表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/10

巨大な木

大工親方が弟子と共に諸国を廻っていました

途中土地神と言われる巨大な木がありました

高さは雲に届くようなものでした

親方はその巨大な木を見ないでささと走り去っていった


弟「親方 親方 弟子入りしてから今まであんな立派な木は

見たことありません

どうしてゆっくりあの木を見ていかないのです」


親「あんな役に立たない木をみてどうするんだというんだ

船を作れば沈んでしまうだろうに

桶にするには堅さが足りない

柱にするには虫に食われてしまうだろう

あれは役に立たない木なんだよ」


その夜親方は変な夢を見た


「おい!昼間はよくも俺の事を役に立たないと言ったな

もし俺が役に立つ立派な木なら

トックニお前たちに切り倒されているだろう

木にとって役に立つことは命取りなんだよ

俺の様な木が一番なのさ」


それは巨大な木の夢だった


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