと僕らをつなげてる



今日も僕らをつなげてる









『日暮れ』





日が沈む


赤と橙の真ん中で

山脈へ消えていく太陽


向こうの空はもう群青


空気が冷たくなっていく


そろそろ家にも灯りがともる



ときどき

道を走る車と競争しながら


車窓は今日も

通り過ぎて行くだけだった









『夕焼け色』





山ぎわのオレンジ色が

上に行くほど青みを帯びていく

ではその境目は、と問われたら

わたしはその色の名をしらなかった



この一瞬を切り取ることは

永遠を語るより

ずっとむずかしい









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