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マニアックなレオ  作者: レオ
68/115

VOL68 「Beating around the bush」

今のロックバンドではもうほぼ16年

ステージに立ってきている。

今まで披露してきた曲は100曲以上で

ほとんどが70、80年代欧米ロック、

ファンク中心のカバー曲。

とにかくいろんなバンドの曲を

プレイしてるけど、中でも曲数が

多いのはAC/DCで10曲余りになる。

オーストラリアのバンド。

昔はなにかとテレビでちょっと

耳にする「Highway to Hell」、

「Back in black」しか知らなかった。

レッドツェッペリン

(現在はロバートプラントを

神と崇めているのだが)と同じく

ヴォーカルのシャウトする歌声が

どうもしんどくて何曲も続けて

聴く気にはなれなかった。


ところが聴くのとPlayするのとでは

感じ方が大きく違うもので、

今のバンドREVolutionで

AC/DCの曲を再現してみると

なんとも楽しくてワクワクする。

音楽で遊ぶって最高やな〜と感じる。

シャウトするヴォーカルも

聴き慣れてくると、ただ俺自身が

その魅力、技術、スゴさを

理解できてなかっただけだとわかる。

作曲する心理としては

ついカッコよく作ろうとして

使うコードや曲の構成を

複雑にしてしまうように思うけど、

彼らの音楽は要らないものは

削り落として実にシンプルだ。

演奏も超絶テクを駆使したような

ものではなく、多くの曲で

特にベースやドラムのコピーは

短時間でできる。

「Highway to Hell」なんて

高校生が初めてバンドを結成しても

すぐに形になるように思える。

でもナメてはいけないのです。

そこが世界の国々に溢れるほど

数のあるロックバンドの中から

その頂点にまで通用する超一流の

スゴいところで、シンプルで

誰にでも再現できるものだからこそ

テンポ、など基本的なこと

の完成度が正にカンペキなのだ。

いいところをミキシングして

繋ぎ合わせるレコーディング

だけでなく、一発勝負のライヴ

でさえもそのパフォーマンスは

ホントに素晴らしい!

演奏、歌はもちろん最高だけど、

ある程度は俺らでも雰囲気を出して

マネできる。

でも何よりその数々の曲をゼロから

創り出したセンスはもうこの分野の

天才と言えるのではないか。


「Highway to Hell」は特にライヴで

よくするけど、

インターナショナルバーでは

ガイジンのお客さんがめちゃめちゃ

喜んでノッてくる。

1時間のステージを終えて

セカンドステージまでの休憩になると

「キミらのAC/DCはイイなあ!」

とコーフンしてステージまで

やってきてビールやテキーラの

ショットをメンバー全員に

ゴチソーしてくれたりする。

こういう反響はたまらなくウレシイ。


残念ながら日本では聴きやすい曲が

好まれて、ハードロックはうるさい

と感じるひとが多いのか、

一部のロックファン以外には

あまり受け入れられていないと

感じるAC/DC。

世界で最も売れた音楽アルバムの

歴代1位がマイケルジャクソンの

「Thriller」なのは誰もが

知っているだろうけど、2位は?

このAC/DCの「Back in black」

なのである。

なぜかたま〜に街中で20代らしき

女の子がAC/DCと大きくロゴが

入ったTシャツを着て歩いているのを

見るけど、話を聴いてみたくなる。



迷いなく真っ直ぐ突っ走るビート!

世界トップクラスのロックを

体で感じてみませんか?

「Beating around the bush」

の動画↓↓↓


https://youtu.be/hV98uXyO_Rg?si=XFOU77BIgVmcCDT0


もちろんできるならテレビに繋いで

大画面で大音量で。

1980年マドリッドのテレビ番組での

パフォーマンス。

なんと悲しいことにこの映像の

10日後にヴォーカルのボンスコットは

ロンドンで深酒をした後に

嘔吐物を喉に詰まらせて

亡くなってしまったのだった。


観客はロック大好き野郎

みたいなのではなくて、

にこやかなフツーのおっちゃん、

おばちゃん、若者というのがイイ。

きっと今日、すぐ目の前で

AC/DCの迫力あるステージを観れるのを

楽しみにして来たんやろなあ。

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