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82話 「地龍の真なる逆鱗」その2

ギロリ・・・怒りでルビーの様に赤く光る目で魔族を見る地龍ブリックリン。


「ちっ!やるしかねえ!!」ブリックリンに飛び掛かる魔族の男!

手には短剣?を持っている!


「アイス・ソード!!」短剣から氷結の刀身が伸びる!!


ゴオオオン!!


魔族の男、魔法剣士は魔法剣を振り降ろすがブリックリンはスッと足を一歩引いてかわすと、剣は地面に当たり地表を抉る!


優男に見えるが中々のパワーがある様だ。


「でやあああ!!」今度は重装剣士が横から斬り掛かる!


ブォン!!


が、今度もブリックリンは半歩引いてかわす。


「当たらん?!」今度は突きを繰り出すがこれもかわされる。


「どうなっている?!」これだけ大きな目標を捉えられないのだ。


「騙されんなぁ、幻覚だ!ファイヤーランス!!!」

35本の「火炎槍」三方向広範囲攻撃がブリックリンを襲う!


ズドドドドオオオンン!!ドドドドドドドド!!ドオオオオオン!!

全ての火炎槍が三方向からブリックリンのど真ん中に当たった!様に見えるが?


着弾で巻き起こった煙が晴れると何事もなかったかの様に動かずに同じ場所にいるブリックリン。


「うっそだろ?マジで何がどうなってんだ?」


これは距離感の錯覚である、30mの巨体のブリックリンは一歩5m引いた様に見えているが実際は「地走駆」を使い25mも大きく後退して敵の攻撃範囲から逃げている。


ブリックリンの体が大きいので視覚的に気が付かないのだ。


それに加えて魔族はブリックリンの「ツノ」に意識が向いている、

あのツノを使い何か仕掛けて来るのでは?と、

ブリックリン足元への注意が疎かになっているのも錯覚に拍車を掛けている。


ブリックリンの「ツノ」は確かに特殊な効果があるがその効果は「周囲感知」

で防御的な物だ、それを教える義理もないので敵の撹乱に使っている。


要するに「非常に戦が上手い」のだ。

たったこれだけの攻防で敵は魔力減退と混乱を引き起こしている。


ここでブリックリンは一歩踏み出す。

警戒するスペクター達、そして二歩目!一瞬でスペクターを超えて後方に周り込み、


ズバアアアンンン!!

スペクターの後方に居た20人程の魔族兵士を掌で薙ぎ払った!


この一撃で頭が吹き飛んだ者、腕がもげた者、内臓が破裂した者・・・などが

ひとまとまりになって岩壁に叩き付けられる!


どう見ても全員即死しただろう。


「んなあ??!!瞬間移動だとおお?!」重装剣士が戦慄する!


ズガアアアアンンン!!!

流れる動きでブリックリンはノンブレスで咆哮を放ち右手に居た30人程の魔族兵を消し飛ばした!


悲鳴も上げる間もなく灰になった魔族兵達・・・


「う・・・うわああああ!!!」「ひいいいい!!!」

ここで魔族兵の戦意は喪失して恐慌状態になる。一瞬で1/4の仲間が即死したのだ

当然だろう。


「落ち着けよ!テメェら!」魔法剣士が檄を飛ばすも効果無し!

武器を放り出して我先に散り散りに逃げ出す者、腰が抜けてその場をへたり込む者、激昂した地龍の恐ろしさをモロに受け潰走を始める。


「「シャドウ・クラスター!!」」ここで初めてブリックリンが言葉を放つ!

ブリックリンを中心に100を越える黒球が周囲にばら撒かれて、


ズドドドトドオオオオオンズドドドオンゴオオオン!!!

ブリックリンの周囲で逃げる者の上に降り注ぎ爆発する!


「ぎゃああああ!!」「ぐああああ!!!」ズドドドオオンン!!


一つ一つの殺傷力はそこまで高くないが多数の爆発でズタボロになる魔族兵!

そう、ブリックリンの狙いは最初から魔族兵の殲滅でスペクターはとりあえず無視しているのだ。


目の前で仲間が殺戮されて、「クッソガアアアア!!!」魔法剣士が激昂して突撃をして来る!


「アーク・フレイムブラストーーー!!!」

怒りに任せて火炎系の極大魔法を身に纏い体当たり攻撃をする魔法剣士!


それを見てブリックリンは腰を落として裏拳でパン!と魔法剣士を軽く叩き軌道を変えて魔族兵の集団のど真ん中に誘導してしまう!


ドゴオオオオオオオオオンンン!!!!

味方の中に叩き落とされた魔法剣士は大爆発を起こす!!!


これがイリス達が感じた1回目の爆発だ!


「け・・・拳闘士・・・だと?」唖然として呟いた重装剣士。


完全に見た目に騙されていた・・・


大きな体の異形の地龍、どう考えても力任せの攻撃をして来るモノだと思い込んでいたが相手は手練れの拳闘士だったのだ。


さっきのも瞬間移動なんかでは無く何か高度な体術なんだろうとようやく理解をした重装剣士。


そんな相手に無策に正面突撃など愚の骨頂!弾き飛ばされて当然の結果だ。


「「うーんこれは、ばれたね」」

そう呟くとブリックリンは物凄いスピードで手当たり次第、生き残っていた魔族兵を拳で突き飛ばす!

ズドン!ドオン!スパァン!舞を舞う様な連続攻撃が炸裂して次々に空中に飛ばされて絶命していく魔族兵達!!


「やめろおおおお!!」ブリックリンに斬り掛かる重装剣士!!


パァーーン!!スパァーーン!軽々と裏拳で剣での連撃を去なすブリックリン。


「ぐうううう!!これほどとはあああ!!」パパアーーン!!

手を合わせて初めてブリックリンの技量の凄まじさをダイレクトに感じる重装剣士。


「お前ら!逃げろおおおお!!」

必死にブリックリンに斬り掛かりながら重装剣士が吠える!!


その声に魔族兵達はビクンと体を鳴らして、

ウワアアアアアアアア!!!今度こそ残りの全員が逃亡を開始する!


「「へえ?男気があるじゃん?」」

重装剣士が聞いた異形の地龍の声は少年の声だった・・・

しかしその声は地獄の底から聴こえてくる唸り声だと思った重装剣士だったのだ。

「もうダメだぁー私は脱ぐ!もう脱ぐしかない!」


《きゃー!何してるのイリスー!???》


「ここまでの不振の脱却にはもうお色気しかない!」


《でも貴女ちっちゃくて可愛いけどお色気は・・・》


「例え寸胴でも需要あるかも知れないじゃん?!

うう・・・Orz・・・エルフ幼女がここまで需要がないとは・・・」


私・・・思うんですけど。


「なに?」


ここってスマホで読んでる人に全く認知されて無い気がするんです。


「なんだってーーー?!」


いえね?魔法世界の解説者方ではスマホの人達が結構読んでくれてるのですよ。

当然、私もスマホでも読み易い様に一行の文字数や改行を工夫して書いてるんですよ。

当然ここもそうですね。


《ああ・・・だからPCで見ると少しスカスカしてるんですね?》


なので作者自体はスマホ読みの人達に嫌われてないと思うんです。


「つまり?」


新作検索で弾かれてるんじゃ無いかな?って。


「そんな事ってある?」


「魔法世界の解説者」でスマホで読んでくれてる人達の比率と比べても

少しおかしいかな?って。

なので次の回で第一章終了なので一回完結して様子を見ます^^


第二章の開始は来週の日曜日からです。


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