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蒼星緑海  作者: ひらみ
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昼下(ひるさがり)、微睡(まどろみ)




 授業は半分を下り、食事を終えればまた苦行のような時間は再開される。

 よく『学生の本分は勉強だーっ』と表されるものだが、勉強するだけなら別に学生じゃなくとも出来るし、仕事をしようとするのなら別に学生にだって出来るのだ。

 現にわたしは二足のわらじ、ならぬ三足のわらじを履いて日々を暮らしていたりするわけだし。

 それを以前、はとに言ってみたら<それは貴女が正確に労働に従事していないことの証明です。労働を行う義務を負った人間には両腕に責任が生じるのです。ですので―――>以下略。ものすんごく長く語られたのでクラクラしてよく憶えてない。それと今思い出すのはちょっとしんどい。眠気的に。

 そんな多忙な毎日。喩えばかりで申し訳ないけど、上のわたしのような若者への返し文句は決まって『若いうちは買ってでも苦労をしろ』というのは定説である。

 でもそういう人間の約半分は苦労をしてない人間の言なわけで、若人当人にしてみたら非常に余計な世話だったりする。

「ふにぅ………わぐっ!?」

 かくん、と首をもたげてシャープペンシルに頭突きをかました。

 思わず変な声が漏れ出して気付かれないように左右を見回す。

<思考機能に著しく低下が見受けられます、ユイ。なにか覚醒作用のあるものを服用することを推奨します―――たとえば>

「……ぁー……珈琲?」

<ワン>

 相棒の返事に重く沈みそうな頭を抱えるように額を抑えた。

 授業中でなければ飲んでいたかもしれないが生憎、授業中である。そして生憎、わたしは薬が効きにくい体質だ。

 なので珈琲なんて飲んでも効きようが無い現状だ。

 窓から見上げるおひさまも心なし傾き加減、そりゃずっと元気燦然でいろと言われても、心地いいなら居眠りこっくりと頭を被りたくなる。

 そしてお日さまだけじゃなく、人間さまのわたしもその類に漏れずである。


「とのように人間と山との関係は非常に密接であり、切っても切れない関係だと言っても過言じゃないだろう」


 鉛でも乗っかってるみたいに重い瞼に力を込め、殺すようなまなざしで石田の授業に耳を傾ける。

 半眼となった視線はさながら暗殺者と言った様相だろう。

 だって仕方がない。昼下がりっていうのはどうしたって眠い。よく考えると睡魔スリープの魔法はあるのに睡抗の魔法はないんだろう。ちなみに覚醒アウェイクは違う。

 あれは寝た後での話だ。

<思考を読みますが、睡魔スリープなら抵抗レジストで十分では>

「はと」


<ワン>


「あんたが次に憶えるのは気の利いたジョークね」


<シンキゲキ? マンザイ?>


「ちっちっ。ジョーク。隣の塀に囲いが出来たってねー……」


<……“塀”が囲いになっただけですか? では攻略は容易です――そも、ユイなら単独で囲いを破壊できるだけの性能があるのでは?>


「…………。」


 前言を訂正。すこしくらい勉強をして知識をつけておく必要はあるかも、せめて空気を読める程度くらいには。

 摘んだ宝石をピンっと弾くと胸元へと戻る相棒。


「ジョーク、憶えましょうね」


<ワン。善処します>


 世俗からかけ離れたジョークを堪能できたせいか、すこしだけ集中力が脳の深部を刺激した。シャープペンシルを唇に当てると考える(ポーズの)ように黒板に立つ教師を見た。


「ゆえに我々は山への信奉を忘れてしまった。それは実に悲しむべきことである。かつて山を神としあがめたてまつった人類は自然に対する敬意があった」


 教壇では石田が熱弁を揮っている。たしか縄文時代の話をしていたはずだけど、なんか思いのほか脱線しているようだ。

 ぐにゃり、と視界が閉じた。

 うん、脳味噌が外部情報を遮断して寝ろと信号を送り出したのだ、宿主を差し置いて。

 じっさい、石田の話はどうでもいい。

 成績は中の上、悪くなくて良すぎない。そんなクラスでも目立たない立ち位置を確保しているわたしだけど、この新任教師石田の授業はボイコットしたいレベルである。

 当然、誰一人として真面目に聞いている生徒はこの場にはいない。誰もが話を聞く振りをして携帯いじりやひそひそ談話に華を咲かせている。


「ねぇ、ねぇ。やべちゃん知ってる? 最近の学生失踪騒ぎ。聞いた話によると5日前ので5件目だって」


「うっそー、マジヤベーじゃん」


 通称みっぽ(みほ)とやべちゃん(やべ)の話し声が聞こえてくる。

