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猶予


引っ越しの日取りは意外と直ぐに決まった。

母は何だかんだもう少し私と居たいと言ってくれたが私はなるべく早く

この場所から離れたくて来週行くと告げると寂しそうな表情をしていた。


私はちょうど夏休みに入ったところで、

引っ越しの荷造りをグダグダと時間を贅沢に使って終わらせても

無限と思える程に時間は余っていた。


暇——


贅沢な言葉だと感じていたけれど

出発まで何の予定もすることもない

私にはピッタリな言葉と思えた。




意味もなく


何も考えずに


ただ散歩だと言いながら


私は都内で最も人が集まるとされている

渋谷に向かった。


中学の頃の友達が良く渋谷に行きたがり

学校終わり数人でよく行ったのを覚えている。

ゲームセンターでプリクラを撮ったりとか意味なくファミレスに遅くまで黙っていたりとか。


懐かしい




人の多さは変わらず

昔行ったファミレスは今も残っている。





変わったのは私だけ——



いつでも—-



変わるのは自分だけ——

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