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マニアックなレオ  作者: レオ
114/115

VOL114 「プレバト才能アリ展」

プレバトという番組をよく観ている。

現在ロックバンドの活動16年目、

毎週末ノンフィクションエッセイを

小説投稿サイトに300回ほど投稿

してきていて音楽、文章には

もちろん、そしてその他にも

いろんな芸術に興味がある。

昔から特に自分に際立った才能が

あるわけではないんだけど

表現力やセンスがすごい作品に

触れるとワクワク、コーフンする。



27歳の時、初海外旅行でひとりで

アメリカを1ヶ月近く周遊した時に

ラスベガスでいくつかの超豪華な

ホテルでの煌びやかでゴージャスな

ショーを、そしてニューヨークで

ミュージカルのキャッツを観て

アタマがブッ飛んだ!!

世界中からひとが集まってくる

生のショーってほんまにスゴい。

今まで日々の大阪周辺だけのものに

触れてきて自分は狭い価値観の中で

生きてきているのだと思った。

それから2、3週間の海外旅行に

行くたびに有名なレストランとか

そんなものどうでもいいから

とにかく現地でしか体験できない

一流の芸術やアクティビティを

重要視して廻るようになった。

目が醒めるようなシゲキの数々。


海外で強いシゲキを受けたものは

例えば、

ラスベガスでの

ダンスショー、サーカス。

ニューヨークとロンドンでの

ミュージカル。

スペインあちこちでのフラメンコ。

バルセロナでのガウディ作品。

グラナダ、セビーリャ、

コルドバでの宮殿。

イタリアあちこちでのオペラ、

クラシックコンサート、

遺跡の建造物。



絵を描くのが上手くないと

描いても仕方ない、とか、

演奏が得意なわけではないから

バンドなんて作れない、とか

他人の目やつまらないものに

囚われていないで興味があることは

いっぺん試してみたいものだ。

そこから予想もしなかった

何かステキなことが始まるかも。


30歳くらいの時に高校生以来

全く絵を書いたことがなかったけど

突然の思いつきでイーゼル、筆、

絵の具、スケッチブックなどを

買い揃えて、後輩とあちこちへ

風景画を描きに行くことにした。

滝畑ダム、鶴見緑地の風車、

南港に停泊する船、太陽の塔、

通天閣、中之島の中央公会堂。

鉛筆での下描きから完成まで

3回ずつくらい通った。

後輩はなかなかセンスよく、

俺はたいして上手くは描けないけど

黙って絵だけに集中していると

日常生活とは違う解放感に浸れて

アタマがスッキリした。

上手い下手なんてどうでもいい。

自分の内から湧き上がる感性を

表現するというのはとても自由で

気持ちのいい空間だと感じた。



春に京都で開催されていた

「プレバト才能アリ展」に行った。

やっぱりテレビ画面を通してでなく

実物の作品を目の前でじっくり観る

というのはイイ。

ハイレベルな作品が集められた中、

特に光宗薫、田中道子、辻元舞の

技術や感性にはホントに感服する。

どうやってひとの心を打つほどの

絵の構成を思い描くのか、

そしてそれを超リアルに具現化

させるのか。

本気のオトナが火花を散らす戦い。

何十時間もかけて生み出す彼らの

途方もない情熱とプライドが

ひしひしと感じられるこの番組から

目が離せない。



さて、表現者としての俺自身は

ライヴでの観客、エッセイの読者に

どんな風に思われてるのだろうか?

魅力的な空間、作品を創り出したい。

楽しみにしてもらえる何か

いいシゲキを感じてもらえるような

そんな存在でありたいものである。


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