 そういえば隣町の管轄でなんかそういう事件が起こってたっけと耳聡く流し込みつつ、授業のほうも目を向ける。

 隣町といえば……。


<この一帯では大勢力を誇る“ウィーゲンシュタイン家”の管轄ですね>


「あぁの、陰険そうな女ね。同い年なのに辛気くさそうな面してて正直、総会の時もウマが合わなかったし」


<それでも賢人結社より“彩使さいし”を賜っている名士ですが?>


「パープルでしょ、紫。三原色トリニティカラーじゃない」


<“ 限 り な く 原色に近い”ですが>


「ぬぅ…………。多芸なら良いってもんでもないでしょ、わたしは一芸特化のタイプだし」


<ええまあ、魔力をそのまま質量変換して叩き付けるという魔道開花の時代にはあるまじき原始的な手法ですが>


 相変わらずはとの魔法に関しての説教は効く。確かにわたしの魔法は粗暴かつ原始的な戦法だけど。

 心臓部の炉心から直通パスで魔力を導き出しているのだ。

 そんな非効率な魔術式演算をする阿呆は世界広しといえどわたしくらいのものだろう。


「……はぁ、眠いの」


 とはいえ、このきつい状況で垂れ流されるのは勘弁である。

 疲労にも似た溜息を漏らしつつ、そっとはとにお許し願うことにした。


<ワン>


「今は説教に返すよゆー無いわけ、おーけー?」


<ワン>


 相棒の揺らぎは変わらない、いつも通りゆらゆらモヤモヤ。ほんとに分かってんだろうかねぇ、このコ。

 でも……あの気位高い小娘が未だに事件を解決していないのは気になるとこだ。

 あのコ、携帯持ってなかったわよねぇ……。


「山の神がいた。だが人が自然を崇拝しなくなってから神は消えてしまったんだ。神の気配のない山は神秘の気配が途絶えを、やがてただの大きな森の集落に成り下がった」


 石田の声でふと我に返る。

 いけないいけない、こう見えてもわたしは勤勉学生である。

そして勉強も得意ってわけじゃないので地道に授業を聞いておくことが大切なのだ。

 とはいえ初仕事の疲れは秒毎に目蓋への荷重にになる。

石田の唱える呪文がいつもより遠くから聞こえる気がした。

 一度、目元をゴシゴシと擦り重たくなった頭を振るうとしかと前を睨む。

 石田の授業はいつもピントがズレている。

 けして教え方が悪いわけじゃないし押さえるべきポイントはしっかり捉えているのは確かだ。


「自然を崇拝することを忘れた人は集落より離れ、より人の寄り集まる場所へと移動をする。俗に―――坂守」


「あっ、はい!」


 コックリコックリとし始めた所に鏑矢で額を射抜かれたかのように。

 わたしは一度あたまを大きく仰け反らせると鋭い返事で答えを返した。


「えー都会です」


「では都会の定義を」


「はい。人のより住みやすく整地された開拓された地。商工業や文化、行政府などの活動が盛んに交わされている土地のことだと思います」


「……正解だ」


 うん、と納得行ったように石田が頷くと黒板をコツンと拳で叩いた。


「正しくは人のために開墾された土地。人が文化的生活を行うための圏内、だと先生は理解している。誰もが知っているとは思うが街にはなにもかもが揃っている。一つのものが商品と並ぶまで様々な人達が関わり機能させているんだ。多くの人の生活があり、それらがパズルのように組み交さって都会はできている。先生はそういうものだと思っている――っと、坂守。座っていいぞ」


 先生の熱弁を横目にぼけぇ、と突っ立っていたわたしにようやくお声がかかる。

 わたしは答えせず一礼だけすると言われるまま席に座った。


 石田は……そう、ときどき主観が籠もりすぎている気がする。主義主張に文句を言うつもりはないが、ここは討論場じゃない。

 誰も個人的な主観を求めて学校に通っているわけではない。だからこそ他の授業に比べると石田の授業って“重い”のだ。

 それを理解してか、みんなも要点だけを耳に捉えるようにして石田の個人トークに関してはシャットアウト。自然と石田先生に対する授業姿勢というのが形成されたのだった。

 まあ新任教師というところもあって、みんな気にしないようにしているが、どっちにしてもあれじゃ孤立してしまうだろう。

 現に石田が生徒や教員と話す様子を見た覚えがない。


「んー……あ。似たもの同士か……」


 考えてみれば自分もだ。

 人間性にはなにも問題はない。むしろ社交性でいえばわたしよりも上であると思う。けれど石田は日常を語らない。自分自身というモノを露出させないのだ。

 そこに同様の生き物を感じさせないのだろう、どこか遠い人と語っているような錯覚におそわれるのだ。

 もしかしてわたしの評価も似たようなモノなのかな? 

