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33話 「イリス、師匠にはめられる!」

水晶攻略は順調に進んで残り僅かだろうと言う所でブリックリンから報告があって、

「ええーー?!」イリスの絶叫がイリスの部屋に響く。


「うん間違い無く次の水晶は地龍王の間にあるね」


グルンとクレアの方を見ると・・・

「ほほほほほ♪さてどうする?イリス」と笑われた。

絶対にわざとだとイリスは思った。


「いよいよラスボスの間じゃのう」と楽しそうに言ってる事から次の水晶で終わりだろう。

本当に長かった・・・ここまで来るのに半年掛かった。


最後にとんでもない試練をぶっ込んできた師匠、

「ぐぬぬぬぬ・・・」ここでリタイアしては半年の苦労が!

イリスは決断した、「攻略しちゃる!」と。


「ううう!ブリックリン!王の間にどうやって侵入すれば良いかな?」


《イリスーー?!》


「どうやっても何も普通に入れば良いと思うよ」


「普通?」首を傾げるイリス。


「別に王の間は立ち入り禁止じゃないからね。

問題はどうやって龍都の入り口の渓谷を降りるかだけど俺が飛べば良いだけだしね」


「つまり、イリスの根性次第と言う訳じゃな。

地龍王が見てる前で平常心で問題を解けるか?じゃな。

ちなみに最後はサービスで5000問に増量してある」


「なんていらないサービス?!」とイリスは思ったが引き下がる気は無い!


しかし地龍王クライルスハイムが黙って見てる前で、参考書を広げて問題を解く幼児エルフ・・・

確かに普通の根性だと居た堪れない!


《私なんかドキドキして来ましたよ!面白そうで》

「面白い言うな」シルフェリアも結構良い性格していると思う。


エルフは度胸!と龍都入り口の渓谷に来たイリス。

渓谷の下を覗くと谷底が見えない・・・


「ブリックリン・・・これ深さどれくらいあるの?」


「ちゃんと計測した事無いけど800mって言われてるね」


《凄いですねぇ、私も初めて見ました》


「えっ?!シルフェリアって龍都に来た事無かったの?」


《ええ、機会が無かったですから》


ここに居ても仕方無し!と言う訳でブリックリンが龍化して渓谷を降り始めた。


《あれ?ブリックリンは空を飛べますけど他の地龍の方はどうやってこの渓谷を登ったり降りたりしているのですか?》


「「基本的にはロッククライミングっす」」


《そっ・・・そうですか》

飛べ無いならそうするしか無いよね。


地龍的には訓練を兼ねているので苦にしてないとの事だ。

今日はイリスが居るから飛んで降りているたけでブリックリンも普通はロッククライミングで登り降りしているそうだ。


「えっ?!龍の姿で?!」


「「そうで無いと訓練にならないじゃん?」」


「皆んな色々と大変だね~」生きるって大変なのだ幼児エルフよ。


ちなみに生きて成長と言えばイリスはこの半年で2cm更に縮んだ。

「成長しないで縮むって・・・その内、無くなるの?私?」


《ちっちゃくて可愛いですよイリス!》


「慰めになってなぁーーーい!!」イリスはその後3時間いじけた・・・


800m降下しただけなのでイリス達は龍都入り口に着いた。

イリスはその光景に圧倒される。


超巨大都市


それしか言い様が無い、100m超えの高層建造物が向こう端が遠く見えなくなるまでズラリと並んでいる。


《なんだこりゃーーーーー?!!!》大絶叫のバカ精霊。


「シルフェリア!うるさーい!」頭の中で叫ばれて混乱したイリスはキレた。


するとブリックリンは龍化を解いて人の姿になる。

「これでもまだ建造途中らしいよ?宮殿はここを真っ直ぐ行った所にあるよ」

ブリックリンの指先を見ると建造物の中心に幅50mは有ろうかと言う大理石作りの大通りがみえる。


《なんだこりゃーーーーー?!!!》また叫ぶダメ精霊。


「だから叫ばないで!シルフェリア!」またキレるエルフ。


「もう良いかな?いくよ?」

話しが進まん!と歩き出すブリックリン。


「あっはい」素直にブリックリンと一緒に歩き出すイリス。


歩き出したも市内に地龍の姿は見えない。

「何で誰も居ないの?」当然の質問をするイリス。


「皆んな自分の家の地下室作りで潜ってると思う。

まだ上物しか完成していないって言ってたから」


《ええ?!これでまだ地下もあるんですか?!》


「どっちかと言うとそっちがメインだと思うっす」


「凄いねぇ、地龍さん達って」

ウッドエルフ達の近くに居るがあまり地龍の実情は知られて無い。

こんな物を作ってるとは考えもして無かったのだ。


「ここで生活をすると言うより「作る事に意義が有る」って感じだと思う。

寿命が長くて暇で何かしてないと退屈で死んじゃうから」


それで毎日コツコツと作り続けた結果がこの超巨大都市だとブリックリンは言う。

上で作るスペースが無くなったから「それなら下じゃん?」そんなノリで地下施設の建設を続けているのだそうな。


「ブリックリンも作ってるの?」


「当然」ニカリと笑うブリックリン。


「でも俺は新参者だから郊外の森の中に作ってるからここからは遠いよ?

水晶攻略終わったら遊びに来る?」


「行きます」こんな面白い物、見学するに決まってんじゃん!


新参者が郊外に家を作るのは別に差別されてる訳じゃ無くて「早い者勝ち」との地龍の考えからだそうだ。

スペースが無いので後から来た者は必然的に郊外になってしまう。


しかし歩いても歩いても宮殿は見えて来ない・・・

「宮殿見えないねぇ?」少し歩き疲れたイリス。


「うーん後3kmくらい先かな?」サラリと言うブリックリン。


《えっ?!つまりそこまで全部建物で埋め尽くされているのですか?》


「そう言う事っすね」


地龍やべぇと思いながらもキョロキョロと見学だけは怠らないイリス。

「でもやっぱり森の集落の方が好き」と呟いた。

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