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8話 魔法の仕組み

期間が開いてしまいました……反省。


サクサク進めていきます!

 私が、精霊王ソロモンの生まれ変わりってどういうことでしょうか。私は春川雫です、前世の話ですがね?

 今生は、ティア・アーサー・ヘイデンという素晴らしい名前を頂いて生きている訳ですが、何かの間違いでしょうか?


 私の目の前で困ったように髪を揺らす、人魚こと上位精霊ウエンディ、困りたいのはこっちです。


((何も知らないのですか?))


「はい。まず、精霊王ソロモンって誰ですか?」


((……。ソロモン王は、初代精霊王です。ティターニア様は2代目になります。))


「へぇ~……って、なんでその王様の生まれ変わりが私なんですか!それにどうして私が生まれ変わりだってわかる!?」


((何故、貴女がソロモン王に選ばれたのか、私には分かりません。ですがその力はソロモン王の物で間違いないでしょう。))


「私の力……?」


((はい、精霊や妖精を有無を言わせずに服従させる力です。この力は精霊の始祖であるソロモン王のもの。私は、貴女の水という曖昧な命令に引き寄せられて、あのような失態を犯してしまいました。))


 すっごいヤバそう。語彙力ないくらいヤバそう。

 え、大丈夫?そんな力持ってて私が極悪人だったら、世界征服とかしちゃうよ?この世は私中心に廻っている!とか言っちゃうよ?


「私にその力がある自覚が無いのですが……?」


((自覚の有無は関係ありません。貴女が願う事が、万物の精霊の意志となるのですから。))


「例えば私が心の底から喉乾いたなって思ったら、ウエンディさんが水をくれるって事?」


((……そんな単純なことを望むとは思いませんが、そうなります。そして、駆け付けるのは私だけではありません。その場にいる全ての水属性の精霊や妖精が、貴女に力を献上するでしょう。))


 えぇ……本当に手に余る力だよ。私なんかが扱えるレベルを超えてるよ。

 という事はお願いしたら大体の事が出来ちゃったりする?


「私がお願いすれば、いつでも魔法が使い放題って事?」


((我々に命令するまでもありません、貴女は我々の始まりです。貴女はどんな魔法でも、自身の魔力で発現できる。そのコツが解っていないだけです。))


 さっきまで精霊たちにお願いすれば何でもできるっていうニュアンスだったはず……。

 それなのに今の話だと、精霊たちに頼らなくても何でもできますよって意味になってる。

 難しいな……。


「コツとはどんなものでしょう?」


((魔法を使う感覚は、個体によって大きく差があります。血液が煮えるような感覚、逆に冷えるような感覚だと言う精霊も居ます。なので自身で掴むのが一番早いかと。))


 突然手厳しい。人間と精霊は魔法の使い方が違うらしいから、父や母からもアドバイスは貰えないし……。

 険しい顔をしていたようで、ウエンディさんから唯一アドバイスを貰えた。


((魔力操作は魔法の基本です。人間は妖精に操作部分を丸投げしているので、その感覚が鈍いと思います。まずは、魔力操作を重点的に練習してみてはどうでしょうか。

 それと、練習するならば光魔法がおすすめです。他に害が及びにくいですし、貴女は水よりも光魔法の適性が大きそうですから))


 ほうほう、魔力操作か……。それってさ、私が昨日部屋でやってた事で良いんだよね?体を巡る魔力を感じ取り、それを纏う。これの繰返しが効果アリって訳か。

 光魔法の適性が大きいのは覚えがある。私の中に、光の精霊が居るからだろう。


「とりあえず、私の力がハチャメチャかも知れない所は無視して、コツコツ普通の魔法を練習したいと思います。貴重なアドバイスありがとう。」


((いえいえ、こちらこそお手数をお掛けしてしまいすみませんでした。それでは失礼しますね!))


