2/2
夢の中の2話
ボーッとしていて、ナニモキイテナカッタ。でも名前、言ってような気がするから返すか。
「あ…、俺は神上 信悟。だけど?」
「よろしくおねがいしまぁすッ!!」
声……、デッカ。
「――って、ことです」
ある程度、話を聞いた。だいたい掴んだ。
「要するに、俺が君を助けたお礼にそのお国の方に来いとでも?」
「召換されたくなければですが。私は何がなんでも連れていきますよ?」
脅しかな?
「脅し中申し訳ないんだけど、俺のスマホどこ?まさか君、サロモン君みたいにスマホから出てきた?」
「脅しじゃあありません。スマホ?サロモン?なんですか??」
ポカンと首を傾げた。
「スマホってのは――…、連絡するときに使うやつ…かな」
圧縮して言った。
「えっと連絡石みたいなのですか?」
知らないんですけど。
「ま、そんな…カンジかな」
とテキトーに返した。
「あそこにありますよ?」
と指さされた先をみると――あった。
「あ、そっちですか」
多分、時計を指してたのだろうか。
ったく、この先どうなるのだろうか……。