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マニアックなレオ  作者: レオ
39/115

VOL39 「Since I've been loving you」

中2の時に器械体操部のちょっと

フリョーの先輩2人に連れていって

もらったナゾの喫茶店音楽茶室。

(VOL16参照)

ここで素晴らしいオーディオで

「Stairway to Heaven」天国への階段

を爆音で聴いてカミナリに打たれた

気がようなした。

レッドツェッペリンやハードロックを

べつに好きではないひとでも

聞いたことがある有名な曲だろう。

当時は楽曲としてなんてスゴイんだ!

と感嘆して他の曲も聴いてみたけど、

まだガキの俺には激しくシャウトする

歌だけはどうにもしんどくて感性が

受け付けなかった。


2010年にロックバンドを結成して

1970、80年代中心のナンバーを

どんどんレパートリーに加えていき、

ツェッペリンのいろんな曲も

学ぶようになった。

曲を再現する立場から見てより深く

わかるようになったけど、

本当に強力なバンドである。

ジョンポールジョーンズは尊敬する

ベーシストなんだけど、あとの3人が

あまりにスゴすぎて話題に

登らないのが本当に気の毒だ。

シャウトする歌声にもだいぶ慣れて

ロバートプラントの魅力に

まいってしまう。

中音域の甘い声、体そのものが楽器

のような音程の大きな動きと表現力。



「Since I've been loving you」。

なんて物悲しい曲なんやろう。

静かな部分でジミーペイジが弾く

ギターはまるでメロディを

歌っているかのように聴こえる。

曲の中盤までトーンを落とした流れ

なのでベースなしでオルガンを静か目

に入れるアレンジもセンスがいい。

想いが届かない悲しい男の心の叫びは

後半になって盛り上がってゆく。

ステージを見つめる観客の表情は

それぞれ印象的だ。

皆がこの空間に惹き込まれてゆく。

歌唱力だけではない、スタンドマイク

の前にシャツの胸をはだけて立つ

姿だけでも輝かしく見える

ロバートプラントのヴォーカリスト

としての絶対的な存在感にシビレて

頂点に達したあと、曲はジミーペイジ

の心に染みる寂しいギターフレーズで

静かに幕を閉じる。


ツェッペリンで特にカッコよくて

好きなのが4、5曲以上あるけど、

心をザワつかされるというものでは

このライヴパフォーマンスが一番だ。

実際にこれを観れたひどが羨ましい。


https://youtu.be/4nNajr1_2AQ?si=Ki7x7v0U559UZ6eo

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