 ちゃぽんと雫が落ちる音と共に、ウエンディさんは何処かへ帰っていった。

 水の精霊王の所に戻ったのかな。


 さて、夜も更けて来たし頭がパンクしそうだから、残り少ない回復薬を飲んで寝るとしよう。

 明日は自室か、丘の人目が無い所に籠りたい。1人で練習しないと、精霊たちとの約束を守れないからね。


「それにしても甘いなこの薬、せめて水で口をゆすぎたい……。やめた方がいいよね?わかってるのよ。1回失敗したんだからさ、やめとこうよ。明日やろう、薬なんだから甘くたって虫歯にはならないはず。」


 水魔法を使ってみたい自分に、言い聞かせるようにしてベットに潜り込む。


 明日が来るという事が、こんなに楽しみなのは転生してから初めての事だった。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーー


 楽しみすぎて遠足の前日に眠れなくなる現象を、皆は知っているだろうか。


 今日の私はまさしくそれです。


「おはようございます……。お母様……。」


「おはよう。随分眠そうねティア、まだ朝も早いし、もう少し位寝ても良いのよ?」


 母の言葉はとても魅力的に思えたが、今日の私はやってみたい事が山積みだ。どうしても眠くなったらおねだりしてお昼寝しよう。


 私はまだ5歳児だからね。


「今日は、お部屋かお庭で、昨日お父様から教わったことを練習したいです。だから早起きしました……。」


「ティア……魔法を使うのはまだ難しいんじゃないかしら?無理をして魔法の練習をするより、レラとマナーのお勉強をしたらどう?」


 母は、はっきりと私に魔法が使えないと言う気はまだない様だ。

 私の周りには、母に視る事ができる()()()()()()()()()()()()()()|。魔法を使えないと思うのも仕方のない事だ。

 相変わらず妖精は居ないが、ウエンディさんに会ってからどうも本物の精霊たちの様子がおかしい。気まぐれに姿を見せていたものが、常に視えるようになった。そして、私に深く体を折り、周りに群がるようになったのだ。


「私には難しくても、魔法は諦めたくないんです。お父様やお母様の魔法に感動しました。レラやヘレンの魔法にもです。無駄かもしれませんが、ダメでしょうか……?」


 ウエンディさんが私を()()()()()()()()()()()()と断言したことが、精霊や妖精の間に広がったのだろう。

 ただ、今まで日常生活に干渉してこなかった妖精たちが、次々と現れて干渉されるとなると都合が悪い。

 とりあえず、今朝から私の周りにいる妖精たちには干渉しないように言いつけておいた。


 しっかりと言ったことを聞いているのが怖いんですけどね。


「ティアがやりたいと思ったことに反対する事は無いわ。けれど庭で1人は危険だから、部屋で練習しなさい。午後からは今まで通りレラとお勉強をして貰うから、無理は禁物よ?」


