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第60話 宴と終焉

 ジャイアントボスが右腕の代わりに左腕を突き上げて勝利を宣言する。報道関係のヘリが次々と着陸してくる。しかし、自衛隊員が現場をロープで囲んで報道陣が近づけないようにする。

 さらにジャイアントボスたちに対して、すぐにこの場から立ち去るように指示する。日向が自衛隊員に文句を言う。

 「事態を収めたのは超人たちなのに出ていけとはどういうことですか。」「命令が来ているのです。」

 「小堺重工の言うままになっているのだろう。」「知りません。現場に人を入れるなという指示です。」

 「日向、言っても無駄じゃ。帰るぞ。」「師匠、天使を兵器にしょうとしているのですよ。黙っていられません。」

そこへ小堺重工の回収班と開発責任者がロープの中に入ろうとする。日向は黙っていない。

 「あんたら小堺重工の関係者だろ、天使をどうするつもりだ。」「どうもしないよ。回収するだけだ。私は今回の責任を取らされるのだからな。」

 「天使の研究は続けられるのだろ。危険だからやめてくれ。」「あんた、小堺グループの御曹司だろ。その権力を使えばいいだろ。」

 「もう、小堺とは縁を切っている。」「私は、小堺重工から切り捨てられるがな。」

日向は開発責任者の言葉に父親の顔を思い浮かべる。何をバカなことをやっているんだ。危険な賭けをなぜするんだ。

 「日向、帰るぞ。」「師匠、何を言っているのですか。」

 「わしらは戦うだけじゃ。後は放っておけ。」「しかし、父が・・・」

日向の肩にジャイアントボスが手を置く。

 「もう、ヒーローの出番は終わったんだよ。」

日向は黙ってうなずく。フローラが空間を村へつなげる。ジャイアントボスたちはみんな巻き込まれる。全員、村にでると村人たちが集まって来る。

 「源さん、活躍したね。テレビで見ていたよ。」「かっこよく映っていたか。」「まあまあだな。」

 「大きい兄さんも来たかね。右腕が肘からなくなっているぞ、大丈夫か。」「大丈夫です。まだ引退しませんよ。」

 「イケメンの兄さんもいるのう。」「さわやかイケメンです。」「見たままの名前じゃのう。」

話しているうちに村人に囲まれて、集会所に連行される。こうして集会所ではいつものように宴会が行われる。

 この頃、小堺重工が謎の爆発で消滅していた。この結果、小堺グループは兵器開発から手を引くことになる。

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