表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

トキメかない恋愛は私には合わないと思っていたけど、、、?

作者: 七瀬





”トキメかない恋愛は私には合わないと思っていたけど、、、?”




私は昔から男運が悪い!

何故なら? トキメク男としか今まで付き合ってこなかったからだ。

危ない男に魅力を感じていた私!

例えば? 中学2年生の時に付き合っていた彼は、”暴走族の総長!”

当時私より一つ上の先輩と私は付き合っていた。

いつも族同士で喧嘩ばかりしていた彼が心配だった私は、彼と別れたい

と何度か思った事もある!

頭を金属バットで思いっきり殴られ、何十針と縫っていたり、

骨折なんか日常茶飯事。

怪我が絶えない彼を見ているのが辛かった。

夜中に暴走族のみんなを連れて、バイクで騒音をブンブン言わせて

走るのが楽しかった。

高校生になると? 私は担任の先生と不倫の関係になった。

勿論! 周りには内緒だし、先生の奥さんには絶対にバレないように

していた。

社会人になってからも、会社の上司と不倫関係。

私はこんな恋愛しかできないのか?





 *




・・・でも? その会社の上司とようやく不倫関係が終わった後、

昔からの友達にある男性を紹介してもらった。

しかも? 彼はごくごく普通の男性ひとだった。

結婚もしていないし、彼女もいない、友達関係も良好で

家族仲もいい!

そんな普通の彼と私は付き合だした。

”全くトキメかない彼と初めて付き合った私は?”

居心地が凄く良いと感じていた。

トキメかない分、彼と一緒に居るだけで凄く癒されている私。

こんなの初めて!




『”何か考えてるの?”』

『えぇ!?』

『なんか今、真剣な顔してたし。』

『別に何にも考えてないよ。』

『そう。』

『うん。』

『今日の晩ご飯、どうする? 何処か食べに行く?』

『なんか家で作ろうか。』

『うん! 僕も一緒に手伝うよ。』

『えぇ!?』

『何?』

『手伝ってくれるの?』

『”普通、手伝うでしょ!”』

『手伝わないよ。』

『手伝わない方がいい?』

『逆! 手伝ってほしい!』

『なーんだ、イヤなのかなって思ったよ。』

『そうじゃなくて、男の人もそうやって手伝ってくれるんだって

思っただけだよ。』

『”今まで、どんな男と付き合ってたの!”』

『・・・・・・』

『ごめん、聞かれたくない話なんだよな、もう聞かないよ。』

『・・・ううん、』




・・・今の彼には絶対に、”私の今までの恋愛経歴を知られたくない!”

こういう事も私は初めて想った。

今までなら、元彼の話を今カレに普通に話していたし、

別に聞かれても気にもしなかったのに。

”今の彼には、元カレの話を絶対に知られたくないと強く想っている!”

私! きっと今の彼に本気なんだろうな。

本気で恋してるんだと思う!

いつかこの男性ひとと結婚したい!



『”今度の日曜日、空いてる?”』

『ううん、空いてるよ。』

『一緒に行ってほしいトコロがあるんだけど?』

『別にいいけど、何処に行くの?』

『それは行くまで内緒!』

『ふーん? そうなんだ。』

『うん。』







彼が私を連れて来てくれた所は、教会だった。

私にウエディングドレスを着せて、写真を撮ってほしいと彼が

前もって予約を取っていてくれたらしい。

ただただ写真を撮っただけだったが、私はこれで彼と結婚式を現実と

して考えるようになった。

トキメかない彼だけど、絶対に彼と一緒に居ると幸せになれる男性ひと

今の私はそんな彼が絶対に必要なんだと想える。


”トキメかない恋愛は私には合わないと思っていたけど、、、?”



少しは私も大人になったのだろう。

結婚相手は絶対に今の彼のような男性ひとがいいと心から想える

ようになったからだ。

”絶対に私は彼と幸せになります!”


最後まで読んでいただいてありがとうございます。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
本当に彼と幸せになって欲しいです(#^.^#)
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