 だとしたらわりと心外である。

むぅ、と小さく唸ると唇を結んだ。けど石田だって自分には言われたくないだろう、と思ったりした。


「でさでさ、今朝の聞いた? 6件目」

「なになに、ヤベーの?」


 そんな寝ぼけ眼のわたしの近くでどんどんヒートアップするみっぽとやべちゃん。

 ちょいちょい、そろそろ声大きくなってきてるから声のトーンを少しダウンダウン……。

 ふたりの喧しくなりがちな声すらも今のわたしには寝語りになり始める中、


「それがさー」


 そろそろ限界。

 追い上げてきた睡魔の気配がついに額を撫でると瞼を閉じて、昼下がりの心地よい眠気に身を任せようとした。


「――うちの町で、三丁目のりんちゃんなんだって」

「まじヤベーじゃん!」


――――ハ?


 その言葉にわたしの意識が一気に覚めた。


「…………坂守?」


「あれぇ~どったの、ゆぅーちゃん」


「サカガミぃ~、どったのヤベーのか?」


「え? ん? や? うん……」


 石田にみっぽとやべちゃんの驚きの声。

 思いも寄らぬ言葉に自分自身の睡魔も吹っ飛び、おまけとばかりに身体までも反応してしまったらしい。

 バネ仕掛けの機械のようにガタンっと音を立てて立ち上がったわたし。

 静謐の教室内に怒号が落ちたかのような反応でクラス中の視線が降り注いでいた。

 しまった! と思うよりも早く自分の顔が紅潮の反応を示す。


「ごご、ごっ、ごめん。わ、わたしっ、と、トイレいってくる――!」


 クラス中の視線を一身に浴び、耐えきれなくなったわたしは突き刺さるような視線を掻い潜るようにして教室を飛び出すとトイレの中へと逃げ込むのだった。


 やばいやばいやばいやばい――!


 目立たず、気づかれず。ひっそり物静かで、クラス内での評価は「置物みたいな女の子」を貫き通すつもりだったのに入学して四ヶ月目にしてやらかした!

 わたしはトイレに駆け込むと一目散に個室に飛び込んで叩きつけるように扉を閉じた。


「おちつけおちつけおちつけおちつけ―――」


 そう。そうよ、ユイ。別に今回の失敗はそれほど大きなものじゃない。むしろ四ヶ月目っていう比較的早い段階での失敗なら取り返しやすいじゃない。

 発想を逆転しましょう。むしろこんなキテレツ奇行な少女なら人が寄りつかないや、と。


 <失敗しましたね>


「あ”~!! 人が立ち直りかけたとこに釘刺すな悪魔めェ!!」


 沈黙を守ってた悪魔がここぞとばかりに顔を出す、ぬるりとな。

 便座に腰掛け体育座りをすると頭を抱えて苦悩に耽った。


 <いいじゃありませんか。ユイ、魔女は孤独でなければいけないという教本はありません>


「あのね、簡単に言うけど。今のわたしには余分を背負い込む余力は微塵もありません。ただでさえ魔女の認可がようやく降りたばっかだっていうのに、もし神秘の秘匿を失すれば――」