「ありがとうございます!お母様!」


「ただ、レラが一緒に居てはダメなの?魔力を感じる練習だけだとしても、お母さん1人じゃ不安だわ……。」


「レラだけではありませんが、人がいると気になってしまって魔力が散らばってしまうんです。良い子にするので、部屋で1人で練習しても良いですか?」


 勿論、建前ですとも。

 万が一に魔法が使えてしまった場合、見られたらきっとまずい。それにぶつくさと独り言を言いながら練習するのを、他の人に見られるのは正直気が引ける。


 妖精たちの約束を破る事になってしまうことも怖いしね。


「分かったわ……。何かあればすぐに人を呼ぶようにしてね。危ない事はしてはいけませんよ?」


「わかりました!お昼の時間に降りてきますね!」


 私の部屋は屋敷の最上階の最奥にある。人目に付かない端っこの部屋、父は最上階のホール傍にある部屋を提案したが、来客があったときに落ち着かないからと断った。

 部屋に着くまでは広い廊下を通らなければならない。足音で誰かが来たのもわかるし、隠れての練習には持ってこいかもしれない。


「さてさて練習しますか。」


 光の魔法の練習だから、暗い方が分かり易いだろう。ただカーテンを閉めて真っ暗にしたら、それこそ家族に疑われてしまう。


「ベットの天蓋を閉めればそこそこ暗くなるかな?」


 ベットに上って背伸びをし、留められた天蓋を下すとほの暗い。

 これならば光はしっかりと見えるだろう。


「さぁ、まずは魔力を練るところから始めましょうか。」


 呼吸を整えて目を瞑る……。体を巡る血液を辿れば、自ずと魔力の線が見えてくる。後はその線をなぞって流れる魔力を、内側から押し上げるように強くする。


「この位だ、昨日失敗した魔力量……。こっから水じゃなくて光を出す。」


 相変わらず体全体が発光してる。まず、どうして父は体が光って無いんだろう。私を爆発から助けてくれた時、風の魔法を発動していたのに。

 少し光るどころか全く光って無かった。あの魔法は魔力を余り消費しない……?いや、それは違うはず。私と父を覆っていた風の鎧は凄まじい勢いだった。

 爆風を跳ね除け、石や土を弾いたあの魔法が、魔力を消費しない訳は無い。


「意図的に光らせてないのかな?」


 敵に遭遇した時、体を光らせながら魔法使えば常に居場所を教えることになる。そんな馬鹿な戦い方はしないだろう。


 それにしても、魔力を光らせない方法……さっぱりわからん。淡く光ってるものをどうやって消すのか。


「光ったままでもよくない?とりあえず。」


 でもなぁ……自分の身は自分で守れって言うじゃん?ってことは出来た方が良いに決まってる。夜逃げとかした時に光ってたらバレバレだしね。(夜逃げなんてしたくないけど)


 知覚しようとするから光るとか?魔力は血液と同じ、体を循環するもの。血液は光ってないし、魔力も光る必要は無いのでは?

 そう考えると、嘘のように光が消える。

 

「魔力は人間にとって血液、必要不可欠な物。異物扱いすればする程強く光り輝くって訳か。」


 魔力が流れる感覚を体に染み込ませれば、光らなくてもそこに魔力があるとわかる。大人になるにつれて、練度と共に光が弱くなると予想。


「ここからが本番なんだけど……。」


 魔法はどうやって発動しよう……。前に妖精さんが言ってた、想像すれば良いって。

 魔法は想像力?魔力の流れを止めずに、指先を光らせるイメージ……。


「うんともすんとも言わないな。」


 魔力を込めたい指先を凝視する。魔力は体全体にたっぷりと流れている。昨日水を溢れさせた時とほぼ同等の魔力量、でもこれって無駄遣いなのではないだろうか。


「だって、魔法を使う訳でもないのにこんなに沢山の魔力は必要ないもん。」


 魔力は練るだけ、体に多く纏わせるだけでも消費している。小さい光を作るためにこれだけの魔力を消費してしまっては、他の魔法が碌に使えないだろう。


 想像するのは豆電球……中学生の時に理科の実験でよく使った。なんか配列があったよな、確か直列と並列?っぽい名前だった気がする。

 直列が強く光って、並列は手間がかかって尚且つ光が弱い……みたいな感じだっけ?

 仕組みは良く分からないけど、日常的に使う光源を自分の手で光らせるのは楽しかった。


 ……配列?配列によってもたらされる効果が違う。


「全く属性の違う魔法を使いたいのに、感覚が一緒な訳なくない?」


 ウエンディさんも言っていたじゃないか、冷たいと感じたり、逆に熱いと感じたりする事もあるって。ということは、属性によって魔力の毛色を変えれば解決するんじゃない?


