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ナメクジナメちゃん人間カタログ園元久4話〜

第4話 社内恋愛要注意


日常の生活は久に怠惰を摸索するだけであった。アパートに帰り日記を付け郷里の両親に近況を報告する。研修期間が過ぎた頃久は大地ビルの営業方針と自らの役割を確認する事となった。

暗闇の作業に於いては恐怖心よりも探究心が優先する。また自律神経を活発にし若い久に欲情と勃起とを頻繁に起させた。作業着のズボンを膨らませる久は可哀想なジュニアと歓楽街に向かう事もある。

久は日記をたたみ上司の顔を追憶した。

今日の仕事は辛かった。あとは✕✕するだけてあった。今日ツナギの中で何度作業中ボキボキした事だろう。新婚ホヤホヤの扇情的な主婦が眼の下に隈を作り応対に出るなど範疇に無かった。

ツナギの下は毎度の事ながら濡れて黄色いシミを作っていた。そして主婦が作業中に社長と快楽に没頭する現場を観ようとは想像にもしなかった。

数々の歳月が過ぎ上司のつまみ食い等羨まなかった久であったが、ある日✕✕が実を結んだ。それは幼稚園以来初めての純粋な恋であった。

入社式の時から気に掛けていた丹下律子は4つ年上のふっくら美人である。名前の持つ因縁からか、久は彼女に深い同情と愛情を感じ始めた。

彼女は社内でタン痰ゲリ下痢小関取と誂われているが、歌の上手い健康娘である。

♪〜パパはパニックママは家出うちの家族は崩壊寸前♪〜兄は彼女を家に連れ込み受験勉強ぜんぜんしない

高校〜短大とパンクリッコというバンド活動をした

彼女の作る歌には才能があった。律子は社歌まで手掛けていた。

♪まんまるお目々に赤い鼻大地のポープさ久くん

夜中に買い物出かけたらみんなにサインをねだられた

宇宙人に間違えられたよヒサシく〜ん


彼女は久に気があるらしく社歌に名前まで織り込んで歌う。満更でもなかった久は、ある夜唐突にも律子から食事に誘われてしまった。

 

案内された日本酒場はグルメ誌に載る割には格安な料理店であった。だが久は暖簾を潜った時からやな雰囲気を察していた。胸騒ぎは的中した。そこはおよそ常人の神経では居られない場所でもあった。

腰蓑を纏い槍を持ち二人を迎える3等身の酋長がいた。律子が挨拶に腰蓑を捲ると金色の褌を身に着けていた。珍しさから凝視すると前掛けの部分に黒い刺繍が施されていた。

玉一郎という文字が少し滲んで読めた。

趣味で店を営っている玉はパントマイマーである。

律子とライブハウスで知り合った旧友だと話した。

♪地球で生まれ糞して育った彼は地球の一市民

生まれた時からコックに憧れ包丁握る商売目指した

地球で十年辛抱しました地球に小さな店を構えた

皮肉は上手いが料理は不味い三流市民のレストラン


目が慣れてくると内装が気になり出した。暗がりで久は判らなかったが腰掛けてる椅子は男根がモチーフのようだ。灰皿にはえげつない襞が付いている。豚足テーブルの象嵌は女陰が施され、芸術性の高さを木工家が誇っている。久が便器に落書きした作品群が立体的に存在していた。

メニューは久の想像力を不謹慎ではあるがラブホテルへ誘わせた。

律子の太腿にいやらしく伸びた手を律子は蚊でも止まった様に叩いた。

皮被りマラ煮付け、ヴァギナ壺焼き、律子の注文により次から次へと運ばれてくる。旨そうに口に注ぎ込む律子は悪食グルメであった。

あなたのはもっと大きいと涎を垂れた彼女のエッチな質問にはピピピッと欲情した。

思わず久は先程の失態にも構わず彼女の手を握り股に充てがってしまった。

指の愛撫に恍惚になると食事中の不謹慎ではあるか、微量だが発射してしまった。

彼女は弛んだ腹を揺すり久に告げた。アーメン友の会と言うのを知っている?!

