アミと金網
掲載日:2012/01/15
寒いとダブルクリックが下手になるからヤダ。
かじかむから本も読めない。
ストーブをガンガンつければいいんだけど、給油が面倒。
こんな悩みしかない17歳。
モエの人生はどうだったんだろう。
モエ頭いいからなぁ。
うわ、金網つめてえ。
手袋をはめて再度金網を掴む。
顔を金網に押し付ける。
ああ、何時だろう今。
なんで死んだんだよ。
なんで?いやマジで。
本当にさあ、死ぬなよ。
さびしいじゃん。
モエが落ちた場所を見下ろす。
花束が一杯だ。
私の花束が一番赤い。
モエは赤が好きなんだよ。
なんでかっていうと私が赤が好きだから。
金網をよじ登る。
くしゃみが出た。
ああ、なんか、もう。
私は金網から離れる。
ズビズビと鼻をすする。
生きてるだけの17歳。
何時だろう今。
百合っぽいのを書きたかったんです。




