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マニアックなレオ  作者: レオ
85/96

VOL85 「ミッション : 8ミニッツ」

タイムリープがテーマの映画が

大好き。

時間を行き来するごとに話の展開が

変わるのがワクワクする。

近年の最先端科学技術はこれまで

SF、空想のものにすぎなかった

いろいろなことをますます

現実化させようとしてきている。

この作品は

さすがにこれはありえないか、

でも現在では不可能でももしかして

未来なら可能になったりして?

とちょびっとだけ思いながら観ると

素晴らしいデキだ。


2018年に人間の脳は死亡してから

3〜5分間はまだ活動が続いている

ということが確認された。

その7年前に公開された

「ミッション : 8 ミニッツ」は

いい線ついてるんじゃないか?



スティーヴンス大尉は列車の中で

目を覚ますと見知らぬ女が自分を

ショーンと呼んで親しげに

話しかけてきて困惑する。

トイレへ行って鏡を見るとまさか

それは自分とは別人の姿だった。

8分後、テロリストにより

シカゴ行き列車は大爆発を起こして

全員が死亡。

スティーヴンスが暗所で

目を覚ますとモニター越しに

女が話しかけてくる。

彼の意識は政府の極秘ミッション

として開発されたプログラム装置

によってテロ犠牲者の中の1人

ショーンの脳に残っていた

死の直前8分間の記憶と

同期させられていて、

列車の中へと戻り爆弾と犯人を

見つけ出すようにと説明を受ける。

6時間後に中心街でさらなる

次の爆破事件が起こるのを未然に

防がねばならないのだ。

混乱したまま説得され、

スティーヴンスは仕方なく

また転送される。


先ほどと同じ光景の中で向かいの

席に座る(ショーンの)カノジョや

周りの乗客と関わることで

調べを進めていくが8分経ち、

また爆発してしまう。

爆死し、また転送されるごとに

毎回状況が変わっていき

答えへと近づいてゆく。

そしてショッキングな事実が判明、

スティーヴンスは極めて

重大な決断をすることになる。


それぞれの演技が素晴らしく、

難しい設定ながら脚本も

なかなかよく出来ている。

サスペンス、そしてまるでゲームの

世界のようにテンポのいい展開を

楽しめるだけでなく、悲哀、愛情、

やさしさまで感じさせてくれる

秀作だと思う。



死後3〜5分。

何を考え、

どう感じているのだろうか?

知人が亡くなるのを看取った直後に

すぐ横で

「今だから言えるけど

実はこのひとはね、、、」

と故人に知らせない方がいいことは

口にしませんように、、、。


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