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マニアックなレオ  作者: レオ
41/95

VOL41 「攻殻機動隊 挿入歌」

アニメ「攻殻機動隊」の社会派な

ストーリーは無知な俺には難解で

よくわからないというのに、それでも

DVDシリーズを続けて観てしまう。

近未来の世界の描写センスが高く、

それに戦闘シーンも迫力がある。

脳以外の全身を作り物に置き換える

「義体化」を重要なテーマの1つにも

しているこの世界観については

また改めて書くとして

今回は挿入歌を取り上げたい。


作曲、編曲は菅野よう子。

アニメ、映画、CM、ドラマ、ゲーム

など幅広い分野で数多くの作品を

手がけている。

攻殻機動隊挿入歌の2曲だけしか

知らないという少なすぎるサンプル

からだけど、幼い頃からピアノに

触れていた彼女の経歴からなるほど

やはりキーボーディストが

作っている曲だと感じる。

俺はプレイヤーとしてはロック、

ファンク中心にしか考えていないけど

ただ音楽を聴く側としては

それなりにいろいろと聴く。

菅野よう子は既存のジャンルに

囚われない彼女自身が持つ自由な

イメージを音楽として具現化できる

フレキシブルな才能を持つひと

なんだと思う。



余談だけど、アニメソングが好きな

ひとなら知ってるかも、聖闘士星矢、

マジンカイザー、新ゲッターロボ、

キン肉マン2世、ウルトラマンの

シリーズなどの挿入歌、の作曲、

編曲には高校の同級生の元MAKE UP

の河野陽吾が関わっている。

彼は高校の時からいろんな楽器を

ハイレベルに演奏できて、

ハードロックも好きで歌も

上手かったけど、キーボーディスト

としての活動がメインだった。

特にアニメなどの無国籍、架空の

世界がテーマとなる音楽には

弦楽器の音が主体となるより

キーボード鍵盤での音階、

そしてシンセサイザーでの多様な

エフェクトをかけた音色の方が

ピッタリ合うようことが

多いんじゃないかなあ。


攻殻機動隊の挿入歌は何曲もあって

何人かが歌っているけど、2曲だけ

知っているのはロシア人Origa

によるもの。

彼女は日本に活動の拠点を

置いていたけど残念ながら若くして

もう亡くなってしまっている。

高音、ファルセットの響きが

特に高く評価されているだろうけど、

中音もイイ。


ライヴでのOrigaの歌唱力自体も

もちろんすごいんだけど、彼女の

この声の素材を使って菅野よう子の

ジャンルを特定できない音楽に

組み込んでミキシングしたことで

さらに拡がりのある透明感に満ちた

作品に仕上がっている。

Origaの作詩により聞き慣れない

ロシア語を取り入れたことによって

より無国籍なイメージが引き立つ。

「Inner universe」で包みこまれる

ようなOrigaのそれはそれは美しい

歌声を堪能できるけど、

「Rise」の方が菅野よう子の音楽性

とのパワーバランス、融合が

より素晴らしいと思う。

カッコいいぞっ。

攻殻機動隊の近未来世界の映像に

フィットした音楽。

この2曲、感じてみる?


「Rise」

https://youtu.be/VkA5DzDuk_g?si=rQHsxhuywlTngGjF

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