表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

クラスのマドンナにあまあま告白されるお話

作者: なぁろ

ある春の日の放課後。

空き教室に呼ばれて扉を開けるとそこには待ち人が。



「あ、来てくれたんだね。すごい嬉しい。」



そう言った彼女の名前は有栖川 楓。

クリーム色のボブに少し垂れ目で優しげな瞳。

誰にでも優しくてぽわぽわしている天使の様な人。

高校に入って仲良くなって彼女のことを知る内にいつのまにか彼女に好意を抱いていた。


彼女はこちらを見て両人差し指をくっつけてもじもじとして上目遣いをしていたがやがて意を決したのか話してくれた。



「そ、それでね!あ、あの、、伝えたいことがあって、、その、、き、君の事が好きです!!!付き合ってください!!」


「よろこんで。」


「ほ、ほんと!?嘘じゃないよね!よ、よかった、、」



彼女は安堵したのか顔をほころばせて抱きついてきた。

彼女の甘い香りと温もりが心地よく、こちらも抱きしめ返すと「ふにゃぁぁ」と可愛い声が聞こえてくる。



「君がこうしてマイペースな私に合わせて友達になって遊びに行ってくれて甘やかしてくれるのが大好きなんだぁ。

甘やかしてる時の君の少し困りながら照れてる顔がすごく可愛くて素敵だなぁって思ったの。ほら、今だって恥ずかしがりながらも私の背中に手まわしてくれてるんだもん。優しくて好きになっちゃったんだよぉ、ぎゅーー」



強く抱きしめられて困りながらも滑らかな髪を優しく撫でると彼女は猫のようにこちらの肩に頬ずりしてきた。

そんな癒される情景に思わず微笑んでいると、



ちゅっ♡



「スキあり♡」


脳が停止して暫くして頬にあてられた柔らかい感触を感じる。今されたことを整理できずにいると彼女はにへらぁと笑って囁いてきた。



「そんなに顔赤くして、かわいいんだぁ♪ほっぺたにちゅぅされてピュアな反応しちゃって、私の事好きすぎじゃん♪君と両思いで幸せだよぉ♡」



彼女は満足したのか、身体を離した。



「そうだ、今日の夜ラインしてもいーい?え、いいの!?やったぁ♪沢山おしゃべりしよーよー!それでね、それでね!!」


そうしてこの日、俺に人生初で最高に可愛い彼女が出来ました。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