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マニアックなレオ  作者: レオ
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VOL1 「デビルマン 妖鳥シレーヌ編」

小学生の頃からマンガが好きで

よく読んでいた。

いろいろある中で特に

楳図かずおと永井豪のいくつかの

作品のその不気味、残酷な描写や

ストーリー展開は少年の俺には

衝撃的すぎた。


デビルマンはコミックたった5巻で 

終わったけどアニメとして

放映されて人気となった。

でも、、、。

アニメもまあ面白かったんやけど

原作マンガとテイストが

まっっったく違うんよな。

原作は子どもはというより

おとなでさえもトラウマに

なりそうなグロテスクで残酷な話だ。


マンガの第1巻で牧村家に居候する

やさしくおとなしい不動明は

突然友人の飛鳥了に連れ出される。

永い眠りから目覚めたデーモン族が

人類を抹殺して地球を取り戻そうと

しているのを防ぐために

どうしても明が必要だというのだ。

了の邸宅に車で向かう途中に

デーモンから襲撃を受けて

了の話が事実だと知った明は

覚悟を決め、了の強い要望を受けて

自らがデーモンと合体して

デーモン族と戦っていくという

地獄の生き方を受け入れる。

第1巻から血だらけの惨劇。


第4巻?から人類に紛れ込んで 

人間を喰い殺すデーモンの存在を

知ってパニックになった人々は

悪魔狩りを始めて人間社会は

とんでもないことになっていく。



第2巻妖鳥シレーヌ編。

個人的にはこれが大好きだ。

デーモンの戦士として

誇り高いシレーヌ。

不動明と合体して心を奪われ

人間の味方となったかつての勇者

アモン=デビルマンを

生かしてはおけない。


壮絶な闘いの夜が始まる。

やや、優勢なデビルマン。

しかし、、、。

シレーヌの強大な鳥のような

鋭いツメ。

肘から先を飛ばして円盤のように

回転させ、デビルマンの片腕を

切断し、そしてもぎちぎる。

さらに脇腹からも大量出血させる。

ま、まさか主人公の片腕が

なくなるなんて、、、。

それでもデビルマンは冷静に

状況を分析し、回転するツメを

シレーヌ自身の腹に突き刺すことを

成功させる。

さらに頭にある片方の巨大な翼を

残った片腕で引き抜いて

瀕死の状態にまで追い込む。

恐ろしく笑いながら

さらにシレーヌに迫るデビルマン。

シレーヌは

このままでは死にきれない、

と魔王ゼノンから力を

授けてもらえるよう懇願する。

ゼノンにより地上に送られた

巨大な2本のツノを持つ

サイのようなカイムはシレーヌに

自分と合体するよう勧める。

例えそれでデビルマンに勝っても

自分は深い傷を負っていて

すぐに死ぬかもしれないのになぜ?

と尋ねるシレーヌ。

カイムは

「俺は生き延びるつもりはない。

シレーヌ、

キミは血まみれでも美しい。」

と言い残し、しっぽで自分の頭を

引きちぎる。

シレーヌの下半身がカイムと

合体し、デビルマンへと突進。

「デビルマン!

キサマの命をカイムに捧げる!」

ツノから強力な電流を発して

動きを封じ、デビルマンの腹を

ツノで貫通する。

倒れたデビルマンは力を失い

明の姿へと戻ってゆく。

トドメを刺されることを

覚悟するが、

シレーヌはなぜかやって来ない。

そのまま気を失う。

勝利を確信したシレーヌは

満足の笑みを浮かべ、朝焼けの中で

立ったまま絶命していたのだった。

その彫刻のような姿は美しい、、、。


残虐で恐ろしい悪魔なはずなのに

シレーヌの気高さ、

カイムの純愛がピュアすぎて

とても憎む気にはなれない。



ユーチューブで

アニメの動画を見つけた。

ストーリー再現の精度、

画像のクオリティはかなり高く、

声優、音楽もイイ。


それにしても永井豪はすごすぎるっ。

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