VOL87 「表現の世界は無限だ その2」
残念ながら自分自身に絵を描く
才能はないものの絵、そして写真も
観ることは好きだ。
海外旅行先でも有名無名問わず
美術館、博物館などには足を運ぶ。
明日はで京都の植物園に行った後に、
個人的に高島屋で現在開催中の
「プレバト才能アリ展」を観にいく。
今回初めて関西で開催されて、
今までテレビで観てきた作品と
直に出逢えるのがめちゃウレシイ!
テレビ番組「プレバト!!」で
芸能人が描いた水彩画や色鉛筆での
作品を観ていつも深く深く
感心してしまう。
批評するそれぞれの専門家の技量は
恐れ入ってしまうスゴさだけど、
毎回お題に沿って真剣に挑戦する
芸能人達の作品もまた充分
画家として通用すると思えるほどに
精密で味わい深くて素晴らしい。
色を重ねて陰影をつけたり、
立体感を出したり、奥行きのある
空間を表現したりするにるは
もちろんセンスと技法が必要だけど
それ以前に俺にはまず基本となる
デッサンの能力がない。
風景、静物、何を描くにしても
違和感のない形や角度など
全体のバランスを取るのは難しい。
でもVOL73「表現の世界は無限だ」
で書いたように、絵を描くには
必ず筆でなければということはない。
芸術表現にルールなどないのだ。
狭い既成概念に囚われずに
色彩感覚やイメージのセンスだけで
俺みたいなドシロートでも
作品作りができるはずだ。
ユーチューブとは無料で世界の
いろんなジャンルの動画投稿を
観れるスゴい世界だし、新たな
発見やヒントを与えてもらえて
本当にありがたく思う。
前回紹介したプラスティックカップ
を使った驚きの作品制作に続いて、
今回はまた特殊な手法の制作動画を
アップしたい。
天井から吊った糸の先に容器を
付けて、それをぐるうーっと
大きく回転させることによって
容器の下から流れ出るペイントで
絵というより模様を描いていく
というこの発想は実にユニーク。
大きな楕円の軌道が徐々に
小さくなって円に近づいていき、
絵の具の線が少しずつズレながら
重なっていく。
まさかの遠心力、重力など
物理を使っての表現かあ。
こうなるともはや自分で
「描いている」という感覚には
ならないだろうけど、
逆に筆では描けないものを
誕生させることができる。
2回、3回作業を繰り返し、あるいは
違った色のペイントを加える
ことによって宇宙空間などを
連想させる世界が仕上がってゆく。
これに限らずユーチューブには
いろんなひとが筆を使わない
個性的で斬新な手法での制作風景を
アップしている。
水彩画などではポンコツにすぎない
才能ナシ!なこの俺でも
もしかしたら立派な
「アーティスト」へと進化できる
道があるのかもしれない。
「How to Create An AMAZING PENDULUM PAINTING」
5分26秒