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マニアックなレオ  作者: レオ
13/96

VOL13 「ハンニバルレクター」

好みに偏りはあるけど、かなりの数の

映画を観てきている。

気に入った作品は何度でも観る。

より深く感じ、新しい発見もある。


「羊たちの沈黙」は大ヒット。

以来、続編がシリーズ化された。

「羊たちの沈黙」はもちろん名作と

思うけど続編もそれぞれ素晴らしい。

アンソニーホプキンス演じる

ハンニバルレクター博士はサイコー!

まさに適役と言えるだろう。

フィクションであるはずなのに、

まるでレクター博士が実在するかの

ような圧倒的な存在感を示す。

知的、博識で上品な嗜好を持つ反面、

連続殺人を犯し、さらにはその被害者の

肉を食すという極めて残虐、猟奇的で

異常な人格を持つ。


ハンニバルは東欧のリトアニアで

名門貴族の子息として生まれ、

妹のミーシャを可愛がっていた。

ソ連軍とドイツ軍の戦闘に巻き込まれ、

幼いハンニバルは目の前で両親を失い、

妹ミーシャと二人きりになってしまう。

レクター家の別荘に逃げ込んできた

対独協力者達は雪に閉ざされ、

食糧がない状況で、ミーシャを殺して

食材にする。

ハンニバルも気づかないうちに

妹の肉を食べさせられてしまう。

この経験が彼の異常な人格を

生み出すこととなるのだった。

そして彼は怪物となる。


未成年ですでに最初の殺人を果たした

ハンニバルはその後、医科大学で

解剖学を学び、妹ミーシャの復讐へと

行動を移し、連続殺人を犯してゆく。

被害者達は頬の肉を食べられていた。


FBI捜査官クラリススターリング

(ジョディーフォスター)との

緊迫する駆け引きの会話から、

彼の単なる犯罪者ではない造詣の深さ、

巧みな心理読解力、高い状況分析の能力が

見て取れ、卑劣で惨忍な殺人者であるにも

関わらず、観る者にどこか憎みきれない

感情を抱かせるだけでなく、

強い好奇心、そしてなぜか魅力さえも

感じさせてしまうのではないか。



ハンニバルレクターの強烈な個性に

惹きつけられてしまった俺だけど、

美しい女性の艶のある肌を見て


「ああ、この女を喰ってやりたい!」


、、、とは考えていないからご安心を。

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