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9話 「イリスダンジョンの攻略」その3

イリスダンジョンへ転移したオーガロードのホワイト、何かしらの妨害があるかもと思ったが特に何事も無くアッサリと転移が出来た。


すると・・・


「あれ?白さん?」と滅茶苦茶呑気なエリカの声が聞こえた。

「んん?」ホワイトが声の方向を見ると椅子に座って何やらやっているエリカの姿が。


「エリカ?!アナタ、何とも無いの?!無事なのね?!」


「えっ???何がですか?」不思議そうに首を傾げるエリカ。


「何が?じゃ無いわよ?1カ月も連絡を寄越さないで皆んな心配しているよ?」


「うええええ?!1カ月?!もうそんなに経っていたんですか?!」

ホワイトの言葉に何故か物凄く驚くエリカ。


「・・・・・どうしてアナタがそんなに驚くのかしら?」

とりあえずエリカに何事も無く元気そうなので安心したホワイトだが、色々と・・・

本当に色々な疑問だらけのホワイトなのだ。


「あー、いえー、そのー、えー?」


「ホントに何を隠してきるのよ?・・・それでここは・・・どこなのかしら?」

エリカとホワイトが居る場所はダンジョン内部ではあるんだろうが色々な資材が積まれてる何かの作業部屋にしか見えない。


「白さん!良くぞ聞いてくれました!アタシ達、凄い物を作っているんですよ!」

ホワイトの質問に凄い勢いで食いつくエリカに驚いて一歩下がるホワイト。


「全然、意味が分からないから・・・ちゃんと説明して頂戴?」


「あっ・・・そりゃそうですよね?」

そう言ってエリカは作業部屋の扉を開けて「さあ!ご覧下さい!」


そう促されて部屋を出たホワイトは、

「きゃあああああああああああ??!!!」と悲鳴を上げた!


「ねっ?ねっ?ねっ?凄いでしょう?」


「可愛いーーーーー!!何これーーーーー??!!」

オーガロードのホワイトの超野太い歓声がダンジョンに響いた。


そこは正に○ィズニー、ラ○ドと言っても良い数々のアトラクションの建物が並んでいたのだ!


つーかモロにディ○ニー、○ンドの丸パクリだ!

中央にあるお城の再現度がエグいぞ?!

そんな?!一体誰がこんな危険物を?!・・・・エリカぁ?!!お前の仕業かぁ!!


「きゃーーー?きゃー?うわぁーーー?」初めて見るこの世界初のファンタジー満載の遊園地に興味津々のホワイト、女の子の様にはしゃぐが実際は筋骨隆々の赤鬼なのだ!・・・・・だから声が野太いんだって!


ホント間違い無く子供がギャン泣きをし出すレベルの気色の悪さだ。

それをエリカも感じた様子で頬を少し引き攣らせて・・・


「あの?白さん?出来れば精霊化して欲しいです!

そうすれば、この遊園地にピッタリと合って綺麗だと思います!」

とノンブレスで言い切った。


「え?そうかな?」そう言って一瞬で精霊化するホワイト。

今日は薄着で無く白いワンピース姿だ。


「うわあ?!ヤバい!ヤバいです白さん!マジで可愛い過ぎます!

ここに合うレベルなんてモノじゃ無く本物の女王様ですよ?!」


御世辞でも何でも無く、精霊化・・・イフリート化したホワイトは、周囲の景色と合わさりこの世界の炎の女王と言って良い本物の美しさで何故かめっちゃパニックになるエリカ。


「やっぱり、ホワイトさんも来ましたのね?」

水色のお姫様衣装を着たシルフィーナがホワイトの気配を感じてこちらにテクテク歩いて来る。


何でお姫様衣装?そりゃ勿論エリカに着させられたのさ!


「いやあああああ?!可愛い!!可愛いわ!シルフィーナ!」

さっきから興奮しっぱ無しのホワイト、だんだんと壊れて来た。






さて・・・ホワイト興奮状態も収まり事情聴取の時間がやって来た。


ホワイトも驚いたのだがイリスダンジョンには実は500人を越えるダークエルフが住んでいたのだ。


「西の大陸からの避難民?」


ダンジョンの奥の拡張工事で普通に建設作業をしていたイリスとブリックリンを捕まえて説明を聞くホワイト。


「そうなの、人間達に圧迫されて集落全ての一族郎党全員が西の大陸から逃げて来てこの洞窟にたどり着いて仮住まいしていたの」

やはり少し気落ちしている様に見えるイリス、でも顔色は良く体調は良さそうだ。


「うん、落ち込んでるイリスの気分転換にと、無理矢理連れ出して空の旅をしていたんだ。

そしたら偶然、魔物の群れに襲われていた彼等を見つけて助けたんだ。

久しぶりのブリックリンが説明の補足をする。


「なるほどね・・・でも何でそれが遊園地に繋がるの?」


「本当はすぐにラーデンブルクに戻るつもりだったんだけど彼等の族長が魔物との戦いで亡くなってしまってね。

それで、ハイエルフのイリスに自分達を導いて欲しいって懇願して来たんだ」


「最初は・・・とてもそんな気分じゃなかったから、断ろうとしたんだけど・・・」


「イリスの気分転換にもなるし、彼等も助かるってブリックリンに押し切られた?」


「うん・・・」


「今のイリスに必要な事は前に進む事だからね。

仮の族長とは言えイリスが前に進まないと彼等も進めない、だからイリスは前に進んでるんだ」


「なるほどね、ここまでは、「良くやった!ブリックリン!」なんだけど・・・

連絡を寄越さないのはなんで?」


「私の気持ちの整理が全然付かないんだ・・・仮にでも族長なんて・・・師匠に何て言えば良いのか分からないの・・・」


気落ちして気力が無い者が気分転換の為に誰かを導く・・・確かに女王のクレアは怒るだろう。

まして弟子のイリスだ、かなり叱責される事だろう。


「だから俺がずっとイリスに付き添う事にした。

イリスがダメなら俺が責任を持ってダークエルフ達を導くよ」


ブリックリンの横で行方不明?になっていた地龍の龍戦士がウンウンと頷いている、

地龍的にも問題が無いのだろう。


「うーん・・・」想像以上に難しい話しになったと思うホワイト。

誰だよ?しょーも無い話しなんて言った奴!ロイだよ!


話しは「何故、いきなり遊園地を作っているか?」移る。

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