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80話 「龍騎士隊イリス対スペクター」その3

《皆さん!ダメです!ガストンさんを中心に陣形を組み直しましょう!

ドンゴさん!ゴブリンの皆さんにも深追いしない様に伝えて下さい!》


エリカの指示で素早く密集陣形を取りブレスト達と距離を取る龍騎士隊イリス。

ドンゴは警笛をピーーー!ピピピーーーー!と鳴らす。


するとゴブリン達も隊ごとに密集陣形を取り魔族軍と距離を取り始める!

エリカに全幅の信頼を寄せる様になって来たので行動が素早い。


「ここで防御陣形とはなぁ!!本当にムカつくぜテメェらはよお!」


ブレストとスペクター達は密集して集団攻撃魔法を使おうとしたがその異変を

「真実の目」でエリカに素早く察知されて距離を取られて失敗してしまう。


しかし他の魔族兵の撤退する隙は得られたので最悪では無い。

命が助かり喜んで退却して行く魔族兵達。


「グリフォンロードおおお・・・テメェの仕業かああ・・・」

地獄の底から響く様な怨嗟の声を上げエリカを睨むブレスト。


《きゃーーー??!》おっかないのでシルフィーナの後ろに隠れたエリカ。

一連の動きの指揮をグリフォンロードが行っていたと見抜いたブレスト。


「へへ~んだ、負け惜しみはみっとも無いよぉ~、ダサいよ、君?」

ここでイリスがブレストを思い切り煽る、煽る、余計な恨みをエリカに向けさせたくなかったからだ。


ギラっ!とイリスを睨むブレストだがすぐに目線を外す。

「コイツと口喧嘩すると疲れる」と悟ったからだ。


「言い返せないんでやんのバーカ、バーカ、バーカ」


「テメェええ!!!」

やっぱりムカつくわあああ!コイツ!!!と思ったブレスト。

この口喧嘩の因縁は1000年に渡る事になる。


「テメェが大人になったらめちゃくちゃに犯し倒してやんよハイエルフ」


「出来るモノならやって見なさいよスケベ魔族、バーカ」


凄むブレスト、全く動じないイリス。視線がバチバチと交差する。

《あああ・・・私の可愛いかったイリスが・・・》

そう嘆くシルフェリアだったが1割強はお前の教育のせいだ。


さて、魔族軍が撤退したので戦う理由はお互い無いのだが・・・


「ブレスト様・・・もう少し連中の力を探るべきでは?」

ブレストの隣りに居たスペクターが小声でブレストへ提案して、

「・・・そうだな」ブレストも了承する。


《ええ~?まだやるの~?》イリスはウンザリしたが顔には出さない。

実はもう魔力切れが近くフラフラのイリス、出来ればお引き取り願いたい。


「そう言う事だ」


「良いだろう」


さっきまで槍使い同士一騎打ちをしていたロイと槍使いのスペクターが互いに槍を構えて対峙する。


「お前は逃げた連中を統率して退却しろ」


「了解しました」


《やったぁー!1人減ったぁ!》内心喜ぶイリス。


「私は皆んなの指揮を取り陣屋へ退却します。負傷者が多いので」

ここでゴブリンロードのドンゴは仲間の治療の為に引くらしい。


《ええ~ドンゴさん帰っちゃうの~?》残念イリス。


「ならドンゴ殿の代わりに俺達が残ろう、まだ暴れ足りないからな」

そう言ってオーガ隊の隊長と2人の部下が前に出て来た。


《やったぁー♪今度は3人も増えちゃたよー♪》テンションが上がった現金イリス。


「イリス殿、エリカ殿、シルフィーナ殿は後方へ支援をお願いします」

まだ全然ブレストへの警戒を解いてないガストンが今度は指揮を取る様だ。


「へえええ・・・テメェ・・・エリカって名前か?覚えたぞ」


《きゃん?!》


「しつこいねぇ、アンタ女の子にモテないでしょう?」つかさず煽るイリス。


「ほんっとムカつくなテメェは・・・で?これで6対7か?・・・んん?

まあ、こんなモンか?」ブォンと大剣を振るブレスト。

何か違和感を感じるブレストだった。


本当はシルフェリアも居るから6対8なのだが、

わざわざ教えてやる必要はないので黙っているイリス。


「じゃあ!!第二ラウンド!おっ始めぞぉ!!」


「行きます!!」


ブレストとガストンの号令で戦闘が再開された!


真っ先にオーガ3人が重装剣士に斬りかかる!

キィイイーーン!ギキキン!!

一撃目を避けるがすぐに2撃目、3撃目と連続攻撃が来る!

なかなか練度が高いトリニティの攻撃だ。


「ちっ!」思わず後退するスペクターの剣士。


それを見て「オーガは問題無し!」とブレストに突っ込んでいくガストン!! 


それ続きイリスも突撃しようとしたがシルフィーナに頭をパックンチョされた!


「ふぐぐう???」


「「私達の役目は「こ・う・ほ・う・し・え・ん・!」」

イリスを咥えたまま、エリカと後方へ飛ぶシルフィーナ。


「ぶーーーーーぶーーーーー」超不満気なイリス。


《もう魔力切れが近いからアタシ達は大人しく後方支援してましょうね》

そう言うエリカは少し震えている、ブレストが怖かったので無く、魔力欠乏症の症状が出始めているのだ。


「「そう言う事よ!私が援護いたしますから貴女達はここにいなさい」」


「ラッキー!!あのハイエルフ魔力切れかよ!いやー!!だっせぇーーー!!

バーカ!バーカ!バーカ!バーカ!バーカ!」

ここぞとばかりにイリスを煽り散らすブレスト。


ホビット呼ばわりより素直にハイエルフ呼ばわりの方が煽れると学習したブレスト。


「むーーーーー!!!!!」見事釣られて激オコイリス!やってやんよお!!!


パックンチョオオオオ!!!飛び出そうしたらまたパックンチョされた・・・


《らしてーー!!あのバカ魔族なぐるのーーー!!》

シルフィーナの口の中で手足をバタバタさせてるイリスだった。


《シルフェリア様!目標選定をお願い致しますわ!

まだ20発はアーク・トルネードブラストを撃てますわ!》


《了解!・・・口閉じたまま撃てるんですか?》


《あれは演出ですわ、本当は無詠唱で撃てます》

極大魔法を無詠唱で20発・・・風の大精霊とは凄まじい者である。

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