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第19話 超人協会の会議

 カマキリ怪人の宝石店襲撃は1件で収まらず。すでに5軒の宝石店がカマキリ怪人に襲われていた。警察は警戒を強化していたがカマキリ怪人を捕まえることは無理だった。

 浜松市にある超人協会本部には、ハバカル会長を始め役員が集まっていた。この中に超人の代表としてS級超人ジャイアントボスが参加していた。

 ジャイアントボスは身長220センチの巨漢で座っている椅子がつぶれそうになっている。ハバカル会長が発言する。

 「カマキリ怪人のことはニュースで知っていると思う。」「協会でも対応が必要ですな。」

 「A級以上の超人で宝石店を張り込んではどうかと思っている。」「それでは他の案件に対応できなくなります。」

 「私はカマキリ怪人は早く退治すべきだと思っている。」「警察との連携を強化すればよいのでは・・・」

 「さわやかイケメンの件がある。民衆にはあの件を早く忘れてもらいたいと思っている。」「確かに怪人から逃げるなど恥ですな。」

黙っていたジャイアントボスが発言する。

 「さわやかイケメンが逃げたことは正解だと思います。」「君は何を言っているんだ。ヒーローが敵から逃げるなど恥ずべき行為だろ。」

 「網タイツ男は見た目はあれですが、かなりの強敵です。もし、愛の抱擁を受ければ精神をやられてしまいます。」「あれを放置しておくのか。」

 「いいえ、赤い雷光なら網タイツ男を倒せるでしょう。」「赤い雷光だと何者だ。」

 「知らないのですか。最高齢の超人でトップクラスの実力の持ち主です。」「あー、あの女で身を崩した男か。男の相手などしないだろう。」

 「彼は今、弟子がいます。弟子を網タイツ男から守るために戦うことになるでしょう。」「弟子も超人なのか。」

 「御曹司です。」「ああ、彼か期待の新人だな。」

ハバカル会長が咳払いをする。

 「御曹司には網タイツ男のエサになってもらおう。後は赤い雷光に任せることでいいですな。」「御曹司はつぶれたら、大きな損害ですぞ。」

 「新人にはいろいろと経験を積んでもらわねばなりませんからな。」「そこまで言うのなら仕方ありませんな。」

ハバカル会長は、御曹司には早々に退場してもらいたいと考えている。

 「これでカマキリ怪人に集中できますな。」「私はあくまで超人の宝石店への配置を考えています。」

 「それではカマキリ怪人に人員をさきすぎではないですか。」「私は短期決戦で終わると考えています。」

ジャイアントボスが再び発言する。

 「私はハバカル会長の意見に同意します。」「ジャイアントボスが言うのであれば決まりですな。」

ハバカル会長は面白くない。なぜ、ジャイアントボスの意見に同意するのだ。発案したのは私だぞ。



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