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マニアックなレオ  作者: レオ
36/115

VOL36 「革の香り」

革製品が好き。

たぶん初めての出会いは高校の時に

買ったバイク用グラブかなあ。

しっとりとした手触り、

そして独特の香り。

新しい世界を感じてコーフンした。

続いて大学の時に買ったバイク用の

革ブーツ。

膝の下まである靴なんて初めて。

う〜〜ん、ちょっと歩きにくいこと

までを含めてカッコよすぎるっ。

これを履いてとにかく

ワインディングロードを走り回った。


27歳で初の海外旅行でアメリカへ。

この時に合成皮革ではない

ホンモノの革ジャン(インド製?)

を初めて買った。

それから後にカナダとイタリアでも

革ジャンを購入。


元々はバイク仲間、現在ロックバンド

で一緒にライヴ活動を続けている

ドミニクとは長いつきあいで

昔からとにかくいろんな物をくれる。

CDから中古バイク(XL250S)まで。

革ジャンは昔から自分が着ていたもの

(イギリス製)と、スターリンギア

(アメリカ製)のデザイナーの

リックマーヴェリックから

プレゼントされたもの(約25万円)

をくれた。

アメリカの有名バンドZZトップの

ビリーギボンズからプレゼント

されたド派手なデザインの革の

サイフ(スターリンギア)とかも。

ライヴで使っているグリーンの

革パンツは新品で値段は知らないけど

高かったはず。

ロックスターっぼくてサイコーだ!!



38歳くらいから岡山国際サーキットを

バイク(TL1000Sカナダ仕様)で

ドミニク(アプリリア1000ミレ、

イタリア製を使用)と走ることに

なって初めて革ツナギ購入。

全身を革製品で包まれるなんて

ウキウキ気分。

これで時速250キロからコケても

ダイジョーブ!、、、のはずだっ。

実際に後に別のサーキット、

別のバイクで110、120キロくらいで

アクセル全開のままの状態で

転倒したことがある。

凄まじい勢いで脚を前にして大の字に

仰向けで滑っていく。

うわあーっ! 止まらないっ!

背中が摩擦熱で、あ、熱い!!

10m先を今まで自分が乗っていた

XLR250が進んでいって、フェンスに

衝突して縦に跳ね上がった。

もうもうと立ち上がった砂煙の中を

倒れたバイクへ向かって歩いていくと

ヘルメットを被ったままの知らない

ライダー2人が

「ダイジョーブですかあっ!」

と慌てて走り寄ってきてくれた。

大怪我をしたかもと思ったのかも

しれない。

バイクのテールのフレームは衝撃で

トンデモナイ角度にねじ曲がってた。

一緒に走行していたドミニクと

パドックで顔を合わせると

「すごいハデなクラッシュで

モトGP(世界最高峰のレース)

みたいやったよ。

まさかあれがオマエとは

思わんかったわ。」

と大笑いしていた。

笑い話で済んでよかったわ〜。

熱かった革ツナギの腰の部分を確認

してみたら、表面がちょっと薄く

破れて傷が付いた程度で感心した。

さすが革は強いんやなあ。


見た目が美しいだけでなく、

機能的でもある革製品って

ほんとにスバラシイ。


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