 基本的に魔女には敵が多い。戦わなければならないのは怪異ばかりではない。それは同じ人類にも及ぶ。

 過去の例からも魔女は人に忌み嫌われ、奇異の目を向けられるのは目に見えている。

 それだけではない。領地を強奪、拡大しようとする魔女や非合法な方法で乗っ取りをする魔女もいるという。

 そんなやつらが真っ先に狙うのは魔女のそばにある大切な者たちだ。


 <ユイが話すのは結論ありきの問題に思えます。作りたくないから作らない、とではなく。少し角度を変えてはどうですか?>


 相棒と淡々とした音色はわたしの加熱した機能を解き解す。

 顔色が収まって、言葉尻も穏やかになれば、打って変わるように眼差しを強める。

 “はと”のいうことはわかる。わたしは大きな可能性に目を取られて小さな可能性を捨てているということ。


「わたしは、まだ弱い。だから余計な弱点を作りたくないの」


 力のない者を狙われればどうしようもない。いかに強力な魔女であろうとも力を奪われ敗してしまう。

 たとえわずかな可能性かもしれないけれど、自分の勝手に他人を巻き込むのは赦せない。

 おまけに自分はまだ新米の身。よく思わない連中も多いことだろう。だからこそ余計に気を張らなくてはならないのだ。

 それは魔女、坂守ユイとしての矜持。


「わたしは魔女であり続けないといけないの。だから無駄なものは省く。これからずっとね」


 抱え込んだ両足を包む拳を握ると強い瞳に意志を宿す。

 魔女であり続けるという意志は、それ以外を捨てても構わないという決意でもあった。


 <…………そうですか。ユイがそう決心しているのならば私が今更言うこともないでしょう。それはユイの人生です>


「そんな大層なつもりじゃないけどさ。自分のやることやるなら他人をけっとばすつもりじゃないとできないじゃない。なら蹴飛ばしにくい人を増やしたくないだけ」


 冗談めかしたように薄く笑いながら“はと”に言うと宝石の相棒は一緒に笑ったかのようにちろり、と灯火を揺らした。


 <それはさておいてですが―――ユイの動転、その原因>


「ああ、うん。うちの管轄で起こったっていう失踪事件。あれどういうこと、わたし聞いてないっ」


 <今朝のことですから、ユイはシゴト中。翁を避けるように登校しましたし、聞きそびれても仕方がありませんね>


「そりゃまあ……って、なんで“はと”は知らないのよっ」


 <今朝はユイと同伴していたためかと>


「あ……」


 そりゃそうだ。今日はそのままはとを身につけたままだった。手放して置いておけば誰かなりの話を耳にしたかもしれなかったのに。


「ああぁぁ……今日まともに会話したの源さんだけだもんなぁぁ……」


 <源は浮世のことに興味ありませんしね。翁の命令でも無い限りは台所から離れないでしょうし>


 苦悩の声音を漏らしながら、また頭を抱え込んでくしゃりと髪をかきむしる。

 タイミングが悪すぎた。こんなことならもう少しみんなと話しておくんだった。


「悔やんでも遅いし。よし、どーせ夜にでもアワ翁が顔出しするでしょ、そん時に問い質すっ」


<それがいいでしょう。この街のことで翁が把握していないことはありませんから>


 抱えあげたままの足を降ろすと『うしっ』と両手でガッツポーズを取って気合いを新たにする。

 腰をあげて授業に戻ろうとしたとき、ふと気になったことを相棒に漏らす。


「ねぇ、はと。そういえば今朝さ。なんか怪しい人見かけなかった?」


 <怪しい人とは? 私の認識はユイを基準として審査となりますので若干の偏りがあると思われますが>


「……そ、それ、さりげない侮辱っ」


 わかって言ってるから始末に負えない、この相棒。

 いつか質にでも流してやろうと、決意しつつ侮辱はスルーして改めて聞き直す。


「もう見るからに怪しい奴よ。こう、ボロの外套纏ってて今どき珍しいステレオタイプの奴」


 <ふむ……昨今でも珍しいような古めかしいの怪人ですね>


 と、そこで間を置いて自分の思考を巡るように灯火が大きく揺れた。


 <知覚していないようです>


「あれ、見間違いじゃないと思ったんだけどなぁ。今時、あんな容姿の奴見かけないし一発で気づくはずだし……」


<……………………。>


 両手を組んで不思議だと首を傾げるわたしと深い沈黙を湛えたはと。


<もしユイにしか気づかなかったのでしたら、よほど高度な隠伏ですね。よほど注意深く対象を見張らないと気づかないほどでしょう>


「え? でも、ものすっごく目立つ格好だったけど?」


<それはユイが看破した後の結果でしょう。対象は色彩や姿形など問題ではなく地形にとけ込める、ということです。つまり常人ではありえない所作を有しているということでしょう>


「よほど注意深くその人を捉えない限りは気づけない工作を施してる―――ということは……」


<気づかれては困るから、という推論は成り立ちますね>


「もしかしたらそいつが事件の犯人かもしれないってことねっ」


 パチン、と軽快に指を弾いてだれも見ていないというのにウインクなどをする。

 宝石は揺らがない。答えず灯火を湛えるのみだ。


「よっしゃっ。じゃあ授業戻って放課後になったらあの怪しい奴とっつかまえて吐かせてやるわ」


<そうですね。どちらにせよ、夜には翁に面通しがあるでしょうから詳しい話は聞けそうですし>


「方向性は決まった。それじゃ――めんどーだけど石田の授業の続きに戻るかー」


<そういえば……ユイはあの石田教諭の話を嫌ってますね>


「え~? みんなそうだと思うわよ。なぁんか重いのよ。辛気くさいっていうの? 胃辺りにズーンとくるっていうかさ」


 ご飯明けの昼下がりからは、とても聞きたい話じゃない。

 思い出すと気が重い。見る見る活力を失う語気に“はと”が一言漏らした。


<ですが実感の籠もった言葉ですね。一念がある、そういう話には耳を傾ける価値がありますよ>


 馬の耳に念仏という言葉がある。


「ハイハイ、はと共々説教好きに縁でもあるのかしらね、わたし」


 扉を開けて教室へ向かうわたしの耳はそれを聞き流していた。


「ていうか、ノーヘル?シュタゲ? あのコ、なにやってんのよ」


<ウィーゲンシュタインです。魔女のことは魔女へ。ご自分で確認ください>


「はいはぁい。……ま、機会あったら」


 それは消極的かつ代価案が無い場合にかぎる。







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