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ナチス将校、溺れて屈する。  作者: 秋乃まことゑ
おまけ

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25/27

後書きと参考書籍

 最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 この場を借りて、方々へのお礼の言葉を書かせてください。


 まずは、この物語を描くにあたり、大きなインスパイア、勇気、教養をくださった書籍の数々に感謝します。

 それを綺麗に保管してくださっている地元の図書館の皆さまにも。

 史実・手記・フィクション、どんな形であれ、発想を一冊の本として編み上げることは、とても難しいことです。

 奥付けに記載されている方々だけでなく、編集に関わった皆さまも、どんなに苦労されたことでしょう。

 いずれの本からも「届けたい」「読んでほしい」という熱意が、凄まじく感じられました。

 心より尊敬申し上げます。


 そして「小説家になろう」の運営さまにも、感謝の気持ちを記したいと思います。

 この物語を発想したのは十年前。

 ずっと心の奥にあった着想を、こうして一つの物語として表現することができたのは、ひとえに、運営に携わる皆さまのおかげです。

 公式企画「歴史の分水嶺」を打ち出してくださったからこそ、この重いテーマに着手することができました。


 だけど、私一人では、きっと書き切ることはできませんでした。

 いちばん励ましてくださったのは、読んでくださる画面の前の貴方です。

 この超マイナーな物語にアクセスしてくださる、お一人おひとり。

 貴方がいたからこそ、史実の重圧と向き合うことができました。

 本当に、ありがとうございます。


 思い返してみると、企画をキッカケに書いてみよう、と思った私の愚かさと言ったら!(蛇足タイム)


 その一、

 三ヶ月で完結できると見切り発車した、プロットの脆弱さ。


 その二、

「うーん、全年齢で書いてみるか。こういう歴史を知らない人もいるかもだし」と思った、覚悟のなさ。


 その三、

 そうして書き始めたところ、イスラエル、戦争勃発。

 アイヤー!

 国際事情に対して、いかに無理解であったか痛感しました。


 それまでの風潮とは一転して、ユダヤ人に向けられるヘイト。

 ユダヤ人は皆シオニスト、という考えもネットで散見されるようになり、自分自身も、この物語を書き続けていいのか、ずいぶん悩みました。


 こうして並べても……な、なんという短慮さ、恥ずかしすぎる。

 穴がなくても掘って入りたい。でも寒いのは苦手だから毛布にもぐって引きこもりたい(弱い)


 そこに運営さんが打ち出してくださった公式企画、「執筆応援フェア」「なろうチアーズプログラム」「連載投稿チャレンジ」。

 そして、こんな超マイナー作品にも関わらず、続けてアクセスしてくださる、かけがえのない読者の方々。

 まるで皆さまから輸血を受けているようでした。それぐらい、有り難かった。


 表題の通り、以下に執筆の参考とさせて頂いた書籍を記します。恐縮ながら、ごくごく一部になってしまいますが……

 敬称や副題について略すことをご寛恕ください。



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



「夜と霧 新版」

著 ヴィクトール・E・フランクル

訳 池田香代子

(みすず書房)



「強制収容所のバイオリニスト」

著 ヘレナ・ドゥニチ・ニヴィンスカ

訳 田村和子

(新日本出版社)



「ホロコースト」

著 芝健介

(中公新書)



「生きのびる」

文 田村和子

写真 山本耕二

(草の根出版会)



「縞模様のパジャマの少年」

作 ジョン・ボイン

訳 千葉茂樹

(岩波書店)



「第三帝国を旅した人々」

著 ジュリア・ボイド

訳 園部哲



「アウシュヴィッツの歯科医」

著 ベンジャミン・ジェイコブス

監訳 上田祥士

訳 向井和美

(紀伊国屋書店)



「国境で読み解くヨーロッパ」

著 加賀美雅弘

(朝倉書店)



「私はガス室の特殊任務をしていた」

著 シュロモ・ヴェネツィア

訳 鳥取絹子

(河出書房新社)



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



 アイデアを発想することは難しい。

 発想を物語にすることは難しい。

 まして、物語を作品として書き切ることも難しい。


 関わってくださったすべての皆さまへ、心からの感謝と敬意を込めて。





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