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3話 「ユグドラシルの死、そしてシルフェリアとの別れ」その3

「ハイエルフって確かエルフの王族ですよね?

そんな偉い人に知り合いなんて私に居る訳ありませんね」


ふう・・・やれやれ、何を言ってるの?このお爺様は?と言った感じで呆れ顔の妖精シルフェリア。


{違う、違うぞシルフェリアよ。お主は忘れているだけじゃ。

思い出すが良い、お主が娘同然に可愛いがっておったウッドエルフの子供の事を」


こりゃ不味い事になったわい!と必死に妖精シルフェリアを説得するワイトキング。


「ウッドエルフ?」


{そうじゃ!茶色の髪の茶色の目を持った幼い子供じゃ}


「んー?・・・・・・そう言えば遠い昔そんな事あったような?」


{ほれほれ、ユグドラシル様に登ってお主がいつも叱っておったろう?}


「ユグドラシル様・・・登る?・・・ウッドエルフの子?」


{そうじゃ!思い出すが良い、お主のイリスじゃ}


「・・・!!!!ああーーーーーー??!!!」


{おお?!思い出したか?!シルフェリア!}


「思い出したか?じゃ無いわよ!私ずっと待ってたんだからね何百年も!

頑張って八千代として生きて、やっとイリスに会えると思って異界門を自力で渡って死者の世界に着いたら何故か人で一杯で!」


{おっ・・・おう?}突然怒り出した妖精シルフェリアに困惑するワイトキング。


「貴方に会いたいですって受付に行ったら「少々忙しいのでお待ち下さい」って言われて黙って待っていたのよ?随分と忙しそうだったから!」


{う・・・うむ、}そんな事あったけ?と更に困惑するワイトキング。


「そしたら100年間の転生の準備期限が近くなってオロオロしててたらヴァルハラの神様が「とりあえずは・・・」って引き取ってくれたのね?!」


{そっそうか・・・悪い事したのう・・・

お主、少し性格変わったか?随分とごちゃごちゃした感じになったのう?}


「当たり前じゃん?5人の子供を働きながら育て上げたんだよ?

お淑やかじゃやってられないよ?」


{そ・・・そうかお主も苦労したんじゃのう・・・

ん?!待て!ヴァルハラ?!お主が居た世界とはヴァルハラだったのか?!}


ヴァルハラ・・・解り易く解説すると「天国」の事やね。

ワイトキングもあんまし詳しくは良く解ってない上位の世界だ。


「多分そうよ?神様がそう言っていたもん」


{待て待て待て待て!!ちょっと待て!つまり今のお主は妖精では無く天使とかヴァルキリーなのか?!}


ピキーーーーーーンン!!!


ワイトキングの言葉に二人の時間が一瞬止まる・・・


「・・・そう・・・なのかな?」自分の身体を見回す妖精シルフェリア。


『いいえ・・・天使とヴァルキリーとは違いますわ』

突然、空間が裂けて眩い光が二人を包み込み光の中から美しい女性が現れた?!


「あっ・・・神様」


{なんじゃとお?!リアル女神様降臨じゃとぉーーーー?!}

突然の女神様降臨に凄え驚くワイトキング。


『え?いえ?・・・ええと?貴方もわたくしと同格の「神」なのに何故そんなに驚くのです?ハーデース?』

美しい女神様がめっちゃ呆れた表情なった?!


「ハーデース・・・って?ギリシャ神話のハデス?!ええ?!モロに神様じゃん!

ええ?!貴方がそうなの?!偉い人じゃんか?!」


{しっ知らん?!ワシは知らん?ハーデース?誰じゃそれ?・・・あれ?・・・

ああーーーー?!そうじゃったわい!ワシ「ハーデース」じゃん!

忙しくって忘れとった?!ってお主は「アテーナー」じゃんか!}


どうやら冥府の神ハデスは物忘れが凄く激しい様子だ。


「えええええええ~???ってアテーナーってアテネ様?」


『ハーデース・・・忙しいのは解りますけど・・・もう少し自分が神との自覚を持った方が良いと思いますよ?

貴方が忙しそうだったから、わたくしが一時期シルフェリアを保護したのです』


「あれぇ?何でヴァルハラの神様がアテネ様なの?

北欧神話とギリシャ神話って全然違う神様じゃなかったっけ?!

どう言う事なの?ワイトキング様?!」


{知らん!ワシは何も知らんぞ?!

・・・・・・どう言う事か教えて貰えますか?アテーナーさん?}

なんかグダグタになって来た神様達。


するとアテーナー様こと「アテネ」様は深く深くため息をついて・・・

『神話を伝承した地域によって名称が違うだけで根本の神は一緒です』

とにべもなく答えるアテネ様。


『それを説明すると、とても長い話しになりますから次の機会にしましょう。

ここの世界でガイヤの神話は必要ない話しでしょうから。

それよりシルフェリアの転生の話しが先です』


「あっそうですね」アッサリと気持ちを切り替える妖精シルフェリア。


{そうじゃな・・・深く考えても仕方あるまい、気にする事もなかろうて}

いや!アンタは気にしなさい!自分自身の事なんだから!


解り易く解説するとガイヤの各種神話に出て来る神々は名前の違いはあれど同じ神様と言う事だ。

ヴァイシュラヴァナ=毘沙門天と同じ物だと思って良い。


『結論から言うとシルフェリアは精霊としてこちらの世界では転生出来ません』


{「なななななななんだってーーーー?!」}


『・・・貴方達、別に大して衝撃を受けた訳でも無いのにそう言いたかっただけでしょう?』また深くため息をつくアテネ様・・・幸せ逃げますよ?


「そうですね、すみません言って見たかっただけです」


{いや・・・ワシはマジで衝撃を受けておるのだが・・・}

更に失態の上塗りになって唖然としているワイトキングことハーデースことハーデス

ややこしいので「ワイトキング」で統一します。


シルフェリアがもう精霊として転生出来ない理由を語り出すアテネ様。

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