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団白虚録  作者: やんだやん
高校生
20/28

高1 終

次の日、私は理系か文系かの進路を提出した。

正直、志望校だの、受験科目だの、将来何になりたいかだの、まだよく分からない。


それでも私は文系に行くと決めた。

将来の就職についてはよく分からないし、理系か文系かもきっと入学後に転籍するという選択肢だってあるし、なんなら編入・再入学も視野に入れると、私にとっては今考えたいことではなかった。


であれば、英語がより活かせる文系を選ぼう。

ただそれだけだった。

でも、それだけで良かったのだ。

悩みすぎだったかもしれないが、これだけ悩んだことには意味があったと思う。


悩んで悩んで悩んで、結果今は考慮しないと決めることができる部分があった。

より活かそうと思う部分があった。

何より茜に教えて貰ったように、自信を持って進むと決めることが出来た。


あとは、これからの私次第ってことだよね?茜。ありがとう、私も大好き。




そして、自分の選択や茜との出来事を2人に話す。



「うん。そういう時、答えがあってるか不安なんじゃなくて、自分に従うことに自信が無いだけだと思う。よく選べました。」



翠ちゃんにすっと抱擁され、頭を撫でられる。

そして、この1年という短い間に、この人に一体どれだけ助けられたんだろうと考えてしまった。

これからクラスは別になってしまう。

そして、今後、選ぶ学部や職業も同じになることは無いのだろう。


その事に気付き、優しく撫でてくれる翠ちゃんが愛おしすぎて、泣いた。



「翠ちゃん、ありがとう。大好き………」



涙と鼻水を翠ちゃんにつけまいと少し顔を話した時、翠ちゃんが強く抱き寄せる。


こんな大洪水なのにー!!!

あーーーーー!!!だめだめー!

なんて、なんでこんな時にそんなことを気にするかなぁ?と、自分で自分をおかしく思っていたら、紅葉も後ろから抱きついてくる。


紅葉も優しく私を抱き締めて、暖かくて、肩を震わせていた。

きっと紅葉も泣いている。

じゃあ、私にも涙と鼻水付いてるかもなーあははーなんて思う反面。

全然、悪くない。翠ちゃんもこんな気持ちか、と分かった。



3人でいる時間が楽しかったから。

2人のおかげで楽しかったから、この時間が終わる事が寂しくてひたすら泣いた。


これからも遊ぶし、一緒に勉強はするし、なんなら明日も普通に会うけれど、それでも私たちは泣きはらした。

2人ともありがとう。


と、大泣した後はカラオケに行き、ファミレスにも行き、残り少ない時間を満喫するように、私達は限られた時間の多くを一緒に過ごした。



そして、春。


紅葉が2組、私は3組、翠ちゃんが4組となり、教室はみんな同じ階の隣のクラスだった。

私たちは、休憩時間になると3人揃って廊下に出て、ずっと笑いあっていた。

最後まで読んでいただきありがとうございます!

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