いいえと久は答えた。

私はそこの大信者なんだよ。短大までは父の姓で蝶谷律子といったけど、みんな頭におまん付けるの。久はフルネームにびっくりしたが、両親が離婚して母親の姓にした丹下姓も変わらない。

入社式の時にお腹を壊したのが永遠に尾を引いている。律子は下唇を舐めて喋った。

アーメン友の会は麺類愛好家の団体で能面を被った人達が超麺類を探すサークルだよ。女性会員の中には独身男性のパンツに着いたメンが大好物な人もいるよ。

久ははたと考えて赤面すると律子の顔を見た。

これは何とも恐ろしい発言を聞いてしまった。

律子は失言と笑うと社内での上司のセクハラについて話し続けた。

大地ビルというのは一癖も二癖もある人間の集まり。

社長含め社員一同結束して更衣室の着替えを覗く日が曜日別にあるんだ

トイレには盗聴マイクが仕掛られ排便排尿の音が録音されている。テープで十巻程有りダビングされては秘密で売買されていると言うのだ。

久は怒りと共に大地ビルの風紀改善に尽力を果たす事を律子に約束した。


アパートで寝付かれない久は金表紙の音楽誌をめくった。陰毛が栞になっている頁では悪知恵に長けた女の下唇が載っていた。それが警告であり女が律子の分身であると気づくまで久は運命に翻弄されて行く。恋に慎重さを欠く一瞬が全ての不幸の起因である。


⑤H:ANA ONNA

アルバムタイトル 「ジッパーにウインナ挟んじゃいけないって法律あるの」


動物園の猿と変態行為をして指名手配されていた花女が火星の宗教団体にいる事が判明。初回プレス盤百万枚も作った物だからあまりに余っています。

音響技師の父の影響でドビュッシーを愛聴していた花女は地球でSM性愛の虜になり色々な男性関係を1枚の青春の思い出CDに打込みました。

花女からのメッセージが届いています。

私の恥ずかしいポーズのお写真と美しい陰毛を十枚以上買われた男性に差し上げます。

花女は父親の影響で自分の恥部を物心ついた時から撮り続けています。現在では2〜3万枚の成長記録があるとの事です。使い込んだ局部の写真集はファン成らずとも類人猿学上の資料としての価値があります。



久は翌日睡眠不足のまま律子を昼下りの公園のベンチで待っていた。せっかくのデートだと言うのに律子は考えなかったのだろうか。公園に行きたいと言うから来たが急にトイレに駆け込むなんて少し幻滅だ

煙草を吸って久は暫く考えていた。女の子は近いと言うから生理現象は仕方無いのだろうか。

煙草が十本燃え尽きても律子はまだトイレから出て来ない。公衆トイレ「エリーゼ宮殿」と亀さんの青いベンチを行き来する。

まさか女子トイレに向かって大声で名前を呼ぶ事も出来ない。煙草をまた吸っては暫く猶予してみた。

さっきマクドナルドでジュースを飲んだ時なぜ、トイレに行かなかったのか?いや、久より先に来ていたから先に行ってたのかもしれない、

すると今日トイレに何回行くのだろう。

疑問が明白になる程彼女の名の由来へと想像力が働いた。下痢をおしてまで来てくれた彼女に感謝しなければならない。何という自分勝手の男なのだと久は女子トイレの前で悩んだ。誰か女性が通り掛かったら頼んで見ようか?いや知らない女性の声に律子が返事する訳がない。律子はテブゲートで淑やかな女性だ。

笑うと下唇が出るが切れ長の目は慎み深くいつも久を慈愛の眼差しで見つめてくれる。

全ての女性の見本にはならないが唯一の恋人候補だ。

その律子にトイレの前で待ってる事自体、久の品性を疑われ夜を共に出来ない危険もある。

 その頃律子は密室の中で考えていた、それは予期せぬ出来事であった。小用を済ませてすぐ出る筈だったが、先程食べたチーズバーガーに当たったのであろうか!なんと大まで催してしまった。昨日おでんをご馳走になったのがいけなかったのか、竹輪に目が無い律子は5メートル程は食べたであろう。

暢気な性格の律子は困窮を逆手に自然に任せた。

それは何よりも想像力が働く空間としてトイレを愛していたからだ。まして初めてのトイレの場合は格別だった。便器で湯気を立てているお糞様を凝視して律子は自分の排泄物の運命について考えた。

このお糞様は排水管を通って旅に出る。汚水槽で一度仲間達と集い栄養価の高さを競うに違い無い。

何千人のお糞様が集積しているのだろう。ふと手をかけた律子は人間で良かったと思った。見上げれば宮殿の様なトイレにはピンク色のタイルで内装が施されている。タイルを下から数えては天井の照明に目線を留める。美しい淡い緑色の蛍光灯が律子を包む様に光を落とす。ふと我に返り律子は用意をした。

今はデートの最中だ、悠長な事はしていられない

あ〜律子はため息をついた。彼はまだベンチで待っている筈だ。咄嗟に用を足したまでは良かったがポケットティッシュを袋ごと便器に落としてしまった。

すぐ取れば使用できる紙も数枚あっただろうに、暫く呆気にとられてしまったおかげですべてが濡れてしまった。

歯を噛み締めたとき朝歯医者で入れた義歯も便に落ちてしまった。

前歯の無い姿で彼に会うことも出来ない。さっき迄は

白い歯が健康的な若さを醸したのに急に歯抜けになったら彼はなんと思うだろう

律子は悲しくて声を殺して泣いた。災難はこの狭いトイレの中で立て続けに起こった。涙とともに今度は入れたばかりのコンタクトレンズが落ちてしまった。

便の中に光るコンタクトと義歯、律子は覚悟を決めてハンカチを取出すと二つを取り出した。

しかしまだ、律子の仕事は終わっていなかった。ペダルを踏み流す事と用便の後を拭う事であった。紙の代用に律子はハンカチを使う筈であったが、いまハンカチの中にはコンタクトと義歯が包まれている。

