あの花の名前と、産声。
ふわっと咲いた 小さな蕾 たっぷりの櫁
メレンゲのような あの温もりと ふんわりとした感触
今 あなたの前で
どうしようもなくなっている
コンクリートの隙間から生えたような 根性なんてなくて
勢いや 生命力なんて皆無に近い 雑草にも叶わない
ただ ――― 届くのかな?
蒼空と 風に任せてみて
赤く染まる 夕焼けに
目映く彩る あの空に
土筆が傾く畦道と 線路に鳴り響く車両に載っかる
次の駅へと 向けて ――― 遊ぶ風景
聴こえてきたのは 愛しい産声と もっと先の 未来地図