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マニアックなレオ  作者: レオ
52/115

VOL52 「YOASOBI」

「ヨアソビ」という音楽のカタチ。

いくら、Ayase、二人のユニットが

2019年に結成され、その年

デビュー曲「夜に駆ける」を発表。

その後「アイドル」その他、

大ヒットを連発し、あっという間に

紅白出場、国際的にも認められる

スターに。

スゴすぎるよなあ、まったく。


自分自身としては2010年に

イギリス人(ギター&ヴォーカル)

と俺(ベース&コーラス)の

ユニットを元にメンバーを集めて

結成したバンドREVolutionで

70、80年代の欧米ロック&ファンク

ナンバー中心のライヴ活動を継続中。

(年間60日120ステージ近い

ハードスケジュールがコロナ以後

残念なことにほとんどなくなって

しまったけど。

とにかくおもしろい魅力的な曲が

多すぎてPLAYするのも聴くのも

楽しいんだけど、なんと言っても

今となってはもはや40、50年!

も前の音楽。

使い古されている「古き良き時代」

なんていうことばは大っキライ。

アタマや感性が古いカタい

オジイサンになってしまわない

ためにも日本の現代の音楽も

聴いておかないと、と思う。

去年の夏からあまり好きではなくて

長年ほとんど行ってなかった

カラオケの集まりにも

参加するようにし始めた。



ユーチューブ動画で観て

ヨアソビのポテンシャルに感心した。

ヴォーカルのいくらは可愛らしいのが

売りなわけではなく、幼い頃から

プロを目指して積み上げてきた

地力を持つパフォーマーだ。

16ビートのチキチキした速いリズム

に息継ぎのタイミングまでを見事に

調和させて自分の声を融合させる

だけでなく、声色を使い分けたり、

ラップ調もナチュラルにこなす。

声量が少し足りなく感じることも

あるけど、透明感ある歌声などの

魅力がそれを勝る。

「アイドル」ではコンポーザーの

Ayaseのミキシングのセンスで

声の質を曲に合わせた機械的なもの

にアレンジして独特な非現実的な

音楽空間を創り出しているように

聴こえる。

ライヴでのいくらの歌の評価が

低いのがホントに気の毒だけど、

たぶん本人の技量よりも会場での

音響システムなどで観客が期待する

原曲の声質を再現できていない

だけだと思う。


Ayaseはまさに現代の作曲者だ。

幼い頃からピアノを始めて小学生の

時にはすでに国際コンクールに出場

する腕前だったが、作曲は楽器を

使わず頭の中に浮かぶ音をPC1台を

使ってカタチにしてゆく。

彼も中学生の時からプロを目指した。

バンド活動をしている時に大きな

病気を患い入院して、その環境の

中で一人で全てを完結できる独自の

音楽活動スタイルを創り上げた。

一般的に踏襲されてきたAメロ、

Bメロ、サビ、などの作曲の展開とは

違う複雑な構成には独自のセンスが

現れている。

ユーチューブで路上ライヴを

続けていたいくらをSNS上で

スカウトしたというのもなんとも

現代ガジェットを使いこなしている

印象である。

そして「小説を音楽にする」という

テーマの元に歌詞をすごく重要視

していることで世界観に深みを

与えることができるのかもしれない。


「アイドル」ももちろんスゴいけど、

「群青」のスタジオテイクが好きだ。

フツーの若い女の子が魅力的な

ヴォーカリストに変わる瞬間。



ユーチューブ動画

「群青/THE FIRST TAKE」


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