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第6話 源さん対網タイツ男

 「アーっと、赤い雷光ーーーーレオタードマスクをお姫様抱っこ、お持ち帰りかーーーーー」

 「赤い雷光、ジャーンプ、ビルの屋上へ飛んだーーーーー」

 「カメラマンがビルをロッククライミングして追いかける。」

源次郎はレオタードマスクを口説く。

 「わしは老い先短い老人じゃ。短い期間だが友達になってくれ。」「じじい、キモイんだよ。殺しても死なないくせに何が老い先短いだーーーーー」

 「お願いじゃ。友達になるまで付きまとうぞ。」「じじいが・・・ストーカー・・・怖いよ~」

 「だめか?」「つきまとわれたらいやだから、スマホ出して連絡先交換するよ。」「ありがたい。」

レオタードマスクは、とりあえずこの場から逃げることを優先する。

 一方、日向は網タイツ男から抱擁をかわすことに必死だった。

 「坊や、怖がらなくてもいいのよ。愛を確認するだけだから。」「ごめんだ。」

 「さあ、愛をーーーーー感じましょ。」「・・・・・」

 「青年が網タイツ男に追いつめられているーーーーー青年、ピンチーーーーー」

 「若い男がまた一人、犠牲になるのかーーーーー」

 「私の彼氏にしたかったーーーーー」

 「解説のヨモヤマさんどうですか。」「オサワギさん、願望が出ていますよ。」

 「網タイツ男は倒せなのでしょうか。」「網タイツ男はああ見えてS級怪人です。並みの超人では対抗できません。」

 「青年、逃げ場を失ったーーーーー、ついにでたー愛の抱擁だーーーーー」

日向は神に助けを求める。網タイツ男は愉悦に浸る。突然、網タイツ男の脳天に強烈なチョップがさく裂する。源次郎がビルから飛び降りながら繰り出したのだ。

 網タイツ男の足元が崩れて網タイツ男の腿まで足が地面にめり込む。死を覚悟した日向が涙目で言う。

 「師匠、ありがとうございます。」「こんな奴に何を手こずっておる。」

 「すみません。僕の攻撃が効かないのです。」「ほお、頑丈じゃな。」

網タイツ男が話に割り込む。

 「今の一撃には愛を感じたわ。こぶしで愛を語り合いましょう。」「次でお前さんはノックアウトじゃ。」

 「赤い雷光が網タイツ男に対戦ーーーーーどちらが勝つかーーーーー」

 「解説のヨモヤマさん。どちらが勝ちますか。」「分かりません。赤い雷光は歳をとりすぎていますから、かつての力を使えれば勝てるでしょうが・・・」

 「網タイツ男が体をひねったーーーーー、網タイツ男が回転を利用して地面から抜け出したーーーーー」

 「網タイツ男、赤い雷光に愛の抱擁だーーーーーいや、幻影だーーーーー赤い雷光、速い、速すぎるーーーーー」

源次郎が日向に言う。

 「わしの技を見せてやろう。」「師匠は技を使ってなかったのですか。」

 「大抵の相手は殴るだけで倒せるからのう。」「分かりました。」

源次郎は幻影を作りながら移動して、網タイツ男の愛の抱擁をかわしていく。そして、突然、網タイツ男の前に現れて右手のひらを網タイツ男の胸に当てる。

 当然、網タイツ男は源次郎を抱擁しようとするが空振りに終わる。源次郎が網タイツ男に言う。

 「お前はもう終わっているぞい。」「何言っているの。愛を受けいれ・・・愛・・・あ・・・」

網タイツ男が血を吐いて倒れる。

 「赤い雷光ーーーーー網タイツ男ーーーーー撃破ーーーーー」

 「解説のヨモヤマさん。何が起こったのでしょう。」「あれは赤い雷光の技の一つです。相手の体の中に気弾を撃ち込んで体の内部を破壊する技です。」

 「強い、超いぞーーーーー、赤い雷光107歳。街を守ったーーーーーレオタードマスクと網タイツ男を撃退!」

日向が源次郎に言う。

 「師匠、僕の攻撃が通用しませんでした。僕には才能がないのでしょうか。」「お前は強いぞ。ただ、相手が悪かった。」

 「どういうことですか。」「あの変態は打撃の力を逃していたのじゃ。ただの変態ではなかったのじゃ。」

 「フジミテレビのオサワギです。赤い雷光さん、勝利の感想を一言。」「わしは忙しいのじゃ。メイドに会いに東京に来たのじゃからな。」

 「メイド?超人の知り合いですか。」「メイド喫茶のメイドに決まっておるじゃろ。」

 「何とメイド喫茶に行く途中だったようです。」

日向の源次郎の見る目が尊敬のまなざしから冷たい目つきに変わる。

 「師匠、メイド喫茶に行くことはやめて修行をしましょう。」「数十年ぶりのメイド喫茶じゃ。何としても行くぞ。」

健次郎は日向を引きずってメイド喫茶を目指す。

 網タイツ男は警察に逮捕されてパトカーで連行される。網タイツ男はパトカーの中で手錠を引きちぎると若い男性警察官をお持ち帰りして、逃走する。

 翌日、若い男性警察官は、廃人同様になって発見される。網タイツ男は未だに捕まっていない。


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