 単純だけど、火は赤、水は青、風は緑、土は茶、光は白、闇は黒、音は桃、雷は黄、毒は紫、氷は群青、爆発は橙。

 自分で都合のいい様に当てはめてしまえばいいんだ。精霊は1属性の魔法しか使えない。私みたいに全属性を使えるわけでは無いから、感覚がバラバラに感じるだけでさ、


「実は属性が同じ精霊たちに、感覚を聞いてみたら揃ったりしてね。」


 仮説を立てれば、後は実践のみ。私の光のイメージは白、魔力を小さく弱く体に流し、白色の魔力をイメージしながら練る。


「豆電球で良い……光を頂戴。」


 ふわりと、指先が光った気がした。


「え、終わり?短すぎるし、小さすぎない?」


 魔法を長時間使うにはどうしたらいいんだろう。光ったまま固定させたいんだけど、魔法の固定ってどうするの……?まさか、固定!って言えば済む話じゃないだろうし。


「豆電球の大きさでライト」


 口に出して魔法を使う、今度は特に意識しなくてもほのかな光を維持できている。


「やっぱりキーになるのは()()か……。」


 前に水を出したときはウォーター、今回はライト。私の魔法はイメージ通りにできている様だ。前世でフィクションの中ポピュラーだった呪文の仕組み、それをそのまま今生の魔法に反映できる。

 ただ、毎回さっきのように(豆電球の大きさでライト)なんて言ってられない。恥ずかしいしダサい。格好良く使うためには、最小限の言葉で発現させたい。


規模の大きさ(豆電球)魔法の種類(ライト))という形の呪文が基本だとしたら、削れるのは規模の部分だろう。


「豆電球の大きさでライト」


 指先を光らせて、光の強さをイメージで変えていく。ぎこちなく、まるで切れかけの電球の様だが明るさが変わっている。


「まだ不器用だけど、慣れれば全部で応用が利きそうだし良い感じ。」


 後はこの練習をスムーズに素早くできるようになれば、もっと先のレベルに挑戦できるだろう。私は忘れてないぞ?父が言っていた貴重な魔法、()()()()()

 どんなものだがさっぱりだが、必殺技なら是非とも使えるようになってみたい。


……かっこいいからという理由だけど。


 その後2時間ほど、光をゆらゆらと調節していたら大分スムーズにできるようになった。幼い体は吸収が早いし、何と言っても勘が冴えまくっている。


「もうお昼の時間か……。早いなぁ。」


 お腹は正直で、クゥと小さい音を立てて空腹を訴えている。まだまだ練習をしたいところだが、午後からはレラの授業もあるし、素直にやめてしまおう。


 食堂に降りると、テオが昼食の用意を手伝っていた。一応女子である私がやるべき仕事なはず……。ごめんなさい。


「お手伝いできなくてごめんなさい。」


「良いのよ。とっても静かだったから、寝ちゃってるのかもねってテオと話していたの。お腹は空いてる?」


 1人でぼそぼそ喋りながら、コソコソと魔法の練習をする5歳児はさぞかし静かな事だろう。私ならそんな5歳児嫌だけど。


「魔力をいっぱい使っていたらいつの間にか眠ってしまっていたようです……。」


 それなら眠っていた事にしてしまった方が都合良い。


「ティア、魔法が使えるようになったの?」


 テオが私と母の会話に混ざって質問する。


「いいえお兄様、私は魔力を感じることは出来るのですが、相変わらず使うことは出来ません。」


 少し残念そうに言って見せる。人前で魔法を使えないという点は、何とかして解決しなければならない。自衛のために覚えた魔法が、今のままではトラブルの火種だ。


「魔法が使えなくても大丈夫だよティア、僕がずっと守ってあげるからね!」


 テオがそう言って胸を張ると、私の後ろの扉から父が入ってきた。


「流石俺の息子だ。男はな、守りたいと思った人を命がけで守るんだ。その為に強くならねばならん。沢山を護らなくても良い。その手の中に納まる、少数だけでも守り抜くと誓うんだ。」


「レオ、そんな堂々と入ってこないで下さい。髭くらいは剃って。」


 昨日から部屋に籠りきりだったのだろうか。普段は見る事の無い無精ひげが、薄っすらと生えている。騎士を生業とする父には少々ミスマッチだが、精悍な顔には中々似合っている。


 はーいと間の抜けた返事をするが、父の騎士道はイケメンだ。是非ともこのように勇敢な旦那が欲しい。母は幸せ者だ。


「さぁティア、レオが準備を終えるまでに仕上げたいから手伝ってくれる?」


 サラダに特製ドレッシングをかけたり、カトラリーを準備したり、いつものように雑務だ。メイドが居るにも関わらず、母は楽しそうに食事の用意や掃除をする。貴族出身のお嬢様なのにね。


