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マニアックなレオ  作者: レオ
76/115

VOL76 「椎名林檎」

2010年にガイジンとロックバンドでの

ライヴ活動を始めてからは

ただ聴くだけでなく自分達でPLAY

することが楽し過ぎて、

以前にも増して欧米の古いロックに

ハマっていった。

今もほとんど邦楽を聴かない。

30代から一昨年くらいまでは

カラオケには5年に1回ほどしか

行かなくなってたから

今でも歌えるのは古〜い曲だけで

困ったもんだ。


でも魅力を感じる邦楽は

いくらかあって、中でも多くの曲に

感心させられるのが椎名林檎だ。

独自の個性を放つヴォーカル。

曲調によって喉を使ったオラオラ調

からハイトーンのファルセットまで

変幻自在に使いこなす。

表情、身のこなし。

一度触れると忘れられない存在感。

きっとライヴで観ても

堪能させてくれるのだろう。

これだけでもうミュージシャンとして

成立しているのに、楽器演奏、作詞、

作曲までこなす多才ぶりである。

さらに児玉裕一という

映像ディレクター(事実婚の相手)が

椎名林檎の世界観を見事に表現する。

彼女を天才とか言うひとも

いるだろうけど、俺はセンスが

ずば抜けていて、しかもよく考えて

音楽創りに取り組んでいると思う。

悩んだ時期もあったみたいだけど、

周りが彼女を音楽の世界から

去ることを許さなかった。


椎名林檎は10代からすでにバンド活動で

存在感を示していたようだ。

いろんな楽器を演奏して、作曲も

していたことで、音楽に対する

造詣も深かったのだろう。

サビで熱唱して盛り上がるバラード

などを歌う歌手をすぐに歌姫などと

呼んだりするけど、10代から

カラオケで鍛えてる現代のひとの中には

歌が上手いというだけならいくらでも

いるからあまり興味が湧かない。

椎名林檎は格段に次元が違う

アーティストだ。

音楽をイメージしてそれをカッコよく

具現化できる才能にシビレてしまう。

1、2曲のヒットだけならまだまあ

なんとかいい作品を

仕上げられたのかなあとも思う。

(いや、もちろんそれだけでも

じゅうーぶんスゴいんやけどねっ。)

長年に渡って変化してゆく時代の中で

色褪せず自分よがりでなく周りが

惹きつけられる曲を次々と

生み出し続けてきた彼女は

貴重な存在のひとりに違いない。


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