そろそろトイレに入ってから35分近く経過している。彼はなんと思うだろう。義歯とコンタクトがお糞様の洗礼を受けたと言ってもただの言い訳だ。

この事実を悟られては一生負い目を見る、律子は決意すると下着に手をかけ考えた。ノーパンで歩けばもし万が一風でも吹き上げたらどう弁解できよう。

この場はブラジャーの方が良い。ブラジャーと考えてまた悩んだ。観察力の鋭い彼の事だからブラウスの後ろからラインも見ていた。ブラジャーの胸パットをちぎりスポンジを使用するという最終案に行き着いた。

その時律子は全日本ぺちゃパイコンテストの公募要領を思い出していた。黒ずんだ乳首がグランプリ獲得と笑いかけた。

もうただで残業中からかわれるのは嫌だ。同僚達におっぱいを吸われるのに嫌気がさしていたのだ。社長はお金をくれるけど、宗靜ニや脱腸の住職はもっとエッチな事も要求する。

そうだ、でよう!売名のため全日本おっぱいコンテストで優勝して女優さんになろう。

パンクリッコ時代は楽屋で盗撮された写真で全日本陰毛コンテストで優勝したくらいだ。

音楽で評判にならなかったのは悲しかったが、黄金のデルタと称されたのは嬉しかった。両親から勘当され短大も追放されたが札幌の街はいまでも故郷である。

停まることの知らぬ好奇心だけが東京に出てからも律子の唯一の希望だ。

律子は固い決心をした。その拍子に再びお腹が痛くなってきた。


……ベンチで音楽誌最後の頁を感動の感動のなか読み続ける久は宇宙の法則に戦慄を覚えた。

此れはただの音楽誌ではないと直感したのだ。

花女は女性が潜在的に秘めている傲慢さを極端に顕した模範例でもあった。

ふと雑誌の陰毛の栞を引くと何やらコードが延びてきた。なんと雑誌にイヤホンがついていたのだ。

耳にあてがい頁をめくると音楽が流れてきた。

鼓膜から脳に響く音楽は時代遅れのハウスミュージックであった。

声楽でずいずいずっころばしとやり、バックでラップでかもめの水兵さんが流れる。フュージョンとクラシックが融合してサンプリングで起床ラッパが鳴る。

デタラメな有様、トイレの水洗の音が流れる

ボテボテっと何かが落ちる音、そしてオナラが鳴る。

16小節で4小節毎に楽器の音色が変わる。

トータルなサウンドは環境音楽の様にも聴こえるが中でやってる事がキワモノだ。卑猥な言葉が男性合唱団のコーラスでかぶる。

亀頭氏プロデュース+変態五重奏団の作り出すサウンドと花女のイメージは一致点が多い。

放尿音、ゲロ吐き音、糞をチビる音を入れた珍しく臭い感情記録盤を制作しては分裂を繰り返す変人達は同胞なのだ。一部気違い達には絶大なる評価と強盗してでも購入したいという程の脚光を浴びている音楽が久には今ひとつ理解出来なかった。

読み掛けの音楽誌を膝に載せ真昼のベンチで久は律子を待ち侘びた。

彼女は宇宙旅行にでも行ったのであろうか?

あまりにも遅い!

再び音楽誌をめくると変態五重奏団の亀頭さんが花女の人間性について記述していた。

音楽業界も清掃業界と同じで人間が悪戦苦闘してる様である。久は二つの業界を対比して人生経験の参考にしようと努めた。

亀頭氏曰くの記事はかなり辛辣な表現であった。


前略親愛なる購読者よと文章ははじまる。


 久は数行のコメントを読み可哀想なくらい言葉を知らない花女に哀憫を感じた。アーティストの不幸な例が身にひしひしと伝わる。悲壮が脈打ち自分の意見をグラデーションが稀薄な音でしか表現出来ない花女の人生観の欠如に切なさが溢れた。

こだわりが多すぎる花女には音楽が如何に一過性の物であるか解らないだけだ。

なぜデジタルの人間がアナログに向かうのかを追求していない。デジタル音質としてのBGMに満足して情操にまで深入りしない。人間的なアナログへと感性が戻る自然回帰を否定する彼女こそ都会人、魂の貧困者であり文明の犠牲者でもある。

