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第八話 王都にて

ここが王都かぁ、、

そう思いながらアレスさんに礼を言って王都の町を見て回ることにした。


まず分かったことがある。無茶苦茶広い。

到底一日では回り切れないような広さだ。そう思い俺はある所を訪れることにした。

そう、ポラリス国立王都魔法武術学校だ。


ここに来る学生はほとんどが魔法の上達が目当てであるため、武術の方はあまり意識されない。

というよりは武術はあらかじめ習っており実際の戦闘や魔法と組み合わせた戦い方を勉強する場合が殆どらしい。

試験内容はなんだろう、、

(この学校には記述試験と実技試験があり、実技試験の内容は当日まで明かされないのだ)

そんな事を考えながら王都を見て回っていると前世でもよく見たあれが通っていた。


そう、車だ。


王都に入る前に妙に整備された大きな道があったから不自然には感じていたが、まさかあったとは、、

ただどうやらエンジンで動いているというよりは、魔法を原動力として動かしている感じがした。

魔法が便利すぎるが故にあまり科学技術は普及していないのだろう。というかまず研究すらされていない気がする。

かつて地球でも錬金術の研究が盛んになったことがあったが、あれは不可能と証明されたからあの地球があるのであって、もし可能だったら錬金術に頼りきりになっていただろう。


正直、仕組みがかなり気になりジロジロ見ていた。

「よぉ、そこのあんちゃん、これに興味あんのか?ちょっとぐらいなら乗せて行っても良いぜ!」

いきなり陽気なお兄さんに話しかけられた。

「すいません、じゃあ王立王都魔法学校まで」


「えぇ?!貴族の方でしたか、これは失礼なことをしました。代金は頂きません」


「いえいえ、貴族ではないですよ。今度受験するので下見でもしておこうかと」


「なるほど、、平民の方であそこを受験するなんて、」


「まぁ貴族が殆どなのは知ってますよ。それでも頑張ります!」


「そうですか 頑張ってください!名前も知らないですが応援してますよ」


そう言って帰っていった。なんか元気をもらえたな。

さてここからどうするか、

とりあえず学校の周りを見てみた。


(学生でもない俺が中に入ることはできなかったし周りには貴族ばかりだった。。)


学校の奥には西洋の物語に出てくるような真っ白の大きなお城が聳え立っていた。

その周りにレンガのようなもので作られた大きな建物や、某映画のモデルともなったフランスのシャンボール城のような建物が入り口付近に建っている。

おそらくあれがメイン校舎なのだろう。

高校というよりは大学に近い広さだ。


出来ればこの校舎の近くの宿に泊まりたいのだが、、

貴族の受験者であれば、無料で宿を手配してくれるらしく驚きだ。


とりあえず近くにあったそこそこの宿に泊めて貰うことが出来た。

約2か月分だが、両親に貰ったお金で何とかなりそうだ。


よし、今日からはここに籠って勉強だー、


実技は内容が分からない以上対策のしようがない、

ならば筆記を頑張るしかないというわけだ。

とは言っても新しく学ぶことなんて魔法工学基礎とこの国の歴史ぐらいなんだが、

それ以外は前世の知識を生かせば何とかなるだろう。


試験まであと2か月頑張るか、、


そう言いつつも何か特殊そうな魔法がないか、例の魔導書を読んでいた。

すると闇の魔法がかけられたであろうページを見つけた。

封印のような形になっていたので、同じ魔法をかけてみた。

(聖魔法は効果がなかった)

すると封印らしきモノが解けて新しくページが増えた。

そこには悪魔召喚について書いてあった。

見るからに危険なので、試すのは後日にしよう。


そして試験一週間前にして読破した。

中には使えそうな魔法も多かったのである程度は習得しておいた。

まだ完全には使いこなせないが飛行魔法がかなり便利だということは分かった。


そこで恐らくこの本だけだろうという魔法だが

悪魔召喚と異空間収納だ。

悪魔召喚はかなりあからさまだし、異空間収納はとても便利なのに町を見てもそれらしき魔法を誰も使っていなかった。


正直悪魔召喚はかなり気になるが今は試験が優先だ。

歴史によると悪魔が国を一つ滅ぼしたこともあるそうだからな。



それから勉強に励みいよいよ今日が試験当日だ。

一日目の今日は筆記であり、明日が実技となる。

どこかでレダという人には会ってみたかったが相手の顔すら分からない以上会えないのは仕方なかった。


そして学校に着くなり明日の実技の内容が発表された。

事前に聞いた話では実技試験つまり明日の朝に発表だったのだが、

その内容とは



        【 班 別 総 合 演 習 】


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