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ここは恋の戦場(スクール)です!  作者: 高本 元史


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3/5

第二話 入寮です

温かい目線で読んで頂けると嬉しいてす。

アイディアがうかんでは、新しい小説を書いているので投稿頻度が遅い事をお詫びします。

学生ながら頑張ってます。読んでいただけると幸いです。

さて、剛が荷物を置いて制服を取り部屋へ戻ってくると部屋には後輩のルームメイトが部活から戻ってきていた。彼の名前は鏑木一郎だ。なんと野球部らしい。そこはアキラと息が合って結構盛り上がった。ボソボソっと「え、俺との共通点が全然ないのに?」と哀しい呟きが聞こえたが盛り上がりすぎて気にしていなかった。


打ち上げと言っても直ぐに夕食の時間になってしまったので颯爽と切り上げられた。琥太郎先輩は帰ってきたら2次会するからなと言っていた。


♢ ♢ ♢


食堂では、各テーブルがクラスごとに分かれているようだった。

今日は特別な日らしく、普段は寮に住んでいない生徒たちも集まっている。

ちなみに、一クラス二十人ほどらしい。

(ありがたいけど……うん、ちょっと恥ずかしいな)


最初に行われたのは、編入生であるアキラの挨拶だった。

「皆さんこんばんは、汐アキラって言います。ニックネームはアキです。今年から、お世話になります。よろしくお願いします。趣味は音楽を聞くこと、本を読むことです。得意なスポーツは野球です。今年の目標は全員の名前を覚えることです。改めて、よろしくお願いします。」

簡潔で無難な挨拶を終えた。


その後、クラス全員が名前を言ってから乾杯。立食形式のパーティーだったからか人が沢山アキラのまわりに集まってきた。


男子の中で最初に仲良くなったのは、菊池昌平――キャッチャーをやっているらしい。

次期キャプテン候補、という噂もあるそうだ。


それから、やけに目立っていたのが女子だった。

中でも印象的だったのは、藪塚アーリャ。女子バスケットボール部のエースで、母親はこの学校で理科を教えているらしい。


(みんな、優しくて活発だな。

無理に話しかけなくても、自然に溶け込めそうだ)

そんなことを考えていた、その時。


「ヨー。何考えてんだい? 主役がシャキッとしなきゃダメだろ?」

肩を掴まれ、振り向く。

「俺はアヴェル・カースト。インドから来たんだ。よろしくな」


「あ、いや……みんな、休み期間なのによく来てくれたなって。

それに、元気だなーって思っててさ」

そう返しながら、内心では首を傾げていた。(アメリカと同じ様にボディータッチは多いのかな?)と疑問に思っていたのだ。


一時間半経って、編入生歓迎会はお開きになった。さり際、アヴェルとアーリャがそれぞれ「Linka(Lineの後継版?的なもの)ある?」と聞いてきたので、教えた。そしたら部屋に戻った時にスマホを確認したらクラスのグループチャットがもう作られていて驚いた。


♢ ♢ ♢


夜。琥太郎と昌平が寝た頃、アキラはまだ起きていた。アメリカにいた時の写真を見返し、懐かしい恋愛の写真や思い出に更けていた。ただ、それでも眠くならなかったから屋上に行くことにした。屋上にはファイヤーテーブルやソファ、足湯が有りゆったりと過ごせるようになっていた。(ふぅ、ここならゆったりリラックス出来るだろう。)と思って足湯に入った時にかすかな気配を感じた。そっと横を見るとメガネを掛けた女の子が静かに本を読みながら足湯に使っていた。(ビックリした〜。もう11時だよね。人いないと思ってたのにな。まあ、気が合うかもな。)なんて思いながら反対の端の方で足湯に浸かりながら本を開いた。しばらく経って、フッと目を上げると目の前にあの女の子が立っていた。

「何読んでるの?」と聞かれた。


「『白衣のひとりごと──病巫やまいかんなぎの診断録』だよ。最近アニメにもなってるみたいだよね。良いよねこれ。」と返すと、彼女は持っていた本の表紙を見せてくれた。「奇遇だね、私も読んでたんだよ『白衣のひとりごと』。今何巻読んでたの?」と話がはずんだ。(ほッ。良かった〜。仲間だ。いい仲間だよかったよ~。)「えっと、最新刊。12巻だね。」と答えると顔をズイッと近づけて「貸していただけませんか!」と目を星のように輝かせながら聞いてきた。勿論、答える理由も無いので手渡した。


嬉しそうに微笑んだ後、スッと隣に腰掛けて来た。

「ありがとうね、貸してくれて。そういえば、自己紹介がまだだったね。僕、チョン・ソンユ。ソユンはニックネームね。8Cだよ。僕って言ってるけど、一応性別は女ね。よく間違えられるんだよね。」

「そうなんだ、僕の名前は...」と言いかけた所で手で制されてしまった。

「あ、良いよわざわざ名乗らなくても知ってるよ。汐アキラ、ニックネームはアキでしょ。よろしくね。」と当然の様に笑顔で当てられ、アキラは目を見ひらいた。

「え.........何で?」

「この学校の情報網、舐めない方が良いよ。」

そう言ってソンユは、白い歯を見せて笑った。

完結に向けて頑張って執筆していきますので、「面白い!」「続きを読みたい!」と思って頂けたら、ブックマークや評価をして頂けるとうれしいです!

モチベーションががあがると、寝る間も惜しんで執筆してしまいます。

これからも、よろしくお願いします!

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