久は他人の情報から自分を楽しませるコミュニケーションを考えた。

一方通行の音楽、マニアだけの対象はそのマニアが個性がない連中ほど良い物だ。これは真理ではないのか!確かにプロはメデイアを媒介にコミュニケーションする連中だ。

久は再びイアホンを装着すると(ジッパー)を聴き始めた。デジタル録音でSNも良く一聴するとダイナミックレンジもある。一方的な情報を押し付けられるのでアナログ派には味が無い。没個性的で人間で言えば優等生のデジタル録音だ。

僕はそれで悩んで早朝駅のトイレに絵を描いていたのだと久は到達した、優等生は没個性だ。僕はだから作業員と言う職種に没頭したのだ。

独り言を呟く久を公園で子供と遊ぶ主婦達は不気味な男だと警戒していた。久は音楽誌により視覚と聴覚を完全に洗脳され始めていた。自分の作った通りに大衆に訴える。作家の情報が個人的であるから許される。

そうだ、その通りだ!俺は花女と共通する天才芸術家だと久は叫びたてた。でも花女も大衆も一人の人間だと言う事にも気付いていた。

作家が上で大衆が下と言う事は有り得ない。大衆の個性を無視するやり方はちんこすりだ。亀頭氏は嫉妬してるだけだと、げんこつでベンチを叩いた。

アバンギャルドは夢と野心と野望ロマンをごっちゃにする物だ。でも待てよと久は冷静になった。

アルバムを良く聴くとアーティストでは無くただのミーハーで格好ばかりつける上っ面の人間の様に花女が思えたからだ。

これは逃亡生活が意固地にさせたのか。普通の表現者は自己啓発に行き着くものだが、啓発する自己がない者には馬の耳に念仏、久は一瞬花女を弁護した自分に腹を立てた。レコードジャケットが雑誌に印刷されており、肩書好き人間だと解ったからだ。アバンギャルドクリエイターと書かれてあったのだ。

実際アーティストに肩書きは不要だ。

亀頭氏の述べている事は正しい。すべてが中途半端で他人の言葉が理解出来ない人間は生きてる限り苦労する。

プロデューサー亀頭氏はやはり一流だ。「音楽の垣根を取ることに固執するあまり、人格では最低ですがファンは見棄てないであげて下さい」とアンダーラインが引いてあった。

ふと異常に気付き公園を見回した。先程迄賑やかに遊んでいた主婦や子供が久を遠巻きに見つめて噂していた。久と目があう瞬間にその野次馬は木立に隠れていた。

イアホンを外し耳かすをほじると久は残り少ない頁をめくった。

音楽業界の内幕を論評欄では暴露していた。それによるとあの4989のタブローもナイチンシゲルと結託して作品を盗作していたそうだ。タブローはゲンバクというバンドで強姦しようやで大ヒットを出し朝田千代と結婚、数日の内に前科がばれ離婚、玉を舐めるのが好きな変態女優ナメコと再婚、現在盗作帝王と呼ばれている。またナイチンシゲルはインポテーションレーベルのもがいてザウルス、宮崎せんずりの金玉を万力で潰して指名手配、

半世紀前の事件ぼっきーど事件の被告人としても有名な亀頭氏は変態五重奏団に招かれ火星に逃亡!火星法経という隠れ蓑の宗教団体を作り、信者を集める傍ら裏では音楽業界に復帰する為の画策をしている様だ。

熱烈なマニアの君は花女の洗礼を受けよ!HーANA-ONNA!CDを仏前に飾り、日夜布教活動に勤めよ!と結ばれていた。雑誌も読破し退屈なる真昼の影がジャングルジムを格子に変える。その中で呆然とした久はある最終案に行き着いた。女子トイレを覗く事である。恐る恐る近づいた久の行動を制止する様に下校のや女学生の集団が入って来た。久は仰天すると雑誌を落とし逃げた。その奇声と同時に律子はすかさずトイレのドアをあけて外に飛び出して来た。後から女学生達が黄色い絶叫で野次る声が聞こえた。誰だか用便の後始末も出来ず出てゆく律子を連れ戻す少女がいた。

律子は自分は流したと嘘をたれまくっていた。だがお糞様はとぐろを巻いて便器にしがみついていた。嘘言うんじゃない!女学生がスカートをまくるとパンティをはいていない、。糞をパンティで拭いて壁にくっつけただろ!この嘘っくそったれ!となじる声が久に届いた。彼女をうかがうとたれたけど流したと懸命に弁解する豚の横顔が見えた。

もうこれ以上嘘をたれ通せないと察した律子は久に歯のない口で頼みだした。

改めて見る律子の素顔に慄く久は脳味噌が回転する不快さに思わず卒倒した。

  ………5話へ〜





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