表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
マニアックなレオ  作者: レオ
24/115

VOL24 「バタフライエフェクト」

もしあの時、あそこで違う行動を

していたら、違う選択をしていたら、

その後の運命は大きく

変わっていたのだろうか?

そんなこと考えたことはないですか?


映画「バタフライエフェクト」。

蝶の些細な羽ばたきの影響が

結果的に大きな変化に繋がる。

「バックトゥーザフューチャー」

のようなタイムリープをテーマに

したものが好きなひとには

たまらない傑作だ。

大ヒットして3まで公開された。



エヴァンは幼少の頃からケリーに

密かに恋心を抱いていた。

ケリーの父親は酒に溺れ、

ある日娘ケリーとエヴァンをモデルに

児童ポルノをビデオ撮影して、

ケリーは心に傷を負うことになる。

13歳になったエヴァンとケリー、

ケリーのサディスティックで危険な兄

トミー、気弱なレニーはたまたま

手に入れたダイナマイトを使って

イタズラしようとしたことで

母子を死なせてしまい、

レニーはショックで精神病院に

入ることになってしまう。

大学生になったエヴァンは日記を

読み返してその出来事を強く

思い返すことによって、

その時点の自分に戻れる特殊な能力を

持つことに気付く。

彼の父親は廃人同様で精神病院で

過ごしていたが、実はタイムリープ

することで脳に大きなダメージを

受けていたのだった。

息子も自分と同じ能力を

引き継いでいることを悟った父親は、

タイムリープは思うように制御

できるものではない極めて

危険なものだから絶対にしないように

とエヴァンに告げる。

それでもエヴァンはケリーとレニーの

不幸な人生を修正するために

タイムリープに挑む。

うまくいったかと思ったら

予想外のことが起こり、

また新たな悲劇が生まれてしまう。

現在に戻ったエヴァンは脳に

ダメージを受け、鼻血が溢れ出す。

さらに過去の重要な出来事が

あった日に戻り、

なんとか解決しようとするが、、、。


もうね〜、とんでもない展開の連続で

惹き込まれてしまうんよ。



想い起こせば、よかったこと、

悪かったこと、運命の分岐点は

いくつもある。

「不死身??」シリーズで

書いたようにあとほんのわずかな差で

死んでたかもという恐ろしい経験が

何回もある。

ニュースで不運な事故で亡くなった

ひとのことや、街中を車椅子で

移動する若いひとに出会ったりすると

自分が今までいっぱい海外旅行に

行ったり、バイクで思い切り

サーキットを走ったり、

ロックバンドで貴重で華やかな

ステージに長い間立ってきたり、

楽しく過ごせてこれてることが

ほんとにありがたいと感じるのです。


大阪体育大学入学は俺の能力では

絶対無理だから別の道を考えろ、

とすべての先生、先輩らから

言われてたのにほんとに信じられない

ラッキーが重なって補欠でギリッギリ

入れて、そこから高校の講師や

スイミングコーチをしていろんな

経験から学んだことは俺という人格の

一部になっているはず。


中学で器械体操を始めて、宙返りの

着地の失敗などから腰を傷めてしまい

10代から整形外科、鍼灸院、整骨院、

カイロプラクティックなどあちこちに

通って、楽しい青春ながらもどこか

暗い気持ちで過ごしていた。

スイミングコーチをして、常に水中に

いて腰が冷えるからかあまりに

ハードな仕事内容だからか腰痛が

ひどく悪化して退社。

次に仕事を始める前に海外旅行は

ぜひ経験しておくべきだと思って、

まだネットもケータイもない時代

「地球の歩き方」1冊の情報だけを

頼りにアメリカひとり旅へ。

初めてまったくひとりで1ヶ月近くも

過ごして、アメリカを手探りで

西から東まで廻った強烈なシゲキから

帰国後コーフンのあまりまったくの

未経験でアメリカンバーを新装開業。

(1990〜2004年)

すぐにイギリス人ドミニクが

飲みにやって来た。

彼との出会いがその後の人生を

さらに刺激的で楽しいものへと

変えてくれた。

二人でいろんなことを楽しんできた。


2010年にはドミニクとメンバーを集めて

ロックバンドREVolutionを結成し、

ハードロックカフェ大阪を始め、

その他30ヶ所以上で

ライヴを続けていくことになる。

年間60日120ステージ近くこなして

猛烈に忙しかったけど、

コロナの影響などでほとんどゼロに。

おとつい大晦日は3、4年ぶりの

ティンズホール

(天王寺、インターナショナルバー)

でのカウントダウンライヴライヴ。

大いに盛り上がった。


人生ずうっと腰痛で悩んできては

いるんやけど、もし悪化して

スイミングコーチを辞めることに

なっていなかったら?

俺はアメリカに行ってたやろか?

バーを開業してたやろか?

ステージでスポットライトを浴びて

拍手されることになってたやろか?


「バタフライエフェクト」を観て、

人生のビミョーな分岐点の不思議

について俺は想いを馳せるのだ。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