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序文

これは当分除外したままで進みます。

ここに挙げていた方がチェックしやすいという事に最近気付いたので、その為に挙げているだけですので。


いつか封印を解ける日が、来たらいいなあと思います。


 

 かつて、大戦があった。


 数多くの民。

 数多くの兵士。

 数多くの英雄がその大地の礎にならんとされた戦が。


 後に残ってしまったのは、傷ついた土地。

 後に残ったのは、死者の(むくろ)

 そして、後に残されたのは、それらの家族。

 結果、戦場で流れた血の総量以上の涙が、残された人々によって流されることになった。


 そんな痛ましい記憶を、人々の心から忘却させる事が出来るのは、残酷で優しい時の流れだけだった。

 その為、人々が思い出から脱却し、痛みを風化するまでに長い年月を必要とした。

 それほど深い傷だったのだ。


 だがそうして、大陸は再びその火を灯し始めた。

 その灯火は、人々が覆っていた暗い影を払拭し、光の住人へと誘った。


 暫し、穏やかな日々が流れた。


 しかし――――


 一度灯った火は徐々に勢いを強めるに任せ、再び消え去ることなど、考える素振りも見せなかった。

 そのまま灯り続けた火は、やがて赤々と燃え盛る炎となった。

 もはや持つ辺はなく、それを抑えることの出来る者は誰一人として居なかった。

 いや、そもそもそんな炎の危うさを、誰もが認識してすらいないのだ。

 

 ――――強すぎる炎の光から生み出された、深い影の住人を除いては…………。

 

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