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マニアックなレオ  作者: レオ
35/115

VOL35 「新ヒッチコック劇場」

白黒テレビの時代に人気を博した

「ヒッチコック劇場」が80年代に

リメイク、毎週放映された。

30分の短編シリーズ。

これが毎回「ほおーーっ!」

と感心させられる秀作揃い。

遊び回っていた時期だったけど

外出しない時は楽しみに観ていた。


「アルフレッド ヒッチコック」は「鳥」、

「サイコ」などで誰もが

知るサスペンス映画のパイオニア

と言えるだろう。 

「鳥」は原因がわからないままに

凶暴化した鳥の群れに人間が襲われる

というシンプルなストーリーだけど、

一体どうやって思いついたのか?

ライオンやトラのような猛獣ではない

ごく身近な存在でどちらかといえば

小さく弱々しいイメージの鳥に

着眼した原作者の感性は素晴らしいし、

人々に忘れられない衝撃を与えるほどの

映像でその恐怖を見事に表現した

ヒッチコックもまた才能に満ちている。


「サイコ」は大雨の中を車で走る女が

見つけたモーテル(モーターホテル)

に泊まると、好青年だと思われた

オーナーが実は二重人格の連続殺人者

というストーリー。

日本の宿ではイメージしにくいけど、

広大なアメリカの片田舎にポツンと

佇むモーテルが舞台というのは、

実際に信じられないほどの人数が

犠牲者となった連続殺人事件が多く

起こっているこの国では現実味が

あるように感じれて怖い。

シャワーを使っている時に銃ではなく

ナイフで襲う、という演出が強烈で

生々しい。

ヒッチコックはお腹の突き出た

オッチャンで、とぼけた雰囲気を

演じているが、映画製作者として

とにかくタダモノではない。

心理学に長けているように思えて、

ひとの心をザワつかせる作品を創る。

BGMの使い方、カメラワークなどの

センスも素晴らしい。



リメイク「新ヒッチコック劇場」では

俺のアタマがよくないのか、

25分くらいで終わる話なのに

時計の針が20分を回った時点でも

まだ結末が予測できないことが

多かったような気がする。

「えーっ! もう終わるやん。

一体この話はどうなるの??」

ゆったり描写する2時間映画と違い、

この短編シリーズは話の展開が早くて

話に惹き込まれてしまう。

その内の1つ「最終脱獄計画」

という話は印象深かった。

かい摘んであらすじを書こうか

と思っていたけど、ユーチューブで

アップされているのを見つけたんで、

興味あるひとはご覧くださあ〜い。

このシリーズにハマるかもよ?



「最終脱獄計画」 23分9秒の動画

https://youtu.be/rT0mGdrRiYE?si=dauVkEvkoLy-8qjv

(最初の方の数十秒だけ映像がちょびっと乱れます)

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