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マニアックなレオ  作者: レオ
44/115

VOL44 「スーパースローの世界」

高校の時からバイクとともに生活が

動いていくようになった。

それまでの感覚が激変。

原付きでも自転車より圧倒的に速く、

ちょっと遠い友達の家にすぐ行ける。

休日には違う県にまでも思いつきで

ヒョイッと行けるようになるなんて。

同級生はほとんどみんな卒業すると

バイクには乗らなくなり、車の生活

へと移っていった。

俺は車には全く興味がなく、

400ccのバイクを購入。

別次元の加速とスピードにシビレた。

車には乗るようになったけど、

それはほとんどデートに使うためだけ

のただの便利な乗り物にすぎない。

バイクへの熱は冷めることなく、

さらに750、1100ccへと

買い替えていく。


それは大型バイクに乗る経験がない

ひとには想像もつかないと思うけど、

ただ自転車のように跨った状態で生身

の体にまともに強烈な風を受けながら

まさかの「夢の超特急」と呼ばれた

あの新幹線よりもさらに速い空間へと

いとも簡単に到達できる、という

信じられない乗り物であった。

(0→時速200キロ到達時間は

カワサキZX10R 6秒台前半)

周りの全ての風景が後ろへ向かって

吹っ飛んでゆく、俺が子どもだった

頃には世界中の誰もが決して

得ることのできなかった感覚に浸る。

新幹線も技術の発展により速く

なっていき、リニアモーターカー

なども開発されていった。

飛行機、そしてロケットにまでなると

もはやケタ違いの超スピードだ。

徒歩で移動していた人類はほんの

僅かな間にすさまじい勢いでここまで

スピードを克服してきたのである。


最近はコスパではなく、タイパという

ことばまで浸透してきている。

仕事に多くの時間を取られ、家事、

多岐に拡がった娯楽を効率的に

こなしたくなるのは当然ではある。

大学のリモート授業、いろんな動画、

映画DVDまで1.5や2倍速で見ることは

今や若いひとにはフツーみたいだ。

個人的には映画など芸術関連のものは

空間デザイン、会話の「間」などは

早送りでは作者の意図や感性を

感じ取れないと思う。



「ハイスピード」を追求すること

だけが正しいわけではない。

逆に「超スロースピード」の風景に

興味はありますか?

カメラ、ビデオカメラの性能も発展、

高機能化している。

ハイスピードカメラで撮影された、

一瞬で起こる超高速の現象を

ゆっっっっくり再生することによって

初めて確認できる驚異の風景。

ゴルフのボールを打つ、ライターで

着火する、一滴の水が水面に落下、

ジェット機が音速の壁を突破、

肉眼では捉えきれないいろんな瞬間の

映像をじっくりと堪能できる動画が

いろいろとアップされている。

わお! こんな風になってるんやあ!

オモシロイ。

なかでもいろんな映像を集めた動画は

より楽しめる。

特にリンゴやスイカを弾丸?で

撃ち抜いて爆発状態になる映像は

斬新な感じでカッコいい!!


忙しく日々を送る現代人も

たまには「超スロー」な芸術的瞬間を

楽しもうよ〜。



「スローモーションでいろいろなものを見てみよう」

https://youtu.be/xiZBAhmGvtw?si=RKU5Ep1JRnakzhhQ

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