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10-あるかもしれないチート設定

「まーとりあえず始めるわけなんだけど、基本的な事とかは

きっとジェネシスの方がわかってると思うんだよねえ。

戦うことって、無理したりするわけじゃん?

魔法も同じなんだけどさ、使っていくと基本って忘れていくわけなんだよね。

だからすごーく教えにくいわけなんだけど、将来の右腕として頑張るよー」


えーっと?


「まあつまり適当にいこうぜってことだ?」


ユシル大笑い

「まあそうだねー」


だってほら、俺一般的なニートAだぜ

あんな意味わからんこと理解しろってほうg....(以下略

画面の向こうのあんただってそうだろ?


「で、魔法っていうのは、万物の理に逆らうことはできないんだよぉ

つまり、相手を直接的に死に至らしめる魔法とかはないわけなんだよねぇ

逆に死んだやつを生き返らせることもできないってわけー

あ、神官は別だよ?なんか特別な家系魔法らしーんだけどよくわかんない。」


おいおい神官、チート使って金儲けかよ

えげつねぇ。

まあ確かにゲームとしては珍しく復活魔法とか、

アバダ●ダブラ!とか某映画の直接的に死に至らしめる魔法はない。

だから、火の玉出してあてたりとかそんな感じなんだろうな。


「あーでも復活魔法に関しては神官が書に魔力を封じて1度のみ使えるってアイテムがあるよー

とんでもない値段するからそれこそ大戦とかにならないと使わないけどねぇ。」


うん、とんでもない法外な値段だった

10Mジニーってふざけてるだろ‥?

だから皆普通に神官の長ったらしい話聞いて1Mジニー払ってるってわけだ。

そりゃ10分の1で済めばそうするよな。

んで多分書のことは、国同士で戦争イベントとかが起こったりするんだが、

勿論その時は敵国領地にいるわけで、一々復活して自国に戻って

また出向くってのも時間ロスだから用意してくことを言ってるんだろうな、これは。


「ふーん」


とりあえず流す。

説明ばっかだと視聴者も飽きちゃうだろ?


「んじゃこのへんで適当に説明おわるよぉ。

どーしよっかな‥、まあ、とりあえず僕の右手見てて。」


言われた通り右手を見ていると、なにやら光が集まっていく。

カメ●メ波でも出す‥おっと。


そのまま右手を前方に差し出し、子供がよくやるような銃の形を手で作る。


「******」


ユシルの口元が動き何かの言葉を発すると銃の先端、

つまり人差し指の先から光弾が放たれた。

光弾っつーかむしろビーム。


「すげえ」


「ふん、何よあんな程度‥」

部屋の隅に待機しているセルフィが毒を吐く。

気のせいだ、気のせい。


「まーこんなかんじ。

魔法ってようはイメージなんだよねぇ

いま僕は、手に光を集めるイメージを持って、光を集めた

んで今度は遠くまで届くようにってイメージで飛ばしたわけ」


なるほどわからん。


「‥とりあえず、さっきなんて言ったんだ?」


「*****だよー」

「*****ですわ」


二人の声がハモり、両者睨み合う

女こえぇ。


しかしなんだ?

翻訳されないってどういうことだ。

表現の問題なのか?


「その言葉聞き取れないんだが‥」


ユシルがああ、と言い。

「そっか、こっちの人じゃないんだもんねぇ

光銃、っていえば聞こえるかな?

魔法って言い方2通りあって、簡単に言えば短いか長いかなんだよー

人によって魔力が込めやすいほうを選んで言ってるからねぇ

多分君は短いほうがいいんだろうねぇ」


あぁーわかったようなわからないような

運営の修正忘れで、魔法書と覚えた魔法の名前が違う

そういや光属性の魔法に、ライトニングガンってのがあった気がする

でその魔法書名が光銃だったような‥

ややこしー、めんどくせぇええ


「まーとりあえず、やってみなよぉ

イメージが大事、言葉を発するのは気合入れ的な?」


うーむと唸ってとりあえず真似て手を伸ばす‥


わけがない。


ほら、俺もしかしたらチート設定とかあるかもしれない

そんなださいモーションしないと魔法が使えないとかクソ設定無いと期待。

wktkwktk


光を、集める。


丁度胸のあたりくらいで光を集めるイメージをする。

まあ、俺んとこに集まれよ、退屈だろ って感じで。



んで待つこと数秒

‥俺待つのって嫌いなんだよね。

ぶっちゃけ集まってるように見えないけど

まあ放てると期待。


いけっ


‥シュインッ!


「‥?!」


ユシルが驚く、セルフィも驚く。

何より俺が驚く。


「光が集まってるように見えなかったよ、僕には‥

その無気力そうな棒立ちで何のモーションも見せず魔法を発動できる魔法力の高さ、

でも壁を貫くほどの威力‥さすがだよねぇ。」

惚れ惚れしたように言う、賞賛の声その1。


俺のイメージはイメージ通り光を集めて放ってくれたらしい。

光は文字通り光の速さで城壁を貫いていった。


「光のエネルギーではある程度の硬さをもつものは破壊できないという定義がなされていますわ。

さすがです‥リョウタさま。」

賞賛の声その2。


「俺‥すげえんじゃね?」

自画自賛乙。




うーむ、俺ホントにチート設定あったっぽい。

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