「いただきます。」


 和気あいあいと家族で昼食を摂りながら、ふと考える。


 なんだかんだ私が目覚めてから、父はずっとそばに居てくれる。厳密には私が倒れていた1ヵ月ほどは離れていたが、倒れていたからか実感が薄い。仕事は大丈夫なんだろうか……私ならもう平気なんだけどな。


「お父様、私が心配するまでも無いと思いますが、お仕事は大丈夫なのですか?」


「なんだティア、ソフィアみたいな事を言うんだな。俺には優秀な部下が沢山いるから大丈夫だ。」


 やはりローレンスさんに頼りきりなんだろうか。


「その1人は、副団長のローレンスさんですか?」


「覚えていたのか、そうさローレンスだけじゃない。沢山の仲間が支え合いながら仕事してる。俺が少しいなくたって平気さ。でも残念ながらティアは寂しいだろうが、春華祭までは家を空ける。」


 お?初耳情報……仕事に戻るって事?


「お仕事に戻るのですか?」


「ティアが作ったあの大きな魔石を、長らく放置して置く訳にはいかないからなぁ……。それに、俺が直接話した方が話が進む。春華祭のティアのダンスを心置きなく見たいからな。」


 ……ダンスって何の話?


「何だレラ、話してなかったのか?」


 余りにも間抜けな顔をしていたのだろう。父が、私の後ろに控えるレラに問いかける。


「申し訳ありません。ティアお嬢様にはまず、日常の礼儀作法、一般常識を教えてから、2週間ほどでダンスを覚えて頂こうと考えておりました。

 経験上、一度に幾つもの課題を並行するのは得意ではないと思いまして。」


 ダンスってあれか、クラシック音楽にのせて男女がクルクルまわる、あのダンス?

 無理だ、絶対苦手だ。だって私、前世の体育の成績2だもん。運動全般無理だもん。


「レラ、踊る事が強制ならば今日から練習を始めてください。私、余り大きな声では言えませんが運動音痴なんです。」


 すかさず指南をお願いする。避けられないのならば、早めに対策をしておいた方が良い。貴族の嗜みが私の独断と偏見だが、ダンス、お茶、裁縫、楽器等だ。

 どれも未経験だし、得意そうなものは何一つないが、お披露目がこんなに早いとは驚きだ。まだ始まって5年の新しい人生、躓きたくないし。


「ティア、運動音痴だったのか?ちゃんと走ったところも見た事が無いんだが。」


「お言葉ですがお父様、淑女はバタバタと走ったりはしません。それに、私は運動する機会が今までありませんでした。音痴どころか、碌にできないかもしれません。」


 私、まだ走ったことありません。それどころか、早歩きもしたことが無い。

 え、まずいですよね。絶対にヤバいですよね。どうしよう……救いようが無かったら。


 その後は、他愛のない話をして昼食を済ませた。


 父は3日後に家を発つそうだ。それまで毎日、魔力操作の練習を見てくれると約束した。正直、私の魔力操作スキルは父を超えている気がするが、これも親子のスキンシップの一環である。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「お父様、行ってらっしゃいませ。」


 私のお辞儀も、異世界に来てからの数ヶ月で大分上達したのではないだろうか。レラや母のお辞儀には遠く及ばないが、貴族の教育を受けていないメイドたちよりは優雅な物だろう。


「あぁ、行ってくる。ティア、春華祭のダンスを楽しみにしているよ。」


「お任せください。」


 これから私は、午前中に魔法のコソ練と午後からはマナーとダンス、座学も加わって多忙だ。テオも、今年の夏には初等科という学校らしき場所に入学するらしい。その準備で大忙しだろう。


 異世界生活、初めての春はどんなことが待ってるかな。

魔法についてのイメージが二転三転しています。

全然纏まらなくて大変。


そして、ブックマーク、いいね等ありがとうございます!励みに一層頑張りたいと思います!!


誤字、脱字などありましたらご指摘をお願い致します。

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