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トレジャークルーズ!漂流した!

やっつけアメリカン物語

トレジャーを探求するのは冒険者の本懐だ。

しかし自作の船で宝島に行こうとしたら濁流にのみ込まれて知らない島に漂流しちまったのさ。

ちなみに私の名前はキャリークルーズからは名実ともにキャリーケースってよばれてるぜ!

さてほかにもメンバーがいるんだまずはそいつらを探さなきゃな。

私は腰に携帯してるナイフに意味もなく手を当てて意味もなく舌で唇を潤した。すっぱい!

取り敢えずは沿岸を回ってみることにした。

にしてもこの島中々デカい…沿岸部には消波ブロックが置いてあるから文明があった島なんだろうな。

近頃アメリカが世界のリーダーとして地球全域を一つの国にまとめるという法案が可決されたことを皮切りにありとあらゆる国のやつらはアメリカに移住して子作りしようといっつもマッチングアプリとにらめっこさ。でもそんな状況、おいしいに決まってるだろ?

私は扇情的な画像をプロフに乗っけて数多の男達を引っ掻変えて今のクルーズ隊を形成した。

ちなみに私は男だお疲れさん。

と、沿岸を途方もなく歩いていると光る何かが遠目に見えたので走ってみることにした。

「ってコンビニかーい!(セルフエコー×10)」

エコーを続かせながら取り敢えずコンビニから飲み物物色しようとは言ってみた。

「いらっしゃいませ!!!(エコー)」

元気な奴もいるもんだとエコーを続けながら一瞥して飲料コーナーに足を運び、物色する、

「ここの水は軟水か、全く。物腰柔らかいとこなんだろうな」

「いらっしゃいませ!!!(エコー)」

どうやらほかの客も入ってきたようだ、無人島かと思ったら全然盛況じゃないか、まるでピザ屋だな!

「あれ、キャリーケース?」

「その声は事務(ジム)!」

こいつはクルーズの中で何処からのクレーム対応だったり船を買う手続きとか免許とか掃除とか雑用を任せてるから事務と呼んでる。ワイルドでしょ?ちなみに事務は女。でも逞しいわ、まるでピザ屋の店員!

「ここコンビニだから声のヴォリューム下げろよ…」

「事務、眉間にしわが寄ってる、かわいい顔が台無し」

「それアイコンの人から聞きたかった…お金持ってんのキャリーケースは」

「そんなの必要ある?ないでしょ?だっていつも万引き(そう)してきた。」

「いやダメダメダメ、ここ日本だから…っふキャリーケースなのに金持てないとかジャンク品じゃん」

私はなんか言ってる事務の目の前に人差し指を立ててそいつを揺らしながら舌打ちをした。事務が怪訝な顔をしてるのが悲しいけどね!POW!!

「ちっちっち、私たちは幾度となく困難を乗り越えて来た、何一つ不可能なことなんてなかった。困難とは!乗り越えるべき試練なのだから!」

「そう」

「あしらわないで!」

「いらっしゃいませ!!!(エコー)」

またしても客が入ってきたようだ。本当にここは盛況だ、まるで夏の蝉みたいにね!違うかな…

「あんがあ?オラいげえにも客さいる思ったらあんたらかあ」

巨大な体躯は相撲取りも蟻かと思わせるほどのプレッシャーを感じさせる、彼は私たちの一員。

「マダガスカル!」

そう彼はデカすぎるがあまり島として生きてきた伝説、だと揶揄されてこんなあだ名がつけられている。また常に臭いのも一因となっている、普通に近づいてほしくない。

「なんだあ、事務さんとキャリーケースかあ」

「その事務さんって呼ぶのやめて、本当にそういう役職だって自覚しちゃいそうになる」

「マダガスカルどうしてここ来たの」

「ああ?光るやつあったらいくだろお」

マダガスカルと同等の思考回路なのが少し傷ついたのでジムにも理由を聞いてみることにした。

「ところで事務は?」

「ああ、辻立ちに会いたくてさ」

辻立ちはその声の大きさから選挙でもしてるのかという意味を込めてそう呼ばれている。精神面の暑苦しさや風呂上りも寝るときもスーツにローファーという出で立ちで過ごすイカレっぷりを増長させる結果になったのだが。

「いらっしゃいませ!!!(エコー)」

あいつだ。

なぜいままで気づかなかったんだろう。社会に溶け込みすぎててわからなかった。

てかこのコンビニの中にクルーズしかいないんだったら万引きしてもいいだろ。

私は飲料に意味もなくナイフで切れ込みを入れてそこから飲んだ。ココナッツみたいにね!!!


コンビニの外で、彼らとクルーズであったが仲間の手柄を自分の競馬につげ込み続けたがためにクルーズを追放されたメンバー。「鼠男」が呟いた

本当のトレジャーは、仲間との出会いだったって訳か…

完!

陰湿ですね。ちなみに鼠男はコンビニを出た一堂にこそこそストーカーして宝物を盗んでと罪を更に重ねるので死んだら地獄に落ちます。

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